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シーズン3 ツンドラ帝国遠征編
シーズン3最終話 戦争のない白陸へ
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遂に天王ゼウスの治める王都オリンポスが見えてきた。
竹子は、虎白に抱えられながら帰路につこうとしている。そして、どうしても言ってもらいたい言葉を待ち望んでいる。愛している。その一言が、また聞きたいのだ。
「竹子......何度だって言ってやるさ......未来永劫俺は、お前のことを......」
「な、なんだこれはわあ!? 貴様ら全員南の人間かあ! 鞍馬どこだー!?」
秦軍の隊列の先頭から、頭二つほど抜きん出ている男がいる。赤い鶏冠とさかの兜を被っている男は、綺麗な顔立ちをしているが、勇ましさで溢れている。
男は怒り狂い、何度も虎白の名を呼んだ。
「アレスだ......おい竹子すまねえ降りてくれ! みんなを連れて走って白陸へ戻れ! 急げ竹子!」
竹子を降ろして直ぐに隊列から、離れて走った。虎白は、何度もアレスの名を呼んだ。
すると、怒り狂うアレスは、追いかけた。走れば砂煙が上がり、足跡は地面がひび割れている。そして雄叫びを上げながら、虎白へ飛びかかった。
「死ねー鞍馬あ!」
「アフロディーテが連れて行かれるぞアレス!」
「な、なに!?」
「おい、いいのか向こうだ! アレスに飽きて他の男を求めているんだ!」
「急いで案内しろ鞍馬あ! お前を殺すのはその後だ!」
虎白は、天上界に来てアテナと再会して記憶の断片を思い出している。このアレスという男が、いかに馬鹿なのかも良く知っていた。
同時に戦えば、絶対に勝てない相手ということも承知していたのだ。愛人であるアフロディーテが、何者かに連れて行かれているという嘘が、実は本当だということを虎白は、知らなかったのだが。
「鞍馬! アレス!」
「アテナ!」
「どうしたの?」
「姉上! 俺の女が、何者かに連れて行かれたそうだ!」
「え、それって......」
最後にアフロディーテを見た時には、ゼウスと共にいた。アテナは考えた。鞍馬が殺さていないということは、きっと嘘をついたのね。お父様と一緒にいるとは、鞍馬も知らないはず。このまま、案内するふりをして、北側領土を抜ければ。
「ああ、いたわよアレス! いいの? ひょっとして飽きられたの?」
「うわああ! 許せんなあ! 男を探すぞお前ら!」
虎白とアテナは、顔を見合わせて静かにうなずいた。既に王都オリンポスの町が見えているのだ。後少しだけ進めば、アレスが暴れることは許されない地域へと入る。
そんな時、天空が曇り始め雷鳴が轟いた。
「う、嘘だと言って!」
「ああ、嘘だよアテナ。 あいつは、それを言えば......」
「違うのよ! 鞍馬の言ったことは嘘じゃないの! 本当にいるのよお父様と一緒に......」
「な、なんだって!?」
雷鳴が鳴り響き、稲妻が落ちた。やがて雷は人形となり、ゼウスがアフロディーテを抱えている。アレスは立ち止まった。
「おいアレスよお。 自分の恋人を置いていくやつがあるか......いらぬのなら、わしがもらってしまうぞ?」
「ああ、そうだ俺はアフロディーテと一緒に歩いていて......鞍馬が俺の土地に入ったとかで......ん!? おい鞍馬あー!」
次の瞬間、アレスの拳が虎白の顔面を直撃した。それはもはや激痛という概念を通り越して、衝撃となっている。吹き飛ぶ虎白は、空中で既に意識を失っている。
被っていた兜は、粉々に砕け散り、頭部から激しい出血をしている。殴っただけでここまでの破壊力というわけだが、アレスは腰に差している剣を抜くと、吹き飛ぶ虎白を追いかけた。
「殺してやるぞ鞍馬ー! もう泣かすだけじゃすまねえぞお!」
虎白は意識を失い、夢を見ている。アレスに酷くいじめられている時の夢だ。何をしても、アレスが来て破壊され、泣かされてきた。まだ若く、幼い虎白はアレスの良い遊び相手だったのだ。
「どうだ鞍馬のガキが!」
「う、うう......」
「もっと泣けこのガキが!」
「我が愛弟に随分なことをしてくれるではないか。 愚息よ......遺言を聞いてやる。 覚悟は良いか?」
いつの記憶だろうか。アレスに殴られた衝撃で蘇ったのは、泣いている自分を守ってくれる誰かだ。
愛弟と口にしたのは、兄だろうか。顔は見えないが、その者は腰に差している二本の刀を抜くとアレスへ近づいた。アレスは、腰を抜かして、逃げ去った。
「あ、兄貴......俺は兄貴がいたのか......でもいつから離れた............」
虎白は失速して地面へ落ちようとしている。怒るアレスは、既に追いつき剣を振りかぶった。咆哮を上げながら、剣を振り下ろした。
その時、盾が剣を受け止めた。アレスの剣を受けても、傷一つない盾には、蛇の髪の毛を持つ女が描かれている。
世にいうゴルゴンの盾だ。
「や、やめなさいアレス......」
「邪魔をするな姉上! 俺は怒ってるんだ! 姉上でも邪魔をすると容赦しないぞ!」
「戦って勝てるとは、思っていないわよ......だから作戦があなたを凌駕するのよ......ヘルメス!」
「はいお姉様ー! 鞍馬をオリンポスへ運べばいいのですねーお安御用ー!」
伝令の神ヘルメス。彼もまた腹違いのアテナの弟だ。ゼウスは、複数の愛人との間に子供がいるのだ。ヘルメスは、アテナの頼みを聞いて虎白を自慢の俊足で運んだ。
「あなたを追いかけている時に、ヘルメスを呼んだのよ......冥府軍を止めるためには鞍馬は必要なのよ......理解していないのは、あなただけよアレス!」
「ああ! 待てヘルメス! いつも姉上に媚びてばかりだな!」
「僕は賢い方が好きなんですよー!」
虎白はヘルメスによって生還した。そしてアテナがゴルゴンの盾を持って、アレスを止めたことで秦軍、ツンドラも無事にオリンポスへ入ることができた。
ここから先は、ゼウスの土地であってアレスが暴れることは許されないのだ。ゼウスが近づいてくると、アレスの肩に手を置いた。
「もうそこまでにしておけ」
「ぐっ......父上! 鞍馬を俺の前に差し出してください! 父上の権力ならできるでしょうが!」
「そんなこと、私が絶対にさせないわよ。 オリンポスの議論の間で、決着をつける? お父様、それが天上法ですよね?」
「うーむ......そうじゃな。 ここはアテナが正しい......」
では無断で北へ侵入したことは。この一点で、ゼウスによる裁きを求めればアレスにも勝ち目があったかもしれない。
しかしこの戦馬鹿にそんな考えはできないのだ。アテナは、それも見越していたのだった。こうして、波乱の北側遠征は終わりを告げた。
結果として白陸は、国力が大幅に上がり、虎白を擁護ようごしたアテナにとっても、来る冥府軍襲来に向けて戦力を確保できたのだ。
帰還した虎白らは、休む間もなくツンドラの民を白陸に割り振った。人間と半獣族を地域で区切った。
それは、種族的な差別をなくすためであり、お互いに平和的に交流を深めていくという狙いがあったのだ。
メルキータ皇女は、白陸領、ツンドラ州の女帝となった。虎白は、正式に白陸帝国の皇帝となり、竹子と笹子、夜叉子、莉久は将軍となった。秦国は、白陸帝国との無期限の同盟を結び、軍事演習を繰り返して冥府軍襲来に備えた。
スタシア王国は、北側領土最大の超大国として成長したが、白陸とツンドラに追従しなかった属国の移民問題に追われている。ちなみに、属国の中で最強と呼び声のあったウランヌ女王のユーラ公国と雪豹の民は、白陸に入り、ツンドラ州ユーラ区域でメルキータ女帝の補佐官として暮らしている。
虎白の思い描いた戦争のない天上界の第一歩が、こうして実現したのだった。
「これは氷山の一角。 俺は天上界の全てを白陸のように平和な世界にする。 俺と同じ志を持つ嬴政やアルデンがいれば、必ずできる! お前らもこれからもよろしくな!」
シーズン3完
竹子は、虎白に抱えられながら帰路につこうとしている。そして、どうしても言ってもらいたい言葉を待ち望んでいる。愛している。その一言が、また聞きたいのだ。
「竹子......何度だって言ってやるさ......未来永劫俺は、お前のことを......」
「な、なんだこれはわあ!? 貴様ら全員南の人間かあ! 鞍馬どこだー!?」
秦軍の隊列の先頭から、頭二つほど抜きん出ている男がいる。赤い鶏冠とさかの兜を被っている男は、綺麗な顔立ちをしているが、勇ましさで溢れている。
男は怒り狂い、何度も虎白の名を呼んだ。
「アレスだ......おい竹子すまねえ降りてくれ! みんなを連れて走って白陸へ戻れ! 急げ竹子!」
竹子を降ろして直ぐに隊列から、離れて走った。虎白は、何度もアレスの名を呼んだ。
すると、怒り狂うアレスは、追いかけた。走れば砂煙が上がり、足跡は地面がひび割れている。そして雄叫びを上げながら、虎白へ飛びかかった。
「死ねー鞍馬あ!」
「アフロディーテが連れて行かれるぞアレス!」
「な、なに!?」
「おい、いいのか向こうだ! アレスに飽きて他の男を求めているんだ!」
「急いで案内しろ鞍馬あ! お前を殺すのはその後だ!」
虎白は、天上界に来てアテナと再会して記憶の断片を思い出している。このアレスという男が、いかに馬鹿なのかも良く知っていた。
同時に戦えば、絶対に勝てない相手ということも承知していたのだ。愛人であるアフロディーテが、何者かに連れて行かれているという嘘が、実は本当だということを虎白は、知らなかったのだが。
「鞍馬! アレス!」
「アテナ!」
「どうしたの?」
「姉上! 俺の女が、何者かに連れて行かれたそうだ!」
「え、それって......」
最後にアフロディーテを見た時には、ゼウスと共にいた。アテナは考えた。鞍馬が殺さていないということは、きっと嘘をついたのね。お父様と一緒にいるとは、鞍馬も知らないはず。このまま、案内するふりをして、北側領土を抜ければ。
「ああ、いたわよアレス! いいの? ひょっとして飽きられたの?」
「うわああ! 許せんなあ! 男を探すぞお前ら!」
虎白とアテナは、顔を見合わせて静かにうなずいた。既に王都オリンポスの町が見えているのだ。後少しだけ進めば、アレスが暴れることは許されない地域へと入る。
そんな時、天空が曇り始め雷鳴が轟いた。
「う、嘘だと言って!」
「ああ、嘘だよアテナ。 あいつは、それを言えば......」
「違うのよ! 鞍馬の言ったことは嘘じゃないの! 本当にいるのよお父様と一緒に......」
「な、なんだって!?」
雷鳴が鳴り響き、稲妻が落ちた。やがて雷は人形となり、ゼウスがアフロディーテを抱えている。アレスは立ち止まった。
「おいアレスよお。 自分の恋人を置いていくやつがあるか......いらぬのなら、わしがもらってしまうぞ?」
「ああ、そうだ俺はアフロディーテと一緒に歩いていて......鞍馬が俺の土地に入ったとかで......ん!? おい鞍馬あー!」
次の瞬間、アレスの拳が虎白の顔面を直撃した。それはもはや激痛という概念を通り越して、衝撃となっている。吹き飛ぶ虎白は、空中で既に意識を失っている。
被っていた兜は、粉々に砕け散り、頭部から激しい出血をしている。殴っただけでここまでの破壊力というわけだが、アレスは腰に差している剣を抜くと、吹き飛ぶ虎白を追いかけた。
「殺してやるぞ鞍馬ー! もう泣かすだけじゃすまねえぞお!」
虎白は意識を失い、夢を見ている。アレスに酷くいじめられている時の夢だ。何をしても、アレスが来て破壊され、泣かされてきた。まだ若く、幼い虎白はアレスの良い遊び相手だったのだ。
「どうだ鞍馬のガキが!」
「う、うう......」
「もっと泣けこのガキが!」
「我が愛弟に随分なことをしてくれるではないか。 愚息よ......遺言を聞いてやる。 覚悟は良いか?」
いつの記憶だろうか。アレスに殴られた衝撃で蘇ったのは、泣いている自分を守ってくれる誰かだ。
愛弟と口にしたのは、兄だろうか。顔は見えないが、その者は腰に差している二本の刀を抜くとアレスへ近づいた。アレスは、腰を抜かして、逃げ去った。
「あ、兄貴......俺は兄貴がいたのか......でもいつから離れた............」
虎白は失速して地面へ落ちようとしている。怒るアレスは、既に追いつき剣を振りかぶった。咆哮を上げながら、剣を振り下ろした。
その時、盾が剣を受け止めた。アレスの剣を受けても、傷一つない盾には、蛇の髪の毛を持つ女が描かれている。
世にいうゴルゴンの盾だ。
「や、やめなさいアレス......」
「邪魔をするな姉上! 俺は怒ってるんだ! 姉上でも邪魔をすると容赦しないぞ!」
「戦って勝てるとは、思っていないわよ......だから作戦があなたを凌駕するのよ......ヘルメス!」
「はいお姉様ー! 鞍馬をオリンポスへ運べばいいのですねーお安御用ー!」
伝令の神ヘルメス。彼もまた腹違いのアテナの弟だ。ゼウスは、複数の愛人との間に子供がいるのだ。ヘルメスは、アテナの頼みを聞いて虎白を自慢の俊足で運んだ。
「あなたを追いかけている時に、ヘルメスを呼んだのよ......冥府軍を止めるためには鞍馬は必要なのよ......理解していないのは、あなただけよアレス!」
「ああ! 待てヘルメス! いつも姉上に媚びてばかりだな!」
「僕は賢い方が好きなんですよー!」
虎白はヘルメスによって生還した。そしてアテナがゴルゴンの盾を持って、アレスを止めたことで秦軍、ツンドラも無事にオリンポスへ入ることができた。
ここから先は、ゼウスの土地であってアレスが暴れることは許されないのだ。ゼウスが近づいてくると、アレスの肩に手を置いた。
「もうそこまでにしておけ」
「ぐっ......父上! 鞍馬を俺の前に差し出してください! 父上の権力ならできるでしょうが!」
「そんなこと、私が絶対にさせないわよ。 オリンポスの議論の間で、決着をつける? お父様、それが天上法ですよね?」
「うーむ......そうじゃな。 ここはアテナが正しい......」
では無断で北へ侵入したことは。この一点で、ゼウスによる裁きを求めればアレスにも勝ち目があったかもしれない。
しかしこの戦馬鹿にそんな考えはできないのだ。アテナは、それも見越していたのだった。こうして、波乱の北側遠征は終わりを告げた。
結果として白陸は、国力が大幅に上がり、虎白を擁護ようごしたアテナにとっても、来る冥府軍襲来に向けて戦力を確保できたのだ。
帰還した虎白らは、休む間もなくツンドラの民を白陸に割り振った。人間と半獣族を地域で区切った。
それは、種族的な差別をなくすためであり、お互いに平和的に交流を深めていくという狙いがあったのだ。
メルキータ皇女は、白陸領、ツンドラ州の女帝となった。虎白は、正式に白陸帝国の皇帝となり、竹子と笹子、夜叉子、莉久は将軍となった。秦国は、白陸帝国との無期限の同盟を結び、軍事演習を繰り返して冥府軍襲来に備えた。
スタシア王国は、北側領土最大の超大国として成長したが、白陸とツンドラに追従しなかった属国の移民問題に追われている。ちなみに、属国の中で最強と呼び声のあったウランヌ女王のユーラ公国と雪豹の民は、白陸に入り、ツンドラ州ユーラ区域でメルキータ女帝の補佐官として暮らしている。
虎白の思い描いた戦争のない天上界の第一歩が、こうして実現したのだった。
「これは氷山の一角。 俺は天上界の全てを白陸のように平和な世界にする。 俺と同じ志を持つ嬴政やアルデンがいれば、必ずできる! お前らもこれからもよろしくな!」
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