日記というか雑記というか（2024年）

ヒグマのいる生活

　北海道に生まれると、ヒグマという存在をとても身近に感じます。

「あそこの山には行かないように。山菜取りの時には気を付けるように。」

　こういったことを、小学校の担任からよく言われたものです。

　しかし、そんなことはあまり気にもしないで、友人と一緒に山へ行っていました。

　内地の人が聞くと、危険と思うかもしれませんが、田舎の爺さん婆さんはナイフや鉈を持っただけで、ひょいひょいと山に入って行ったものです。
　そして、ウドなどを大量に持って帰ってくる。

　クマ出没がこれほど大々的に報道されるようになったのは近年ではないでしょうか。
　無意味に不安感や恐怖感をあおっているようにも思えてしまいます。

　存在して当たり前のものが、ある日突然にマスコミによってモンスターとして報道され、視聴者がそれに踊らされている。
　その一方で、役場へ過激なクマ保護のクレーム入れる無責任なよそ者と、毅然とした態度をとることのできない役人。

「地元の生活を一番に考えたヒグマ対策をとっております。地元外の方と議論する必要性はありません。電話を切らせていただきます。」

　どうしてこういうことを役場の人は言えないのか。
　町長が腹をくくって指示すればいいと思うんですが。

　私はというと、クマ出没の看板を見るとついつい写真を撮ってしまいます。