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序章 英国フォルティア学院
予期しないことは本人が知らないところで起こるもの…
しおりを挟む…し、室長のっ…トラブル体質を甘く見すぎてたっち!!!
――――…
――…
その頃、ちょうどお昼時だったマコーネルは、国家機密情報機関内で何気にいつも楽しみにしているグルメリポーターの番組を見ていた。
いつも生中継でやっている街中グルメの紹介、いつもと何ら変わらぬ番組だったが、今日は少し違った‥
リポーターの女があちらこちらで街中の人間に突撃する、という番組なのだが…
どうも今日は違うらしい。
何やら、有名なエリート学園の制服を着た生徒らしき子供が街中を歩いていたとのこと、もちろん、好奇心旺盛で有名な女リポーターが放っておくわけがない。
……が、彼らの後をつけていくうちにスタッフには戸惑いの表情が‥
「まったく、どこの馬鹿なんですかね… あんな路地裏に行くなど… ま、私の知り合いにそんな馬鹿はいませんが」
カチャ、
カップに口をつけ紅茶を飲むマコーネルは優雅な一時を過ごす‥
部署内に取り付けられた大画面のテレビ…
数人の部下たちも各自デスクで昼食を取りつつ、いつもと違う番組に何やら釘付けだ
そこまではよかった‥。
――…が、その先が問題だった。
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