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序章 英国フォルティア学院

恋仲の俺たちに嫉妬虫が妬いてるよ?という言葉に砂を吐きそうになった。

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まさかとは思ったが… 今だに信じられないクリフェイドは絶句。


「アゼル王子って… アシスの兄で、インターポールの… 性格最悪なアイツですか!?」



「誰が性格最悪だって…? ん??弟くん?」


嫌みのある声に、クリフェイドはげんなりした表情‥

ジルタニアスは、アゼルじゃん!なんて片手を振っている



「まったく失礼だね君は。俺とジルが意気投合したのは俺たちの性格とか喋り方が似てるからだよ?」


やってきたアゼルはジルの首に絡み付き、首を傾けクリフェイドを見下ろす



「……兄さん、僕は別に、そっちの偏見はありませんが‥

なぜ、よりによってこの男なんですか!?」



ああ似ている!確かに、喋り方は似てるけどな… ジル兄さんは嫌みは言わない!


「あれー?

ひょっとして、僕たち反対されてる??」


「ちがうよ、ジル。
恋仲の俺たちに嫉妬虫が妬いてるんだよ」



は・・・ はぁ!?
その嫉妬虫っていうのは僕のことなのか!!!!?
つか、人前でイチャイチャするな!!!


 はぁぁぁー…



人払いしたのだろう、アゼルは人の目気にせず、イチャつく。


クリフェイドの目の前で気にせずイチャつく二人に盛大に溜め息つき、視線を逸らしたそのとき、



クリフェイドは見た。



死角から覗く怪しい人影を--


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