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神奈川雪枝

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絶対‼️

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初めて見たのは、
友達に誘われていった小さいライブハウスの会場でした。

チケット余ってるから良かったらと誘われて、
予定も無かったし、
ただ軽い気持ちで行ったのです。

彼はボーカル兼ギターで、
釘付けでした。

友達はCD特典で、
バックパスも当たってるといい、
私も同行することになりました。

凄く緊張した。
全然知らなかったバンドなのに、
さっき見たライブでもうファンでした。

さっき聞いた曲しか知らないのに、
メンバー全員の名前も言えないのに、

私は緊張してました。


バックパスで入ると、
メンバーが出迎えてくれました。

軽く談笑して、
握手出来ました。

それから私はファンクラブに入り、
ライブは必ず参加するようになりました。

覚えて貰えるように、
毎回同じ服で参加しました。

ライブの後は、
ファンレターもだしました。

バンドがSNSをはじめ、
メンバーも個別にSNSをはじめ、
私は常にチェックしていました。

そんなある日、
SNSからDMが届きました。

ボーカル兼ギターの彼からでした。

「いつも、花柄のワンピース着て来てくれる子?」

私はびっくりしました。

覚えてもらえてることに。

「今度昔からのファンを数人呼んでミーティングしようと思ってるんだ。来れる?」

私は直ぐにはいと返事しました。

いつものライブ会場で、
ミーティングは行われました。

メジャーデビューがしたいから、
応援宜しくというミーティングでした。

ボーカル兼ギターの彼は、
私と目が合うと、
話しかけに来てくれました。

「来てくれて、ありがとう!
いつもきてくれてるよね?」

「はい!大好きです!」


「名前、なんて言うの?」

「椿です。」

「いい名前だね。」

ニコッと微笑まれて、
私は赤面しました。

それから3ヶ月後くらいに
ツバキという曲が発表になりました。

私はライブでのサプライズ発表された時から、手が震えました。

ライブが終わって直ぐに
DMしました。

「今日、ライブ行きました!
ツバキって曲😭」

「名前借りちゃってごめんね?笑」

歌詞は、花のツバキをモチーフにした曲でした。


私は何度もライブに参加しました。

ツバキは、ファンからの支持も厚く
ライブでの定番曲になりつつありました。


私はできる範囲で、
CDを買い、
周りの人達に勧めました。

ライブで彼はいつも、
もっと上に行きたい。
もっと俺たちを信じて、
ついてきて。
と毎回言いました。

もっと、
もっと。

高みを目指す彼らの助けになりたい。


昼は事務、
定時で上がって、
コンビニの夜勤を始めました。

それでもライブには毎回参加しました。


売上が、
数字がものを言う世界。

私に出来ることはなんだってした。




私が応援して10年目、
ついにメジャーデビューが決定した。

遅咲きかもしれないけど、
私たちファンはみんな泣いて
祝福した。


永遠を見せてくれ。
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