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番外編
とある年明けーリム×フィルー
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ペンが紙を滑る音だけが響く空間。その手は止まることはない。
「リム」
「なんでしょう、フィル様」
「飽きた」
フィルは手を止めて、リムを見る。リムは冷ややかな目でフィルを見ていた。
「飽きたから何ですか?」
「休ませろ」
「ダメです。仕事が終わりません」
リムは書類の山を指差して冷静に言った。フィルも分かってはいる。今日中に終わらせるためには休憩なんてとっている暇はないと。でも、もう限界だった元々、書類整理は嫌いなのだ。
「今日は何日だ」
「12月31日です」
「あと、どれくらいで日付が変わる」
「あと3分です」
「リトルの所行かせろ」
フィルは立ち上がり、リムに抗議する。しかし、リムの表情は変わらない。
「ダメです。年越ししたいならここで」
「嫌だ」
「ダメです。リトル様はヒルエ様と年越しを行なっているので問題ありません」
「チッ」
フィルは舌打ちして椅子に座る。
「あと10秒、9、8、7、6、5、4、3、2、1。あけましておめでとうございます」
「明けちまった…。今年もお前と年越しかよ。おめでとう」
不服そうな顔でフィルは答える。
「年越しぐらいは独占させてください」
「なんか言ったか?」
リムの小さな呟きはどうやらフィルには聞こえなかった。
「年越しそばを作りましょう。ヒルエ様とリトル様の分も」
「よしゃ。リトルのところ行ってくる」
フィルは急いでリトルのところに向かう。リムは1人、そばの準備を始めた。
「私を…」
その続きはリムの胸の中に…。
「リム」
「なんでしょう、フィル様」
「飽きた」
フィルは手を止めて、リムを見る。リムは冷ややかな目でフィルを見ていた。
「飽きたから何ですか?」
「休ませろ」
「ダメです。仕事が終わりません」
リムは書類の山を指差して冷静に言った。フィルも分かってはいる。今日中に終わらせるためには休憩なんてとっている暇はないと。でも、もう限界だった元々、書類整理は嫌いなのだ。
「今日は何日だ」
「12月31日です」
「あと、どれくらいで日付が変わる」
「あと3分です」
「リトルの所行かせろ」
フィルは立ち上がり、リムに抗議する。しかし、リムの表情は変わらない。
「ダメです。年越ししたいならここで」
「嫌だ」
「ダメです。リトル様はヒルエ様と年越しを行なっているので問題ありません」
「チッ」
フィルは舌打ちして椅子に座る。
「あと10秒、9、8、7、6、5、4、3、2、1。あけましておめでとうございます」
「明けちまった…。今年もお前と年越しかよ。おめでとう」
不服そうな顔でフィルは答える。
「年越しぐらいは独占させてください」
「なんか言ったか?」
リムの小さな呟きはどうやらフィルには聞こえなかった。
「年越しそばを作りましょう。ヒルエ様とリトル様の分も」
「よしゃ。リトルのところ行ってくる」
フィルは急いでリトルのところに向かう。リムは1人、そばの準備を始めた。
「私を…」
その続きはリムの胸の中に…。
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