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序章 英国フォルティア学院
…よくわかりました。父さん達なんか大っ嫌いです!!
しおりを挟む「大事な書類は破く!何か言えばすぐに泣く!!!生徒会の仕事は進まない… 今まで保たれていた学園の規律は乱れるっっ!いい加減にしてほしいのはこっちの台詞です!!!」
冷ややかな目を向けてくるクリフェイドにアクシオンは眉を潜めた
「クリフェイド、生徒会の仕事がいくら上手く進まないからと言って、人のせいにするのか?」
「……………」
その父の言葉に、クリフェイドがついにキレた。
「………へぇ、じゃあ父さんは何もしていない僕に謝れ、
そう… おっしゃるんですね。よくわかりました。父さん達なんか大っ嫌いです。僕に話しかけて来ないで下さい。さようなら!」
「「「「……………」」」」
まさに、しーん…という重たい空気が流れた。
「ま… ま、まま待ちなさい!クリフェイド!!!」
クリフェイドの言葉はアクシオンに大ダメージを与えたようだ
「クリフェイドが… っ クリフェイドが…」
あまりのショックに放心状態。さらさらと灰化していた‥。
「あ、おいっ!」
さらさらと灰化する父を無視し、スタスタと歩いていくクリフェイドに声をかけたアルバートは困惑を浮かべた
「おい… 父親はどうすんだ?」
くるっ
「何か言いましたか」
振り返ったクリフェイドは恐ろしく無表情だった。威圧感のある声にアルバートは溜め息、
「(はぁ…) いや、なんでもない」
こう答えるしかなかった。
「そうですか。用もないのに呼ぶなんて全く時間の無駄です。……不本意に増やされた仕事がまだ残ってますので、呼び止めるなら用があるときだけにして下さい」
カツカツカツ、と音を立てて去るクリフェイドに、アルバートは二度目の溜め息をついた。
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