緑の風、金の笛
小学6年生の奏人(かなと)は、家族の反対を押し切って、母の姉・涼子(りょうこ)の別荘のある安曇野に、帯広から一人でやって来た。ピアニストの伯母に音大の試験の伴奏を頼んでいて、練習のために別荘を訪れるフルーティスト・奏大(そうた)と知り合った奏人は、彼から友達になって欲しいと言われてどぎまぎする。そして奏大や伯母と接するうちに、自分が家族に対しどす黒い感情を抱いていることを認識せざるを得なくなり‥‥‥。
『あきとかな ~恋とはどんなものかしら~』スピンオフ作品です(本編をお読みでなくてもお楽しみいただけます)。主人公はその後立派なゲイに育ちますので、ややBL風味があるかもしれません。
『あきとかな ~恋とはどんなものかしら~』スピンオフ作品です(本編をお読みでなくてもお楽しみいただけます)。主人公はその後立派なゲイに育ちますので、ややBL風味があるかもしれません。
1 ひとりたび
2 まほうのふえ
3 こいのうた
4 おとなのはなし
5 いばしょのありか
6 じぶんのため、だれかのため
7 えんそうかい
8 おわかれ
9 はじまりの、はじまり
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【連載中】ラストサマーメモリー
綴子
BL
一年前の夏休みに亡くなった恋人・水野 要と交わした約束を思い出していた望は、明日から始まる夏休みを素直に喜ぶことはできなかった。暗澹とした気持ちで帰り支度をしていると、隣の席であるものの今まで全く話したことの無い柳川から話しかけられた。彼は困惑する望に断る隙も与えないまま、一方的に夏休み中に遊ぶ約束を取り付けた。
陽キャと陰キャが織り成す少し不思議な青春BL――。
pixivに同タイトルの作品がありますが、手直しして内容に変更があります。
表紙:簡単表紙メーカー
あいつが気になる夏
穂祥 舞
BL
県立高校の3年理数科クラスでクラスリーダーを務める平池遥大(ひらいけようた)は、特に親しくしている友人はいないが、常時学年ベスト3の成績とリーダーとしての手際の良さに、皆から一目置かれている。
文化祭が近づき、ホームルームでコンテスト形式の演劇の出演者を決めることになったが、いつも学校行事よりも自分の音楽活動を優先している嶋田奏汰(しまだかなた)が欠席していることに気づいた遥大は、嶋田に「ロミオとジュリエット」のロミオ役を押しつけてしまう。
夏休み、遥大のアルバイト先でライブがおこなわれ、バンドのメンバーに嶋田が入っていた。彼はフィドル(ヴァイオリン)奏者で、その情感あふれる演奏に遥大は驚き、彼への悪感情を少し和らげる。
新学期が始まり、遥大は嶋田が受験先を決められずに悩んでいることを知る。小さなアドバイスをして勉強を少し教えてやると、嶋田はすっかり遥大になついてしまい、その距離感に遥大は戸惑う。
「ロミオとジュリエット」の練習は順調に進んでいたが、ジュリエット役の女子生徒が事故で舞台に上がれなくなってしまう。理数科クラスには女子が少なく、代役がいない。棄権はしたくないというクラスの総意と、何故か嶋田がジュリエット役に遥大を推薦してきたことで、責任感から遥大はジュリエット役を受ける決心をするが、日頃感情を出すことの無い遥大にとって、女性役の芝居の練習は困難を極めて……。
☆完結保証☆ 自由闊達なわんこフィドラー×真面目で優秀なクラスリーダー(密かに美形)、という設定ですがほぼ青春物語で、主人公がにぶちん絶食男子高校生のため、ラブ薄めです。舞台は滋賀県、登場人物は全員こてこての関西弁です! 音楽・写真・演劇のエンタメてんこ盛り。
海に向かって
ひふみん
青春
「海に向かって」
――この言葉の続きは、旅の終わりに待っている。
高校三年生の夏、澤島昇は、中学の同級生四人と、自転車で海に向かう旅を計画する。しかし、そこにはなぜかもう一人、犬猿の仲で幼馴染の芹沢桜の姿があった。
思いがけない参加者に、動揺を隠せない昇と、この旅に一つの決意を抱いてきた桜。旅の中で、さざ波のように変化していく二人の関係だったが、その波は次第に周りも巻き込んでいく・・・
多くの少年,少女たちが思い描いた夏の想い出を、自転車と共に駆け抜けていく。
海×自転車×夏の物語。
追いかけて
皆中明
BL
ハヤトは元人気バンドのギタリスト。ある事情で引退したのち、サラリーマンとして働きながら、副業でサポートミュージシャンをしている。
ある日、長時間のレコーディングを終え、外階段の喫煙所へ行くと、美しい少年に出会った。少年は、憂を帯びた表情で妖しげな美しさを纏っていたが、ハヤトはそのまま目を背けようとした。
その時、ふと気になり少年の方へと視線を送り、彼が手すりの外にいることに気がついた。
右目の見えないギタリスト×左手が不自由なボーカリスト。心に傷を抱えた二人の、希望を追い求める物語。
冬馬君の夏
だかずお
大衆娯楽
あの冬馬君が帰ってきた。
今回は夏の日々のお話
愉快な人達とともに
色んな思い出と出会いに出発!!
祭りやら、キャンプ 旅行などに行く
夏の日々。
(この作品はシリーズで繋がっています。
ここからでも、すぐに話は分かりますが。
登場人物などを知りたい場合には過去作品から読むと分かり易いと思います。)
作品の順番
シリーズ1
「冬馬君の夏休み」
シリーズ2
「冬馬君の日常」
シリーズ3
「冬馬君の冬休み」
短編
「冬休みの思い出を振り返る冬馬君」
の順になっています。
冬馬家族と共に素敵な思い出をどうぞ。
「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。
因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。
そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。
彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。
晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。
それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。
幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。
二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。
カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。
こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。
【完結】僕は君を思い出すことができない
朱村びすりん
青春
「久しぶり!」
高校の入学式当日。隣の席に座る見知らぬ女子に、突然声をかけられた。
どうして君は、僕のことを覚えているの……?
心の中で、たしかに残り続ける幼い頃の思い出。君たちと交わした、大切な約束。海のような、美しいメロディ。
思い出を取り戻すのか。生きることを選ぶのか。迷う必要なんてないはずなのに。
僕はその答えに、悩んでしまっていた──
「いま」を懸命に生きる、少年少女の青春ストーリー。
■素敵なイラストはみつ葉さまにかいていただきました! ありがとうございます!