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直接挨拶です!

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「エフェン様、この後少し付き合っていただけますか?」

「構わないよ。」

「ありがとうございます。ハスガヌア様は先に学園長室へ向かって下さい。」

「分かりました。では。」


歓声が続く中、短く会話をしてその場を後にする。
ハスガヌアは一足先に、学園長の元へ向かった。
試合が終わると、学園長室に来るようにと言われていたのだ。
しかし、私達には別に用がある。
向かった先は……


「くそっ……陛下からのご命令であるというのに…!」

「その話……詳しく聞かせていただきたいものですね。」

「っ!何者だ!?」

「初めまして。先程の交流試合、見ていただいていたようですね。」

「……ヴァリフィア…。それにエフェンだったな…。リゾンさ……リゾンと互角に渡り合っていた学生か。見事な戦いぶりだった。」

「お褒めに預かり光栄です。」

「さて、早速ですが本題に入りましょうか。」

「……。」


空気が変わり、隣国の学園長は戦いている。
私達はこの学園長がいる部屋まで瞬間移動したのだ。
試合が終わった後、移動したのを確認し、魔法を使い追って行くとこの場所に辿り着いた。
どうやら学園長専用部屋らしい。
隣には副学園長らしき女性が立っている。
女性は賢そうだ。
現に、私とエフェンをじっと見つめたまま何も言わない。
さらに何を考えているのか読めなかった。


「交流試合の代表者に、生徒以外を出場させていましたね。」

「僕が最初に戦った、リゾンという者です。貴方の言い方では、実力者のようですね。」

「……。」

「黙っていては、生徒ではないと肯定することになりますが。」

「嘘をついたところで、君達には意味がなかろう。……話してやろう。」

「学園長、よろしいのですか?」

「構わん。」


そうして、ことの全てを語りだした。
その内容はこうだ。
隣国の国王の命により、『賢華』ヴァリフィアの実力を確かめる為にこの交流会を提案し、開催を実現した。
リゾンは国内2位の実力者であり、協力をしてもらったのだと。


「とはいえ、君達との実力差があり過ぎたようだ。リゾン様でさえ、一瞬のうちに倒されるとは思わなかった。国王陛下には、この国に手出ししない方が良いと報告するつもりだ。」

「それは賢明な判断ですね。では私からも一言、国王陛下にお伝え下さい。この国に害をなそうとするのならば、容赦はしない……と。」

「っ……分かった…伝えよう。」

「よろしくお願いします。話は以上ですので、これで失礼させていただきます。」


私は瞬間移動でエフェンと共に学園長室の前に転移する。
丁度その時、ハスガヌアが来たのだった--
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