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それも、賢者のおくりもの
12月24日 20:00①
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骨つきのチキンとベビーリーフのサラダ、キャベツと玉ねぎのコンソメスープという夕飯の後、暁斗が駅前で並んで買ったショートケーキを食べた。クリスマスにしては質素なディナーだったが、ゆっくり時間をかけて奏人と食事ができ、暁斗はすこぶる満足だった。奏人の顔を見ながら、コーヒーを飲み他愛ない話に興じて笑う。平凡だが幸福な時間だった。
二人で手早く食器を片づけ、リビングのソファに落ち着く前に、暁斗はパソコンデスクの上に置いた鞄の中からそっと、リボンに彩られた時計の箱と紙袋を出す。自分の部屋に戻っていた奏人が、リビングに戻って来た。
「……あ……」
暁斗は奏人の右手に、今自分が握っているものと同じ紙袋がぶら下がっているのを見た。奏人も暁斗の手許を見つめている。
「えっと……プレゼント交換、するんだよね?」
奏人はふわりと笑った。その笑顔を見て全てを悟った暁斗は、赤面したことを自覚した。……やっぱりあの日、ごまかし切れなかった。しかし彼が同じ紙袋を持っているというのは、どういうことなのか? 時計店の坂井は、そんなことはひと言も――。
「暁斗さん、突っ立ってないで座ろうよ」
「あ、うん」
二人並んでソファの定位置に腰を下ろす。
「これね、暁斗さんの大切な時計と一緒に使って欲しいと思って」
奏人はクラフト紙の紙袋を暁斗に差し出した。よく知る色と手触り。暁斗はそれを確認しながら、手に取った。自分が奏人に用意したのと同じ紙袋を、奏人その人から渡され、驚いて言葉がなかなか出なかった。
「あの……俺もそんな感じで……」
暁斗も紙袋を奏人に手渡す。彼は嬉しげに中を覗き、長い指をそこに入れた。
一緒に同じ大きさの箱を出し、ラッピングが違うことに感心し合う。
「あの奥さん、器用だなぁ」
「ほんとだね、可愛いし写真撮っていい?」
奏人はスマートフォンに手を伸ばし、テーブルに2つの箱を並べてシャッターを切る。
暁斗はどきどきしながら緑と銀のリボンを解く。こんな気持ちでクリスマスプレゼントを受け取るのは、子どもの頃以来のような気がした。クラフト紙を剥がして、濃紺の箱の蓋を開けた。
「ふふふ、宝石箱みたいだね」
同じように包みを解いた奏人が小さく笑った。
暁斗は箱の中に鎮座する時計に目を見はった。それは確かに暁斗が奏人に選んだのと同じ姿形をしていたが、店頭には無かった色だ。
「わ……綺麗」
奏人が横で声を上げる。ちょうど彼の手許に照明の光が当たり、暁斗が彼のために選んだ時計が箱の中できらりと輝いた。
それにしても、今手の中にある時計の文字盤は、何と渋くて艶やかな色をしているのだろう。淡いグレーの中で規則正しく動く細い針が文字盤の右に回り込み、紫色の石の傍らを過ぎた。新しいデザインと坂井は話していたが、この石が文字盤の色に変化をつけているのに気づき、暁斗は感心する。
奏人は箱を膝の上に置いたまま、左手首に時計をつけ始めた。思った通り……思った以上に、繊細なデザインの時計は奏人に似合った。細い手首に少し大きく見える文字盤だが、上品な白さが彼の肌の色によく馴染む。
「素敵だね、週明けに会社で自慢するよ」
嬉しそうに言って頬を上気させる奏人が愛おしかった。
奏人がせっつくので、暁斗も時計をつけてみる。綺麗過ぎて、自分にはもったいないと暁斗は思った。
「良かった、渋くなり過ぎないか心配だったんだけど」
奏人が言ってくれるのだから、きっと似合っているのだろう。暁斗は奏人のセンスを信頼している。
「ここの彫刻、違う柄なのか」
暁斗は奏人の手首に顔を近づけ、時計の台の精緻な模様を見比べた。
「そうだよ……ここの石は一緒?」
「新しいデザインって言ってたよ」
そうなの? と奏人は目を見開いた。
「僕は紫のニュアンスを入れて欲しくて、作家さんに提案されたんだけど……」
それはつまり、セミオーダーしたということか。暁斗はこういう時、ほとんど畏怖に近いものを奏人に覚える。彼は相手から受け取る自分の中のイメージを、その相手に様々な形にして伝えてくる。プレゼントはその好例で、相手に気に入って貰えると自信を持って提示してくるのだ。
だから暁斗は、自分では絶対に選ばない(選べない)ようなものを、奏人から贈られ幾つか所持しているのだが、そういうモノがまた一つ増えたということらしかった。
二人で手早く食器を片づけ、リビングのソファに落ち着く前に、暁斗はパソコンデスクの上に置いた鞄の中からそっと、リボンに彩られた時計の箱と紙袋を出す。自分の部屋に戻っていた奏人が、リビングに戻って来た。
「……あ……」
暁斗は奏人の右手に、今自分が握っているものと同じ紙袋がぶら下がっているのを見た。奏人も暁斗の手許を見つめている。
「えっと……プレゼント交換、するんだよね?」
奏人はふわりと笑った。その笑顔を見て全てを悟った暁斗は、赤面したことを自覚した。……やっぱりあの日、ごまかし切れなかった。しかし彼が同じ紙袋を持っているというのは、どういうことなのか? 時計店の坂井は、そんなことはひと言も――。
「暁斗さん、突っ立ってないで座ろうよ」
「あ、うん」
二人並んでソファの定位置に腰を下ろす。
「これね、暁斗さんの大切な時計と一緒に使って欲しいと思って」
奏人はクラフト紙の紙袋を暁斗に差し出した。よく知る色と手触り。暁斗はそれを確認しながら、手に取った。自分が奏人に用意したのと同じ紙袋を、奏人その人から渡され、驚いて言葉がなかなか出なかった。
「あの……俺もそんな感じで……」
暁斗も紙袋を奏人に手渡す。彼は嬉しげに中を覗き、長い指をそこに入れた。
一緒に同じ大きさの箱を出し、ラッピングが違うことに感心し合う。
「あの奥さん、器用だなぁ」
「ほんとだね、可愛いし写真撮っていい?」
奏人はスマートフォンに手を伸ばし、テーブルに2つの箱を並べてシャッターを切る。
暁斗はどきどきしながら緑と銀のリボンを解く。こんな気持ちでクリスマスプレゼントを受け取るのは、子どもの頃以来のような気がした。クラフト紙を剥がして、濃紺の箱の蓋を開けた。
「ふふふ、宝石箱みたいだね」
同じように包みを解いた奏人が小さく笑った。
暁斗は箱の中に鎮座する時計に目を見はった。それは確かに暁斗が奏人に選んだのと同じ姿形をしていたが、店頭には無かった色だ。
「わ……綺麗」
奏人が横で声を上げる。ちょうど彼の手許に照明の光が当たり、暁斗が彼のために選んだ時計が箱の中できらりと輝いた。
それにしても、今手の中にある時計の文字盤は、何と渋くて艶やかな色をしているのだろう。淡いグレーの中で規則正しく動く細い針が文字盤の右に回り込み、紫色の石の傍らを過ぎた。新しいデザインと坂井は話していたが、この石が文字盤の色に変化をつけているのに気づき、暁斗は感心する。
奏人は箱を膝の上に置いたまま、左手首に時計をつけ始めた。思った通り……思った以上に、繊細なデザインの時計は奏人に似合った。細い手首に少し大きく見える文字盤だが、上品な白さが彼の肌の色によく馴染む。
「素敵だね、週明けに会社で自慢するよ」
嬉しそうに言って頬を上気させる奏人が愛おしかった。
奏人がせっつくので、暁斗も時計をつけてみる。綺麗過ぎて、自分にはもったいないと暁斗は思った。
「良かった、渋くなり過ぎないか心配だったんだけど」
奏人が言ってくれるのだから、きっと似合っているのだろう。暁斗は奏人のセンスを信頼している。
「ここの彫刻、違う柄なのか」
暁斗は奏人の手首に顔を近づけ、時計の台の精緻な模様を見比べた。
「そうだよ……ここの石は一緒?」
「新しいデザインって言ってたよ」
そうなの? と奏人は目を見開いた。
「僕は紫のニュアンスを入れて欲しくて、作家さんに提案されたんだけど……」
それはつまり、セミオーダーしたということか。暁斗はこういう時、ほとんど畏怖に近いものを奏人に覚える。彼は相手から受け取る自分の中のイメージを、その相手に様々な形にして伝えてくる。プレゼントはその好例で、相手に気に入って貰えると自信を持って提示してくるのだ。
だから暁斗は、自分では絶対に選ばない(選べない)ようなものを、奏人から贈られ幾つか所持しているのだが、そういうモノがまた一つ増えたということらしかった。
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