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本編
2.つまり、相手がDomなら誰でもいいと
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男はユウと名乗った。大学生、しかも成人したばかりだという。年上の男に迫られ困惑していた彼も、ホワイトレディを飲み干す頃にはテーブルの下で手を握り返すくらいまでには打ち解けてくれた。
大学二年生。文学部で社会学系に進む予定。甘いものが好き。過去にプレイ経験はある。染髪とピアスは大学デビュー。見た目こそチャラい、いや若者らしい見た目だが、語り口はしっかりしていて好感が持てた。
藤木に断りを入れ、二人で店の奥にあるプレイルームへ移動する。ひとまず二人でソファに腰かけた。ここなら店の監視もあるため、異変があっても対応してもらえる。
「遥さんは、」
「ん?」
拳三つ開けた距離を詰めながら、ユウが口を開く。随分パーソナルスペースが狭い。意外だったが、不快ではなかった。
「NGとかありますか」
「んー、ないよ」
「ない、ですか。じゃあ好きなプレイは? 苦手なことは」
「どっちも、特に」
遥の言葉に、ユウが戸惑ったように唇を引き結んだ。
というのも、一般的にNGがないのはよくないこととされる。DomのやるべきはSubの欲求を満たすこと、つまり主導権は突き詰めればSubにある。Subが好むのは、嫌うのは、絶対にしてはいけないことは。安心して心身を委ねるSubにDomは満たされるから、双方に益あるプレイのために相性の確認は大切だ。
が、ないものはないと言うしかない。
「ごめんね。本当になくて」
「……でも」
「あ、でも首絞めとかは嫌かな。命の危険さえなければユウくんの好きにしてくれていいよ」
いざとなったらセーフワード使うし。そう言うと、ユウは不満そうに頷いた。遠慮せずに絶対使ってくださいね、と念を押される。
「セーフワードはなんですか?」
「“ランドセル”」
「……わかりました」
ランドセル。口の中で神妙に呟くユウに、遥は訊き返した。
「ユウくんは? NG」
「オレは……」
ほんのり目尻を赤くしたユウが、遥の手を取ったまま考え込む。指先が手の甲を撫でた。
「嘘、吐かれること……かな」
「嘘?」
「はい。訊いたことにはちゃんと正直に答えてほしいし、その場限りのことは言わないでほしい。ちゃんと誰に支配されているのか自覚して……全部、委ねてほしい」
手を掴む力が強くなる。ずいと身を寄せられて、顔を覗き込まれた。
「遥さんは、嘘、吐きませんよね?」
「あ……」
うぶな若者が、飢えたDomに切り替わった。眸に浮かぶ色が、とろりと熱を帯びている。酒のせいではない。じんわりと視線が這ったところから焼かれるような痺れが走った。
Glareだ。勝手に膝が震える。跪きたいと脳裏で囁く声がした。
……なんだ、これ。
いつもはGlareをあてられても、こんなことにならないのに。
「遥さん」
「っ」
ユウのもう片方の手が、頬に触れる。瞬きひとつせずに見つめられていた。真っ黒な瞳孔に飲み込まれそうになる。
「ぐ、Glare……」
「はい、少し出しました。大丈夫ですか? 気分は」
「大丈夫……」
脈拍が上がる。むしろいい、というのはさすがに恥ずかしすぎた。だが大丈夫だなんて、そんなまさか。このまま当てられ続けたら勃ってしまいそうだ。じわじわと下半身に熱が集まっている。
「まずは、遥さんのことについて知りたいです。そうですね……なぜプレイにこだわりがないんですか? 話してください」
「あ……」
「言えませんか? 駄目ならセーフワードを。嘘を吐いたら、お仕置きです」
くぅ、と喉が鳴った。真面目な口調なのに、紡がれる響きの各所に支配欲が滲んでいる。
「む、かしから、Subの欲求が薄くて」
「というと?」
「あんまり支配されたいとか、なくて。でもCommandもらわないと不調になるから。だから、やってるだけ」
訥々と語ると、ユウは目を細めた。深く刻まれた隈を指の腹で撫でる。
プレイを欠かすと、まず眠れなくなる。続いて頭痛、注意力散漫。最後にはぶっ倒れて病院行きだ。プレイは好きでも嫌いない。いや正直面倒くさい。だが、多少はしないと日常生活すら立ち行かない。
「つまり、相手がDomなら誰でもいいと」
「……」
藤木との会話が蘇った。だからあんたは振られるのだと、呆れたような声がした。
ここで頷いたら、ユウも振るのだろうか。
――それは、嫌だ。
心の深くから湧き上がった感情に、遥自身が驚いた。
「遥さん、答えて」
ユウが促す。じりじりとGlareにあぶられながら、遥は言葉を探した。……嘘を吐いてはいけない。でも。
迷ったすえ、遥は首肯した。
「そう」
「オレじゃなくてもよかったんですね」
「……」
その通りだった。とりあえず誰かにCommandを貰おうと思って、目をつけただけ。遥が小さく頷くと、ユウは感情の読めない声で「わかりました」と呟いた。
……振られる。
遥はぎゅっと目を瞑った。Glareに当てられた身体が疼いている。このまま放り出されることを想像して、呼吸が浅くなった。
だが、遥を包んだのはDropの兆しではなく、温もりだった。
「よく言えましたね」
「……ぇ」
「言いづらかったでしょう。ありがとう、遥さん。いい子」
「ぁ」
与えられた褒め言葉に、抱擁に、身体にわだかまった熱が一気に膨らんだ。ぞくぞくと背中が震える。ユウの、Domの言葉に身体が逐一反応していた。こうなるのは初めてではない。だが、ずっと忘れていた感覚でもある。
「怒ってない……?」
「どうして? ちゃんと正直に言えたのに怒る理由はないです」
「誰でもいい、って」
「はい。でも、遥さんはオレを選んでくれました。どんな理由かは知りませんが、オレがいいと思ってくれたんですよね」
だから、怒りません。
優しい声が、耳をくすぐる。多幸感に思考がふわふわして、ひとりでに表情筋が笑みを作った。髪を、顔を撫でられるのが嬉しい。年下相手だとか、初対面同士だとか、そんなことはとっくに忘れていた。猫じゃらしを前にした猫のように動く手を追いかけては擦り付けていると、ユウが笑う。
「撫でられるのは好きですか?」
「ん、すき」
「では、ご褒美にしましょうか」
耳の裏をくすぐられて、遥は顎を引いた。こくこくと頷くと、ゆっくりと手が離れていく。名残惜しさに縋って、手を取った。両手で自分よりも若い右手を捧げ持って、顔を寄せる。指先に唇を押し当てて支配者の機嫌を窺えば、ユウは静かに遥を見下ろしていた。ぎらぎらと眸が光っている。
「舐めたいですか?」
「ん」
即座に肯定すると、ユウは唇を歪めた。
「遥さんって」
口づけたままの指先が蠢いて、遥の唇をつついた。
「Subの欲求、少ないんですよね?」
少し不思議そうな声だった。だが大部分は優越と満足が占めている。それはひどく遥を満たした。Domに支配されて喜んでいる。そんなSubらしい感情の乱れは、しかし遥には馴染みがない。
なかった、はずだった。
「Subらしくないって、よく言われる」
「本当に? いまの遥さん、とっても……オレに支配されたいって顔、してます」
「んぁ」
下唇をつままれ、引っ張られる。離される。
そんな戯れすらが心地よかった。そんな自分が不思議で、それ以上に快い。もっと、もっとと欲が募る。そうだ、Subってこんな感じだった。
「もしかして、嘘吐きましたか?」
「ちがっ……ついてない。吐いてない! 本当に普段は全然で、でも」
「オレにだけ?」
はっきり言葉にされて、遥の頬に朱が昇った。だが、嘘は許されないのだ。ぎこちなく頷けば、それはもう嬉しげにユウが笑う。
「可愛い。可愛い、遥さん」
「んな」
な、可愛い、って。そう言い返す前に額に柔らかい感触が落ちた。
キス、された。見開かれた遥の視界の中で、淡く色づいた口元が三日月を描く。
「もっと先に進みましょう。――おすわり」
与えられたCommandに、考えるより早く身体が動いていた。
――――――
明日から18:00更新になります。
大学二年生。文学部で社会学系に進む予定。甘いものが好き。過去にプレイ経験はある。染髪とピアスは大学デビュー。見た目こそチャラい、いや若者らしい見た目だが、語り口はしっかりしていて好感が持てた。
藤木に断りを入れ、二人で店の奥にあるプレイルームへ移動する。ひとまず二人でソファに腰かけた。ここなら店の監視もあるため、異変があっても対応してもらえる。
「遥さんは、」
「ん?」
拳三つ開けた距離を詰めながら、ユウが口を開く。随分パーソナルスペースが狭い。意外だったが、不快ではなかった。
「NGとかありますか」
「んー、ないよ」
「ない、ですか。じゃあ好きなプレイは? 苦手なことは」
「どっちも、特に」
遥の言葉に、ユウが戸惑ったように唇を引き結んだ。
というのも、一般的にNGがないのはよくないこととされる。DomのやるべきはSubの欲求を満たすこと、つまり主導権は突き詰めればSubにある。Subが好むのは、嫌うのは、絶対にしてはいけないことは。安心して心身を委ねるSubにDomは満たされるから、双方に益あるプレイのために相性の確認は大切だ。
が、ないものはないと言うしかない。
「ごめんね。本当になくて」
「……でも」
「あ、でも首絞めとかは嫌かな。命の危険さえなければユウくんの好きにしてくれていいよ」
いざとなったらセーフワード使うし。そう言うと、ユウは不満そうに頷いた。遠慮せずに絶対使ってくださいね、と念を押される。
「セーフワードはなんですか?」
「“ランドセル”」
「……わかりました」
ランドセル。口の中で神妙に呟くユウに、遥は訊き返した。
「ユウくんは? NG」
「オレは……」
ほんのり目尻を赤くしたユウが、遥の手を取ったまま考え込む。指先が手の甲を撫でた。
「嘘、吐かれること……かな」
「嘘?」
「はい。訊いたことにはちゃんと正直に答えてほしいし、その場限りのことは言わないでほしい。ちゃんと誰に支配されているのか自覚して……全部、委ねてほしい」
手を掴む力が強くなる。ずいと身を寄せられて、顔を覗き込まれた。
「遥さんは、嘘、吐きませんよね?」
「あ……」
うぶな若者が、飢えたDomに切り替わった。眸に浮かぶ色が、とろりと熱を帯びている。酒のせいではない。じんわりと視線が這ったところから焼かれるような痺れが走った。
Glareだ。勝手に膝が震える。跪きたいと脳裏で囁く声がした。
……なんだ、これ。
いつもはGlareをあてられても、こんなことにならないのに。
「遥さん」
「っ」
ユウのもう片方の手が、頬に触れる。瞬きひとつせずに見つめられていた。真っ黒な瞳孔に飲み込まれそうになる。
「ぐ、Glare……」
「はい、少し出しました。大丈夫ですか? 気分は」
「大丈夫……」
脈拍が上がる。むしろいい、というのはさすがに恥ずかしすぎた。だが大丈夫だなんて、そんなまさか。このまま当てられ続けたら勃ってしまいそうだ。じわじわと下半身に熱が集まっている。
「まずは、遥さんのことについて知りたいです。そうですね……なぜプレイにこだわりがないんですか? 話してください」
「あ……」
「言えませんか? 駄目ならセーフワードを。嘘を吐いたら、お仕置きです」
くぅ、と喉が鳴った。真面目な口調なのに、紡がれる響きの各所に支配欲が滲んでいる。
「む、かしから、Subの欲求が薄くて」
「というと?」
「あんまり支配されたいとか、なくて。でもCommandもらわないと不調になるから。だから、やってるだけ」
訥々と語ると、ユウは目を細めた。深く刻まれた隈を指の腹で撫でる。
プレイを欠かすと、まず眠れなくなる。続いて頭痛、注意力散漫。最後にはぶっ倒れて病院行きだ。プレイは好きでも嫌いない。いや正直面倒くさい。だが、多少はしないと日常生活すら立ち行かない。
「つまり、相手がDomなら誰でもいいと」
「……」
藤木との会話が蘇った。だからあんたは振られるのだと、呆れたような声がした。
ここで頷いたら、ユウも振るのだろうか。
――それは、嫌だ。
心の深くから湧き上がった感情に、遥自身が驚いた。
「遥さん、答えて」
ユウが促す。じりじりとGlareにあぶられながら、遥は言葉を探した。……嘘を吐いてはいけない。でも。
迷ったすえ、遥は首肯した。
「そう」
「オレじゃなくてもよかったんですね」
「……」
その通りだった。とりあえず誰かにCommandを貰おうと思って、目をつけただけ。遥が小さく頷くと、ユウは感情の読めない声で「わかりました」と呟いた。
……振られる。
遥はぎゅっと目を瞑った。Glareに当てられた身体が疼いている。このまま放り出されることを想像して、呼吸が浅くなった。
だが、遥を包んだのはDropの兆しではなく、温もりだった。
「よく言えましたね」
「……ぇ」
「言いづらかったでしょう。ありがとう、遥さん。いい子」
「ぁ」
与えられた褒め言葉に、抱擁に、身体にわだかまった熱が一気に膨らんだ。ぞくぞくと背中が震える。ユウの、Domの言葉に身体が逐一反応していた。こうなるのは初めてではない。だが、ずっと忘れていた感覚でもある。
「怒ってない……?」
「どうして? ちゃんと正直に言えたのに怒る理由はないです」
「誰でもいい、って」
「はい。でも、遥さんはオレを選んでくれました。どんな理由かは知りませんが、オレがいいと思ってくれたんですよね」
だから、怒りません。
優しい声が、耳をくすぐる。多幸感に思考がふわふわして、ひとりでに表情筋が笑みを作った。髪を、顔を撫でられるのが嬉しい。年下相手だとか、初対面同士だとか、そんなことはとっくに忘れていた。猫じゃらしを前にした猫のように動く手を追いかけては擦り付けていると、ユウが笑う。
「撫でられるのは好きですか?」
「ん、すき」
「では、ご褒美にしましょうか」
耳の裏をくすぐられて、遥は顎を引いた。こくこくと頷くと、ゆっくりと手が離れていく。名残惜しさに縋って、手を取った。両手で自分よりも若い右手を捧げ持って、顔を寄せる。指先に唇を押し当てて支配者の機嫌を窺えば、ユウは静かに遥を見下ろしていた。ぎらぎらと眸が光っている。
「舐めたいですか?」
「ん」
即座に肯定すると、ユウは唇を歪めた。
「遥さんって」
口づけたままの指先が蠢いて、遥の唇をつついた。
「Subの欲求、少ないんですよね?」
少し不思議そうな声だった。だが大部分は優越と満足が占めている。それはひどく遥を満たした。Domに支配されて喜んでいる。そんなSubらしい感情の乱れは、しかし遥には馴染みがない。
なかった、はずだった。
「Subらしくないって、よく言われる」
「本当に? いまの遥さん、とっても……オレに支配されたいって顔、してます」
「んぁ」
下唇をつままれ、引っ張られる。離される。
そんな戯れすらが心地よかった。そんな自分が不思議で、それ以上に快い。もっと、もっとと欲が募る。そうだ、Subってこんな感じだった。
「もしかして、嘘吐きましたか?」
「ちがっ……ついてない。吐いてない! 本当に普段は全然で、でも」
「オレにだけ?」
はっきり言葉にされて、遥の頬に朱が昇った。だが、嘘は許されないのだ。ぎこちなく頷けば、それはもう嬉しげにユウが笑う。
「可愛い。可愛い、遥さん」
「んな」
な、可愛い、って。そう言い返す前に額に柔らかい感触が落ちた。
キス、された。見開かれた遥の視界の中で、淡く色づいた口元が三日月を描く。
「もっと先に進みましょう。――おすわり」
与えられたCommandに、考えるより早く身体が動いていた。
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