40 / 138
【第3話】幼なじみプレイ
08
しおりを挟む
オタクで腐女子。おまけにコスプレイヤーの姉ちゃんのお陰で、立派なオタクに成長した俺。オタクといってももっぱらBでL、ベーコンレタスなジャンルを含むアニメや漫画同人誌を読みあさるくらいで、俺自身はコスプレはやらされどもレイヤーまではいってないけど。
んー、ちょっと練習した方がいいのかな。コスプレってか、女装の。なんというか化粧の仕方とかコーディネートとかを勉強して、姉ちゃんがいなくても壱人と二人でデートに出掛けられるようにしておいた方がいいのかも知れない。
「泉、なに考えてんの。やけに余裕じゃん」
「……あ、んっ」
不意に体を揺さ振られて、ヘンな声が漏れてしまった。ちなみに今、俺たちしっかり繋がっております。年齢制限のあれでほら、詳しくはお伝えできないけども。
外出できないと部屋にこもるわけで、部屋にいると必然的にこうなるわけで。それを回避するためにもコスプレっつか、女装は必要かも。
(マジで自分で女装できるように練習しようかな……)
壱人にあんあん喘がされながら、そんなおバカなことを真剣に考えていた俺だった。
結局、日曜日の今日も散々、壱人に啼かされて、へろへろでフラフラしながら自分の部屋に戻った。まだまだ思春期真っ只中、青春真っ只中の壱人の性欲は衰えを知らず……、まあ、俺も人のことは言えないけど。
こないだも橋本に、
「米倉、おまえさ。最近、なんかやつれてねえ?」
とかなんとか言われてしまった。ちなみに橋本はしばらく俺のことを泉と下の名前で呼んでたけど、壱人が嫌がるから『やっぱり友達に下の名前で呼ばれるのは慣れなくて』とかなんとか適当な理由をつけて頼んだら以前のように名字の方で呼んでくれている。
別に行為自体は嫌いじゃないけど、体力的にも問題だ。冗談じゃなく、いつか壱人にやり殺されるんじゃないかと思っていたり。
もちろん『やり』の『や』は『殺』じゃなくて片仮名の『ヤ』ね。
めっちゃ大事にしてくれるし、その……、溺愛してくれるのは嬉しいんだけど、このままじゃどうにかなりそうだ。それと壱人の彼女の真実、まあ本当の意味での真実じゃないけどね。
せめて壱人の彼女は平凡な女子高生だって噂に変えて、嘘っこの美少女節だけでもどうにかしたかった。
んー、ちょっと練習した方がいいのかな。コスプレってか、女装の。なんというか化粧の仕方とかコーディネートとかを勉強して、姉ちゃんがいなくても壱人と二人でデートに出掛けられるようにしておいた方がいいのかも知れない。
「泉、なに考えてんの。やけに余裕じゃん」
「……あ、んっ」
不意に体を揺さ振られて、ヘンな声が漏れてしまった。ちなみに今、俺たちしっかり繋がっております。年齢制限のあれでほら、詳しくはお伝えできないけども。
外出できないと部屋にこもるわけで、部屋にいると必然的にこうなるわけで。それを回避するためにもコスプレっつか、女装は必要かも。
(マジで自分で女装できるように練習しようかな……)
壱人にあんあん喘がされながら、そんなおバカなことを真剣に考えていた俺だった。
結局、日曜日の今日も散々、壱人に啼かされて、へろへろでフラフラしながら自分の部屋に戻った。まだまだ思春期真っ只中、青春真っ只中の壱人の性欲は衰えを知らず……、まあ、俺も人のことは言えないけど。
こないだも橋本に、
「米倉、おまえさ。最近、なんかやつれてねえ?」
とかなんとか言われてしまった。ちなみに橋本はしばらく俺のことを泉と下の名前で呼んでたけど、壱人が嫌がるから『やっぱり友達に下の名前で呼ばれるのは慣れなくて』とかなんとか適当な理由をつけて頼んだら以前のように名字の方で呼んでくれている。
別に行為自体は嫌いじゃないけど、体力的にも問題だ。冗談じゃなく、いつか壱人にやり殺されるんじゃないかと思っていたり。
もちろん『やり』の『や』は『殺』じゃなくて片仮名の『ヤ』ね。
めっちゃ大事にしてくれるし、その……、溺愛してくれるのは嬉しいんだけど、このままじゃどうにかなりそうだ。それと壱人の彼女の真実、まあ本当の意味での真実じゃないけどね。
せめて壱人の彼女は平凡な女子高生だって噂に変えて、嘘っこの美少女節だけでもどうにかしたかった。
0
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説
ボクに構わないで
睡蓮
BL
病み気味の美少年、水無月真白は伯父が運営している全寮制の男子校に転入した。
あまり目立ちたくないという気持ちとは裏腹に、どんどん問題に巻き込まれてしまう。
でも、楽しかった。今までにないほどに…
あいつが来るまでは…
--------------------------------------------------------------------------------------
1個目と同じく非王道学園ものです。
初心者なので結構おかしくなってしまうと思いますが…暖かく見守ってくれると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる