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ソラリス&地球編 第2章 鷹は舞い降りた

第1話 みながセザールのことを忘れ始めたころ、その人は現れた。

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 セザールが地球を去ってから、ずいぶん月日が経ち、みながセザールのことを忘れ始めたころ、その人は現れた。

「知り合いから、名医ジャド師のことをうかがい、ご相談したいことがあって参りました」

「どなたのご紹介でしょうか?」

「私には、冗談で、破壊と再生の神シヴァと名乗っていましたが、本当の名前は知りません」
と旅人は答えた。

「それでは、雲をつかむような話で、お取り次ぎできません」
と門番は言った。

「その方には、ルシファーさまとヨハネさまという知り合いがいて、そのことを話せば、ジャド師にはわかると言っておられました」
と、旅人は言った。
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