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序章 英国フォルティア学院
え、なに!?なにクリフェイド、どうしちゃったのさ!?
しおりを挟む「ちょっ!何の騒ぎ!!!?」
騒ぎを聞き付けてやってきたのはちょうど公務を終えたアシスとカーティスだった。
――が、そんなアシスの声も聞こえないほど、クリフェイドの頭には血が昇っていた。
「――るさい!僕の邪魔をするなら全員出て行けぇぇぇええ!!!!」
自分のじゃない英理の席にあったパソコンをぶん投げたクリフェイド、
「え、ぇぇぇ゙えっ!?」
「ちょっ…」
何も知らない二人は突然のことにかなり驚いたが、危機一髪、飛んできたパソコンをなんとか躱した。
「あ… あっぶな!え、なに!?なにクリフェイド、どうしちゃったのさ!?」
「実はあの転校生が二度に渡って、室長の仕上げた資料を破いたっち!!!あの資料は明後日の会議に使われる大事な資料ッスよ!」
「え!?それ、本当なの!!!?」
あちゃーと困惑するアシスにカーティスも同じく困惑を浮かべた。
「明後日の会議といえば…… 少しまずいじゃないですか」
「前にも勝手に部屋に入られて、資料を破られたっちよ!?室長はそれから資料をまた一から作り直したっち!!
最近は徹夜でやっと仕上げた資料をアイツはまた破ったッスよ!?これは悪意があるとしか言いようがないっち!」
非難めいた目を英理やリチャード、周に向けた。
「な…っ!なんでそんな酷いこと言うんだよ!!!俺は… 俺はただっ!!クリフェイドが遊んでくれると思ったから… ぅッ ヒック…」
え… なんで泣くの!?
アシスは泣き出した周に困惑、英理たちは‥‥
「周っっ!!」
「会長っ いえ、王子っ!!!周を泣かすなんて… 貴方が王子でも許せませんよ!?」
周を泣かした?アシスを責めはじめた。
えっ 俺!?俺のせいなの!!!?
アシスはもうツッコミまくりだった。
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