19 / 117
デジャヴ感を覚えるのは気のせいでしょうか
しおりを挟む「ふはっ!やばいよっ 平凡ktkr!!!王道転校生は来ないって諦めてたけどっ まさかの平凡転校生!!!わかります!何だかんだ言いつつ生徒会役員に溺愛されて最後は抱かれるんですね!!!!」
「…………」
「…………」
「「「……………」」」
古賀先生に言われた席に向かうと、隣の席の爽やかな顔の少年が意味わからない言葉の羅列をいきなり吐き出しました。
どうしましょう… 彼の言っている言葉が全く理解できません。新しい流行語なのでしょうか?
しかし、生徒会やら溺愛やら抱かれるやら… 単語が聞こえた気がするのですが、
とりあえず‥
呆れた顔をしている古賀先生に困惑した表情を向けてみました。
「はぁーっ…。おい、自称腐男子。転校してきたばかりの南を困らせてんじゃねぇよ」
腐…男子……?
なんですかソレ。あまり聞き慣れない言葉のようですが‥
「わかります!そうやって最後には愛を育むんですね!!!!」
「バカ!ちげぇよ!!!おい、黒瀬お前ホントにその口黙んねぇと俺ので塞ぐぞ?」
「………」
古賀先生の言葉を最後に黒瀬という自称腐男子?の少年が慌てて両手で自分の口を塞いだ。
「…………」
・・・・いえね? 別に今の状況に驚きはしませんよ?ただ、前の学園とさほど変わらない光景に…
なぜでしょうか。溜め息つきたくなります。
腐男子?というのは前の学園にいなかったと思いますが、もしかしたら私が把握していなかっただけかもしれません。
………で、結局
何を言いたいのか。
腐男子を除いて物凄くデジャブを感じます。
なぜでしょう…
もう関係ないはずです。こちらの学園に転校だってしました。しかし、胸がモヤモヤ‥ 少し胸騒ぎがします。
………きっと気のせいですね。
黒瀬という自称腐男子の彼と古賀先生のやりとりにきっと疲れたんです。えぇ、きっとそうに決まってます。
……気にしたら負けですね。
ふぅ… と小さく息を吐いて私は改めて黒瀬くんに目を向けました。
1
お気に入りに追加
832
あなたにおすすめの小説
冷たい花は温もりを知らない
知里
BL
【非王道】
「『貴方が気に入りました』」
主人公の鷲見怜佳は幼少期から周りに関心を持たない子どもだった。それは歳を重ねても変わることはなく、他人に興味を持たず、接し方もなにも分からないまま生きてきた為に冷たいだなんだとと、怜佳は徐々に周りから勘違いされていく。そんな怜佳を大きく変えるきっかになったのは高校に進学してから2年後----転校生新美紫苑が来てからのことだった。紫苑を中心に起こる学園の改革を経て怜佳は自身が想像もしていなかった変化を遂げる。この物語は人形と呼ばれた少年が人間へと成長していく、そんな物語。
※念の為R15とさせて頂きます
俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
全寮制男子高校生活~行方不明になってた族の総長が王道学園に入学してみた~
雨雪
BL
スイマセン、腐男子要素どこいった状態になりそうだったんでタイトル変えました。
元、腐男子が王道学園に入学してみた。腐男子設定は生きてますがあんま出てこないかもです。
書いてみたいと思ったから書いてみただけのお話。駄文です。
自分が平凡だと本気で思っている非凡の腐男子の全寮制男子校での話。
基本思いつきなんでよくわかんなくなります。
ストーリー繋がんなくなったりするかもです。
1話1話短いです。
18禁要素出す気ないです。書けないです。
出てもキスくらいかなぁ
*改稿終わって再投稿も終わったのでとりあえず完結です~
笑わない風紀委員長
馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。
が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。
そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め──
※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。
※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。
※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。
※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。
真冬の痛悔
白鳩 唯斗
BL
闇を抱えた王道学園の生徒会長、東雲真冬は、完璧王子と呼ばれ、真面目に日々を送っていた。
ある日、王道転校生が訪れ、真冬の生活は狂っていく。
主人公嫌われでも無ければ、生徒会に裏切られる様な話でもありません。
むしろその逆と言いますか·····逆王道?的な感じです。
平凡くんの憂鬱
慎
BL
浮気ばかりする恋人を振ってから俺の憂鬱は始まった…。
――――――‥
――…
もう、うんざりしていた。
俺は所謂、"平凡"ってヤツで、付き合っていた恋人はまるで王子様。向こうから告ってきたとは言え、外見上 釣り合わないとは思ってたけど…
こうも、
堂々と恋人の前で浮気ばかり繰り返されたら、いい加減 百年の恋も冷めるというもの-
『別れてください』
だから、俺から別れを切り出した。
それから、
俺の憂鬱な日常は始まった――…。
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
魔王なんですか?とりあえずお外に出たいんですけど!
ミクリ21
BL
気がつけば、知らない部屋にいた。
生活に不便はない知らない部屋で、自称魔王に監禁されています。
魔王が主人公を監禁する理由………それは、魔王の一目惚れが原因だった!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる