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……奈桜、とりあえず離れてください
しおりを挟む「ちょっと… 渚くん?僕の可愛い奈桜ちゃんに、なに抱きつかれてんのさ!」
「奈桜に触るな」
あからさまな敵意を見せる哲弥と遥に渚は溜め息つく。
「……奈桜、とりあえず離れてください」
「え?やだよ。だって、なっくんに会えたの久々なんだよ??」
ぐりぐりと抱き着いてくる奈桜、そんな奈桜に呆れた目を向けていたが‥
「奈桜…? この首筋の赤いのは… 何です?」
渚の目が鋭く光る
「えー? 赤い?なぁに??」
気まずい空気が流れる中、こてんと首を傾げる山田に渚はまた溜め息ついた。
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