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6話


屋敷を出てから気が付いたが、移動するための足が無い事に気が付いた。
ルピナ達は歩いて帰ろうとしている様だった。
結構馬車に乗っていた距離をいまから徒歩で行くのは危なくないのか?
しかもあのおっさんの無駄話のせいであと1、2時間もせずに日も暮れそうな太陽の位置だ。
いくらルピナ達が冒険者とはいえ流石に何とかしてやりたいと思った。

そこで俺がドラゴンフォームへ変身して3人を街の近くまで連れて行く事を提案した。

だがいくら俺が説明してもいまいちピンときていない様だったので実際にドラゴンフォームへ変身してみた。

・・・ぶっつけ本番だが、どうにかなるだろう。
とりあえず俺が思っているドラゴンをイメージする。
更に3人が窮屈せずに乗れる位の大きさもプラスしてイメージした。

案外簡単にドラゴンフォームへ変身することが出来た。
全長25m位にはなれたっぽい。
・・・ちょっと大きすぎたかもしれないな。

そんな変身した俺の背中に乗れと言っても、
彼女達3人とも俺をぽかーんと眺めるばかりで全然乗って来ない。

仕方が無いので3人を両手で優しく包み込む様にして運ぶ事にした。
流石に適当に背中へ放り投げる訳にはいかない。
まだ力加減が分からないので惨事になりかねないからな。

このやり方で運ぶ速度はやや遅くなるが仕方が無い。
この世界ではドラゴンや翼がある生物の背中に乗るって事があんまり無いのか?
ファンタジーな世界ならありそうなもんだがなぁ・・・。

そんな事を考えながら街付近の森へ着地すると3人をそっとおろした。

着陸した瞬間に蜘蛛の子を散らすようにモンスター達が遠ざかっていくのを確認できた。

試しに手のひらサイズの大きさになってみたが散っていったモンスターは一向に戻ってくる兆しすら無かった。

やはりどんな姿であろうと、俺という存在自体が脅威と認識されている様だな。

相変わらずポカーンとしている3人が正気に戻るまでルピナの色々な所を突いて暇を潰した。

幸い門が閉まる前に滑り込むことが出来たので良しとしよう。
泊まる宿も今日出発した宿に泊まることにしたようだ。
どうせなら暫くここを拠点にしても良いんじゃないかとさえ思っているんだが。
まあそこはルピナ達に任せよう。

宿に戻ってからルピナは気分が悪いと言いながら青白い顔でトイレへ行ってしまった様だ。
しきりに乗り物酔いではないことを強調していた。
だとすると体調が危ぶまれるが・・・いや過保護すぎるな。

とりあえずルピナがいつ戻ってきても良いようにニンゲンフォームになりバスローブを羽織る。
優雅にソファーにくつろぐと、備え付けの赤ワインを適当に開け、嗜んだ。

・・・どうも身体を重ねた雌に情が湧く・・・と言うよりも強烈な独占欲に近しい衝動が俺の中で渦巻いている。
相手の死すら許さない傲慢さも併せ持っている所がまた凄い。
だが、たかが死ともほんのり思っている節もある。
今の所想像も出来ないけれど、もしかすると死者すら容易く蘇らせる事が出来る、のか?

そんな事を考えていると、ドアをノックする音が聞こえてきた。

「えっと・・・入ってもいいですか?」

「ルピナなら今居ないぞ?」

「なら部屋で待たせてもらうから!」

そう言いながらアニスが入ってきた。
だが、俺の姿を捉えると、面白い位みるみる顔が赤くなっていった。
「・・・ニュ、ニュート、さんですよね?」

「ん?ああ、この姿では始めてるだったな。
まあ俺には構わず適当に寛いでくれ」

アニスは俺からそれなりに離れた非常にぎこちない動きで空いているソファーに座った。
だが、何も言わずにまじまじと俺の事を盗み見ている様だ。
コミュ障の割には視線は大胆なんだな。
少しいたずら心が芽生えたので少しからかってやることにした。

「なんだ?俺のワインが欲しいのか?」
そう言うとアニスが座っているソファーに座り、あえてアニスと密着するように隣に座った。

「・・・っ!」
アニスはガチガチに硬直した。
もはや誰が見ても極度に緊張しているのが丸分かりだ。

戦闘では勇猛果敢に前線で戦っている筈なんだが、
ギャップが凄いな。

「そんなに緊張するなよ?」

「は、はぃ」

仕方が無いので、俺はワインを含むとアニスへ口移し半ば強引にワインを流し込む。
だが、アニスは嫌がる素振りを見せず、されるがまま飲み込んだ。

「・・・ゴクン」

飲み込んだあと、ジッと俺の事を見つめてきたので、もう一度口移しでのワインを流し込む。

「・・・ゴクン」
アニスは再び俺の事をジッと見つめていたので、更に流し込む込もうとすると、
「待って、ワインはもういいの」
と言われてしまった。

「あの・・・さっきの・・・ファーストキスだったんだけど・・・」

そう言うと蒸気が出そうな位顔を赤くし、限界を超えたのか両手で顔を隠してしまった。

「・・・ルピナとはいつもこんな事をしているの?」

「こんな事挨拶みたいなもんだ。」

「あいさつ・・・ていど・・・?」

「なんだ興味があるのか?ルピナにしているのと同じ事をしてやろうか?」

「・・・ゴクリ」
俺はアニスが生唾を飲み込む音が確かに聞こえた。

「それじゃあ、いいんだな?」

「・・・(コク)」
アニスは顔を隠したまま、かすかに頷いた。
その答えを確認してからアニスをお姫様抱っこしベッドへ連れて行った。

アニスは頑なに顔を隠しているので、仕方なく服を脱がしていく。

・・・随分と脱がしやすい服を着ている。
下着も非常に扇情的だった。
黒色でスケスケってどんだけドすけべなんだ?
下着を脱がす時もちゃんと自ら腰を上げて脱がせやすくする位気が利いていた。

前衛職なのにスベスベできめ細やかな肌と傷一つ無い綺麗な引き締まった身体をしていた。
下着から解放された胸はこぼれ落ちんばかりのたわわさだった。
ムダ毛が綺麗に処理されているのも抜かりがない。

「まさか、コレを期待してきたのか?」
全裸にし終わったアニスへ尋ねた。

「・・・・・・・・・・」

「答えないならここでやめようか?アニス」

「・・・ちょっとだけ」

「ちょっとだけ?」

「・・・ちょっとだけ期待してましたっ!」

・・・少しいじめ過ぎた様だ。
顔を隠している隙間から涙が零れている。

「分かった続けるぞ」

「・・・(コクコク)」

だがそんな反応とは裏腹にアニスの秘部は完全に濡れそぼっていた。
「・・・ぐちゅぐちゅ」
碌に愛撫していないにも関わらず完全に仕上がっていた。
もうすぐにでも挿入出来そうな位だ。
これではまるで処女では無いのかもしれないと思ってしまう程だ。

それとも・・・ドMなのか?
いや無理矢理ファーストキスを奪ってワインも飲ませた影響かもしれない。
・・・まあ本人の同意も取れているので何の問題も無い。

俺のイチモツをアニス膣口にあてがいゆっくりと挿入していく。

ずぷずぷずぷ・・・
特に抵抗無く子宮口にキスをすることが出来た。

「あ、ああああぁぁあぅ♡」

子宮口を少し突いただけで気持ち良さそうな喘ぎ声をあげた。

「俺のはどうだ?」

「はぁはぁ・・・凄く、気持ちいいです♡」

いい加減アニスの表情を見たくなったので強引に両手を押さえ付ける様にした。

流石に驚いてはいたようだが、目を固くつぶり俺を見ようとしない。
俺も意地になって強引なディープキスで口内を犯す。
それと同時に腰をやや乱暴に打ち付け始めた。

「ん゛っ!?」

衝撃と快楽に耐えられなくなったのか目を見開いた。
「俺とヤッてるんだからしっかりと見るんだぞ?」

「はぃ!」

「これから種付けする相手を見ておかないでどうするんだ?」

「たね・・・つけ・・・?」
快感によって上手く理解出来ていないようだが一切気にしない。

「とりあえず1発出す」
そう宣言するとアニスの子宮口を潰さんばかりに鬼頭を奥深くへねじり込んだ。

「えっ?えっ?」

どびゅ!ビュルル!

アニスの子宮口をこじ開けるつもりで思いっきり最奥へ射精した。

「ーーーーーーーっ!!!」

アニスは声にならない絶叫を上げて気を失ってしまった。

それから3度程アニスの腹に射精したが、気を失っているとダッチワイフかオナホールを使っている様で飽きてくる。

抜かずに射精し続けたので腹が妊娠初期程度には膨らんでしまった。

逆流するとベッドが惨事になってしまうので逆流しないように魔法で固定化しておいた。
明日の朝には吸収されるだろう。
・・・多分。
それと同時にそこらのニンゲンどもより圧倒的に強靭になっていることだろう。
腟内射精1発程度で気絶されても、俺が困る。
最低でも5,6発射精するくらい耐えて貰わないとな。

そういえば結構な時間が経つがルピナは一向に帰ってこない。
少し心配になったのでパスで聞くことにした。
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