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そもそも私に口答えできる立場ですか
しおりを挟む「ありがとう!!!みっちゃん!!」
「…………」
バシッ!
「いっって!」
「…なに、他人事のように見ているんですか、あなたのことですよ、誉」
「いきなり何しや《ゴンッ!!!》…ッ…てぇ!!」
「………言ったはずですよ、私は"スパルタ"だと。
そもそも私に口答えできる立場ですか。口の聞き方には気をつけなさい」
「て‥‥‥ 」
南に掴み掛かろうとした誉だったが、ス…ッとシルバープレートを構えた南が片眉毛を吊り上げたのを見て、すぐに口をつぐんだ。
「よろしい。…やればできるじゃないですか」
「南、お前… 俺を馬鹿にしてんだろ!?」
「…………」
ニコリ、と素晴らしい笑顔を見せた南に、誉は口元をヒクつかせる。
「……すごい‥ すごいよみっちゃん!!!この、たった短時間で誉をここまで言うこと聞かせるなんて!!」
「…おい、コラ」
さすがみっちゃん!!と、どさくさに紛れ抱きつく望月を適当にあしらい引き剥がす南、そしてそんな望月に『どーいう意味だ?』と睨み利かせる誉、
そんな誉にいろんな意味で溜め息つく南は‥
「………誉」
「ぐ…ッ!」
声のトーンを落とす南に誉は望月を睨むの止めた。
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