日記というか雑記というか（2024年）

太平洋戦争？ 先の大戦？ 大東亜戦争！

　細い身体でバイクに乗り、道の駅ではおじ様たちに冷ややかな目で見られながら、旭川に行ってきました。
　以前から行ってみたいと思っていた、北鎮記念館と護国神社が目的地です。

　記念館には多くの来館者がおり、展示物も非常に充実しておりましたが、私は一枚の絵画にくぎ付けになりました。
　アッツ島玉砕を描いたものです。
　藤田嗣治さんの「アッツ島玉砕」は戦争絵画の世界最高傑作と言ってもいいものですが、記念館の絵画も傑作だと思います。

　その理由は兵士の目です。

　狂気に満ちた目でありますが、その奥底に家族や故郷を思う愛情が溢れているように見えました。
　自分の命と引き換えに妻や子や親を守るんだという決意と愛情です。
　私にはそのように見えました。

　オリンピックの度に旭日旗がどうだこうだというくだらない話が出ます。
　戦争の呼び名も「太平洋戦争」というよく分からない言葉を使います。
　日本は大西洋やマダガスカルでも戦闘を行い戦死者を出しています。
　太平洋ばかりが戦場ではありません。

　「先の大戦」、何ですかそれは。
　直接でなくとも、間接的に経済的に戦争にかかわったことは近代において何度もあるわけで、人によっては先の大戦は「朝鮮戦争」「ベトナム戦争」「湾岸戦争」「イラク戦争」の場合だってあるのです。

　「大東亜戦争」でいいではないですか。
　この呼称は正式に閣議決定されたもので、戦後の公文書でも使われています。

　昔、職場で「大東亜戦争」と言ったら、「その言い方はやめろ！」と上司に怒鳴られました。
　この上司は国を守った先祖への感謝もなく、利己主義いっぱいの生き方をしてきたのでしょう。
　戦後教育ここに腐敗極まれりです。
　私が、教員免許を取りながら、教師にならなかった理由はそこなんですけどね。

　ただ、国籍や信条に関係なく戦争に翻弄された方々がいるのも承知しております。
　護国神社のとなりにスタルヒンの像がひっそりと立ってます。
　ロシアから亡命して、日本のプロ野球で活躍して、でも生涯を無国籍で生きなければならなかった。

　批判もあるでしょうけど、先人の労苦にもっと理解を示してもと思う、そういうツーリングでした。