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9話 異世界狩りを頑張らねば
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『な、な、ななななななぁにをぬかすかぁぁぁぁぁ!!!』
アテナの悲鳴が運営内に響き渡り、僕達は手を叩いて笑いまくった。
運営の力を利用した裏技による、本当の意味でのチート行為。ゲームで例えるなら、システムを直接弄って戦ってるようなものだ。
まぁ勿論、そんな都合のよい物じゃあないんだけどね。
「やったわねユウタ!」
「へへ、まぁ……ね……うぷっ……!」
凄まじい吐き気を催し、僕は崩れ落ちた。
頭が痛くて体もだるくなる。無理やり体を弄っている以上、反動も大きく出てしまうんだ。
シズナに助け起こしてもらい、僕は椅子に座り込んだ。
「無茶をして、お前が倒れたら元も子もないんだぞ」
「少し休めば大丈夫だよ、それにいずれ慣れるさ。こっちは神に喧嘩売ってるんだよ、代償無しで済むなんて、甘い話があるはずない」
反動が気分不快で済むならむしろ安いもの、皆を守るためならば、この程度の無茶なんてことはない。
「このまま転生者狩りを続けていこう。当面の目的は、神達の領域を荒らしに荒らしまくる。僕らの存在により注目させるためにね」
「少し危険な気もするが、何か考えがあっての事だろう?」
「勿論。奴らはいずれ、僕らの土俵に自ら上がり込んでくる。僕達が用意した罠にね」
神達の社会構造はよく勉強した、この仕組みを考慮すれば、奴らはある人物に泣きつくはずだ。
そしたら、奴らは自分から苦境に立つ事になる。地の利は我らにあり、だ。
「けど、貴方だけに全部を負担させるわけにはいかないわ」
「だから、これからはこちらも手を出させてもらうぞ。すでに他の連中にも話は通してある、全員協力してくれるそうだ」
「本当かい? それはとても心強いな……ありがとう」
僕は一人じゃない、魔王や皆が居る。これほど嬉しい事があるだろうか。
よぅし、異世界狩りをもっと頑張らないとね!
アテナの悲鳴が運営内に響き渡り、僕達は手を叩いて笑いまくった。
運営の力を利用した裏技による、本当の意味でのチート行為。ゲームで例えるなら、システムを直接弄って戦ってるようなものだ。
まぁ勿論、そんな都合のよい物じゃあないんだけどね。
「やったわねユウタ!」
「へへ、まぁ……ね……うぷっ……!」
凄まじい吐き気を催し、僕は崩れ落ちた。
頭が痛くて体もだるくなる。無理やり体を弄っている以上、反動も大きく出てしまうんだ。
シズナに助け起こしてもらい、僕は椅子に座り込んだ。
「無茶をして、お前が倒れたら元も子もないんだぞ」
「少し休めば大丈夫だよ、それにいずれ慣れるさ。こっちは神に喧嘩売ってるんだよ、代償無しで済むなんて、甘い話があるはずない」
反動が気分不快で済むならむしろ安いもの、皆を守るためならば、この程度の無茶なんてことはない。
「このまま転生者狩りを続けていこう。当面の目的は、神達の領域を荒らしに荒らしまくる。僕らの存在により注目させるためにね」
「少し危険な気もするが、何か考えがあっての事だろう?」
「勿論。奴らはいずれ、僕らの土俵に自ら上がり込んでくる。僕達が用意した罠にね」
神達の社会構造はよく勉強した、この仕組みを考慮すれば、奴らはある人物に泣きつくはずだ。
そしたら、奴らは自分から苦境に立つ事になる。地の利は我らにあり、だ。
「けど、貴方だけに全部を負担させるわけにはいかないわ」
「だから、これからはこちらも手を出させてもらうぞ。すでに他の連中にも話は通してある、全員協力してくれるそうだ」
「本当かい? それはとても心強いな……ありがとう」
僕は一人じゃない、魔王や皆が居る。これほど嬉しい事があるだろうか。
よぅし、異世界狩りをもっと頑張らないとね!
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