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第1章 月森ヶ丘自由学園
そりゃぁ、俺だってかわいい教え子達のためなら…
しおりを挟む「…話を戻します。
先生?いくら、面倒くさがりやな先生でも、生徒を危険な目にあわせたくないですよね…?」
岬は探るような視線を向け、結城を見据える…
「ま、まぁな…」
「それを聞いて安心しました。これで放置とか言うようなものなら、人としてどうかと思いますしね…
いや、先生がちゃんと人なりの心を持っていると知って安心しました。」
なんだか、物凄いことを言っているように聞こえるが、あえて気にしないことにしよう。
「ま、まぁな…。そりゃぁ、俺だってかわいい教え子達のためなら……
うわっ!やっぱ無理。慣れねぇことは言わねぇものだな。自分で言った言葉に寒気立つし!!」
うぉ~キモっ!!自分で言っといて言うものも、なんだが…気持ち悪っっ!!とブルブルと寒気立つ結城に岬は呆れた目を向け…
「…バカですね。無理して言うからですよ。
先生、時間を無駄にしたくありませんので、話を先に進めますね」
(コイツ…。今さらだが、どうして、こう…上から目線なんだ!!?)
岬の上から目線に若干、呆れる結城だったが…
(もう、いいや。気にしたら負けな気がする‥)
もはや、注意する気力さえなくなった結城。結果、諦めた‥。
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