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当然のようにTは居座り、口には出さないがミマヨもTがいつまでもいてくれることを願った。
Tが居着いて五日目の五月二十三日、午後九時から三時間、ミマヨを徹底的に責め立てたTは、ミマヨと繋がったまま、ぐしょ濡れの乳臭いベッドの中で言った。
「そのうち、盛肚の件でおまえは警察に疑われる。でも心配すんな。盛肚はおまえのマンションを出たあと行方不明になったんだ。おまえの容疑はすぐに晴れる。それよりも問題はもっと他にある」
「また別のオヤジが出てくるってことでしょ」
「そうだ。聖帝軍が潰滅しても、拳王軍が潰滅しても、悪党はいなくならかった。フリーザが死んでもセルや魔神ブウが出てきたし、Dioが死んでもディアボロやプッチが出てきた。おまえはここまで来るまでに何人もパトロンが変わっただろう、最終的におまえは国素の女になった。その国素がおっ死んだあと、すぐ盛肚が出てきた。盛肚は国素の前のパトロンだったんだろう?」
「うん」
「国素と違って、盛肚の生死はこの先ずっと不明だ。だがまたすぐに盛肚の前のパトロンか、または全く新しいパトロンがおまえに近づいてくるだろう。中学生だっておまえを抱きたいんだ、ましておまえのパトロンだった奴らならまた必ず近づいてくるだろう」
「…………」
「そいつら全部オレが片付けてやるよ。池の水全部抜いて、外来生物駆除するみたいにな」
Tがそう言ってくれることはミマヨにはわかっていた。
Tはミマヨの期待を裏切らない。
ミマヨにとってTは、自爆する狂信者の信じる教典のようなものだった。
ミマヨにとってTは生きた教典なのだ。
「ああっ! 好きよっ! 好き好き好きっ! あたしのTっ! 永遠に愛してるっ! もうどこにも行かないでぇ! あたしを一人にしないでぇ!」
ヤムチャに抱きついたサイバイマンのようにミマヨはTにしがみついた。
Tの肌をコーティングしている自分の母乳を今度は自分の舌でこそぎ落としにかかった。
Tをくわえ込んでいるミマヨのアワビ、その内部が蠕動を始めた。
「悪ぃ。オレ明後日からアメリカ行くんだわ」
ミマヨの動きがピタッと止まった。
なぁにぃぃぃいぃぃ~っ!
丑の刻参りを覗かれた鬼女のような気持ちになるミマヨ。
Tが居着いて五日目の五月二十三日、午後九時から三時間、ミマヨを徹底的に責め立てたTは、ミマヨと繋がったまま、ぐしょ濡れの乳臭いベッドの中で言った。
「そのうち、盛肚の件でおまえは警察に疑われる。でも心配すんな。盛肚はおまえのマンションを出たあと行方不明になったんだ。おまえの容疑はすぐに晴れる。それよりも問題はもっと他にある」
「また別のオヤジが出てくるってことでしょ」
「そうだ。聖帝軍が潰滅しても、拳王軍が潰滅しても、悪党はいなくならかった。フリーザが死んでもセルや魔神ブウが出てきたし、Dioが死んでもディアボロやプッチが出てきた。おまえはここまで来るまでに何人もパトロンが変わっただろう、最終的におまえは国素の女になった。その国素がおっ死んだあと、すぐ盛肚が出てきた。盛肚は国素の前のパトロンだったんだろう?」
「うん」
「国素と違って、盛肚の生死はこの先ずっと不明だ。だがまたすぐに盛肚の前のパトロンか、または全く新しいパトロンがおまえに近づいてくるだろう。中学生だっておまえを抱きたいんだ、ましておまえのパトロンだった奴らならまた必ず近づいてくるだろう」
「…………」
「そいつら全部オレが片付けてやるよ。池の水全部抜いて、外来生物駆除するみたいにな」
Tがそう言ってくれることはミマヨにはわかっていた。
Tはミマヨの期待を裏切らない。
ミマヨにとってTは、自爆する狂信者の信じる教典のようなものだった。
ミマヨにとってTは生きた教典なのだ。
「ああっ! 好きよっ! 好き好き好きっ! あたしのTっ! 永遠に愛してるっ! もうどこにも行かないでぇ! あたしを一人にしないでぇ!」
ヤムチャに抱きついたサイバイマンのようにミマヨはTにしがみついた。
Tの肌をコーティングしている自分の母乳を今度は自分の舌でこそぎ落としにかかった。
Tをくわえ込んでいるミマヨのアワビ、その内部が蠕動を始めた。
「悪ぃ。オレ明後日からアメリカ行くんだわ」
ミマヨの動きがピタッと止まった。
なぁにぃぃぃいぃぃ~っ!
丑の刻参りを覗かれた鬼女のような気持ちになるミマヨ。
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