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秘められた力
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「おじいちゃん、ただいま」
流時郎はコアラーについて教えてほしいと頼んだ。
「この間はお粗末さま。では早速だがコアラーとはなにか話そう。不確定要素もあるから都市伝説のようになるが、気負わずゆったりと年寄りの戯言に付き合いなさい。突然だが翔君は「宝石」というものを知っているかね?」
「あー、サファイアとかルビーとか......?」
「実は大昔、宝石は「隕石(いんせき)」からできたといわれているんだ」
「インセキ?やっぱりどこにでもズルをするヤツがいるんだな」
「それは「インチキだよ」」
「あーそうか。でもオレいとこ十一人もいるんだぜ!」
「それは「親戚(しんせき)」だよ~ん。ナイスボケ」
「翔君のボケに付き合うのもいいけど話を進めてよ」
「おぉ、そうか。。そして隕石から生まれてきた宝石を「コア」、それらと心を通わせられる者たちを「コアラー(corer)というわけなんだ」
けん玉と宝石?妙な組み合わせがオレの頭を困らせた。そんな時、流時郎が思い出した様に
「今日泊まっていかない?」
と言ってきた。そしてまたあのトロフィーだらけの部屋に......。
「翔君、ちょっと危ないから下がってて。見せたいトリックがあるんだ」
流時郎は少し辛辣な表情をしてサファイアを手に取った。
「いくよ!サファイア!!「波斬激流水」」
そして見る見るうちにサファイアが青みを増し、流時郎は時間を経るほど物凄いスピードでもしかめをした。オレは思わず唖然とし、かつ感嘆のため息と同時に、
「すげぇな。けん玉ってそんなスピーディーにできるのか。今のオレなら300年かかりそうだぜ」
「翔君もルビーに見初められたんだ。頑張っていればいつかコアトリックもマスターできるかもね!」
「コアトリック?」
「あぁ、おじいちゃん説明してなかったっけ?翔君がもっとけん玉を好きになって、もっとルビーと仲良くなればコアトリックも夢じゃない!」
「コアトリックかー。何がなんだがまだわからないけど、できたらスゲーカッコいいな!」
すると流時郎は唐突に
「あ、そうそう翔君。1週間後に僕と翔君が初めて会った公園でけん玉大会が開催されるんだけど、見学がてら一緒に行こうよ。もちろん僕も参加するけどね!」
「まあ、そうだな。百聞は一見にしかずともいうし」
「よしキマリ!じゃあ明日10:00公園集合ね!」
流時郎のような強者が揃うと思うと今から緊張してきたオレだった。
流時郎はコアラーについて教えてほしいと頼んだ。
「この間はお粗末さま。では早速だがコアラーとはなにか話そう。不確定要素もあるから都市伝説のようになるが、気負わずゆったりと年寄りの戯言に付き合いなさい。突然だが翔君は「宝石」というものを知っているかね?」
「あー、サファイアとかルビーとか......?」
「実は大昔、宝石は「隕石(いんせき)」からできたといわれているんだ」
「インセキ?やっぱりどこにでもズルをするヤツがいるんだな」
「それは「インチキだよ」」
「あーそうか。でもオレいとこ十一人もいるんだぜ!」
「それは「親戚(しんせき)」だよ~ん。ナイスボケ」
「翔君のボケに付き合うのもいいけど話を進めてよ」
「おぉ、そうか。。そして隕石から生まれてきた宝石を「コア」、それらと心を通わせられる者たちを「コアラー(corer)というわけなんだ」
けん玉と宝石?妙な組み合わせがオレの頭を困らせた。そんな時、流時郎が思い出した様に
「今日泊まっていかない?」
と言ってきた。そしてまたあのトロフィーだらけの部屋に......。
「翔君、ちょっと危ないから下がってて。見せたいトリックがあるんだ」
流時郎は少し辛辣な表情をしてサファイアを手に取った。
「いくよ!サファイア!!「波斬激流水」」
そして見る見るうちにサファイアが青みを増し、流時郎は時間を経るほど物凄いスピードでもしかめをした。オレは思わず唖然とし、かつ感嘆のため息と同時に、
「すげぇな。けん玉ってそんなスピーディーにできるのか。今のオレなら300年かかりそうだぜ」
「翔君もルビーに見初められたんだ。頑張っていればいつかコアトリックもマスターできるかもね!」
「コアトリック?」
「あぁ、おじいちゃん説明してなかったっけ?翔君がもっとけん玉を好きになって、もっとルビーと仲良くなればコアトリックも夢じゃない!」
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すると流時郎は唐突に
「あ、そうそう翔君。1週間後に僕と翔君が初めて会った公園でけん玉大会が開催されるんだけど、見学がてら一緒に行こうよ。もちろん僕も参加するけどね!」
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「よしキマリ!じゃあ明日10:00公園集合ね!」
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