【完結】「君を愛することはない」と言われた公爵令嬢は思い出の夜を繰り返す
「君を愛することはない!」
鳴り響く鐘の音の中で、三年の婚約期間の末に結ばれるはずだったマルクス様は高らかに宣言しました。隣には彼の義理の妹シシーがピッタリとくっついています。私は笑顔で「承知いたしました」と答え、ガラスの靴を脱ぎ捨てて、一目散に式場の扉へと走り出しました。
え?悲しくないのかですって?
そんなこと思うわけないじゃないですか。だって、私はこの三年間、一度たりとも彼を愛したことなどなかったのですから。私が本当に愛していたのはーーー
◇よくある婚約破棄
◇元サヤはないです
◇タグは増えたりします
◇薬物などの危険物が少し登場します
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分かりにくくてすみません;;
そして更新が亀でごめんなさい…🐢
がんばりますので生暖かい目で見守っていただけますと幸いです……🙏🙏
感想ありがとうございます。
ガストラの台風はかなり手強いのです…!
感想ありがとうございます。
なんだか不穏な雰囲気になり過ぎてしまう傾向があるので、今後はさっぱりさっくりを目標にしたいです🥹(たぶん難しいのですが…)
番外編は好き勝手に書いた結果、なんだか入り切っていない部分もあるやもです…
またちょこちょこ追加するかもしれませんので、気が向いたらどうぞ遊びに来てくださいませ🎄
感想ありがとうございます。
最後まで読んでいただけて感謝です!
キャラクター的にミレーネのようなさっぱり系も書いていて楽しいことが分かったので、機会があればこういうキャラクターも主人公にしてみたいです^^
ミレーネの番外編は明日に投稿予定です。
グレイスと父の番外編を希望していただいて嬉しいです。駆け足で終わってしまったので、近々書けたらよいなと思います…!こちらこそ勿体無いほどのお言葉ありがとうございました!
感想ありがとうございます。
そうですよね、不器用な二人に好意的な方もいれば「もっとこう動けば良いのに…!」と思う方もいらっしゃると思うので、お気持ちは分かります;;
最後駆け足気味、とてもその通りです。ギクッ🌚
他の方の感想でも見かけたので、そのあたりに触れる話をどこかで番外編として追加出来ればと思います。お時間少し掛かるかもしれませんがごめんなさい…
その際はどうぞ宜しくお願いいたします。
感想ありがとうございます。
そうですね、なんだかんだ言って未だに話の引き合いに奥様の名前を出して来る父なので……まだ心の中には奥様の存在があるでしょうね。
薄い本の内容気になりますよね。番外編で載せたかったのですが力尽きたので、また力がみなぎったら更新させていただきますね。(でもR15で公開してるので控えめに…)
感想ありがとうございます。
イブでしたね、おめでとうございます🎄
このお二人のラストになりました。
たしかにシシーのことなので一服盛っていてもおかしくない……しかし、マルクスも満更でもなかったので自業自得感はありますね🥹
感想ありがとうございます。
デリックはレナードがイメルダに気があることを知っていてイメルダに興味を持った感じなので、イメルダが好き<レナードを打ち負かしたい…になっていたのかなと思います。昔知人に「他人の彼氏がよく見える」というタイプの女性が居たのですが、それの男版ですね。
マルクスは責任を取りたくない人なので、シシーとの行為で子供が出来るようなことがあるのかな…という疑問をイメルダは抱いたようでした。シシーは飲み歩いていたようなので、マルクスではない可能性もありますね。書けたらいつか真相を書きたいものです(・ω・`)
ミレーネの方が王太子妃としては相応しい人格なんでしょうが、王妃もああいう感じだけど上手く回っているので、ありかな…と。今後の成長に期待ですね!
番外編も勝手な内容ですが、楽しんでいただけますと幸いです。ご愛読ありがとうございました!
感想ありがとうございます。
デリックみたいに上辺の優しさを見せてくれる人って居ると思うんですよね。そして責任転嫁がお好き。
もう少しで完結なので綺麗さっぱり一掃できるますように……
感想ありがとうございます。
一応本作はドアマットを想定していなかったので、あまり酷い目には遭わせたくないのですが…
ニューショアに出向いているあの方が早く戻れば良いんですけども……
kekekokkoさん、感想ありがとうございます。
別の拙著でもお名前見掛けたことがあるので、本作も読んでいただけて嬉しい限りです^^
最後までお楽しみいただけますと幸いです!
感想ありがとうございます。
伝家の宝刀「ご都合主義」を発動して、そのあたりは婚前調査が行われるのみとさせてください……
さすがに色々な殿方と噂のある令嬢は敬遠されるかもしれませんが、マルクズ…げふげふっ……マルクスとの婚約関係のみのイメルダはそこまでお咎めはない…はず…
感想ありがとうございます。
ミレーネに転がり込む6000万……たしかに大金ですね。
彼女がどうしてイメルダにその請求をしたかは特に明かされないのですが、一応作者的には「イメルダに気を遣わせないため」の配慮もあるのかな、と思っております。
イメルダはドット兄妹と戦うには力不足です。しかし、彼女の人柄に惹かれた周りの協力を得ることが出来たのも事実なので、今後は自分でもしっかり自立してほしいですね…
レナードがイメルダ父ぐらいの年齢だったら欲望を押さえ込むことも出来たかもしれませんが、彼はまだ若かったのです(それで済まされる事ではないですが)。そしてイメルダが知らないだけで門番、夜間の警備等へはレナードから口止めがされている…はず。
まだまだ未熟な二人ですが、どうぞ見守ってくださると幸いです。
感想ありがとうございます。
ミレーネ好きすぎて番外編も書いています…( ˆoˆ )
彼女のようなタイプはどんな男性なら釣り合うんでしょうね。
マルクスはスーパー◯ンとか見てそうですね。原作もアニメもどっちも追いそう……そして憧れてそう…
感想ありがとうございます。
書いていると段々イメルダの心情に傾倒してしまうので、こういう客観的な正論パンチをいただくと少し目が覚めます。
そうなのですよね……「お前らどっちも裏切り者やんけ!」と言われると、ごもっともでグゥの音も出ません。しかし、今回は密かに想いを寄せていた相手との思い出の夜に縋るヒロインなので、どうしても湿っぽくなってしまう……
物語として破綻していないラストを迎えれば良いなと思っています。読み手様によって色々な感じ方があるのは理解出来ますし、それをこうしてアウトプットしていただけるのは今後の参考になって有難いです^^
応援の声もありがとうございます!
感想ありがとうございます。
すみません、たぶん私の作風として皆様のモヤモヤを溜めまくるという特徴がありまして……ちょっと今後の課題としてなんとかしたい所存です。
もはや誰よりもヒーローポジションに収まりつつあるミレーネですが、レナードにもしっかり役割を果たしてもらわなければいけませんね。
元婚約者たちは不死身なのでまた不死鳥のように蘇ってきます。ちゃんと沈めなければ…!
こちらこそ、自分が考えた話に感想いただけるのが本当に嬉しいので、ありがとうございます。やはり書き手として皆様がどう思ってらっしゃるのか気になるので…
ミレーネとレナードの会話も明日には覗けそうです。
どうぞ引き続きよろしくお願いいたします^^
感想ありがとうございます。
いただいた感想を読みながら、ulalume様はもしかするとミレーネタイプなのかなと思いました。まだ彼女の性格は出し切れていないのですが、本作の推しキャラなので気に入っていただけますと嬉しいです。
マルクスたちはヒールなので少し意地悪が過ぎるように見えるかもしれませんが、現実世界にも度合いは違えどこういう嫌なタイプって居るんですよね。今のところマルクスの性悪さが優っていますが、実はタチが悪いのはシシーの方だったりします。
応援ありがとうございます!
がんばります!
感想ありがとうございます。
で…殿下!殿下の魅力……!(´;ω;`)
たしかに始まりは不誠実かとは思いますね。擁護は出来ませんが、イメルダも殿下も人間なので…
消息不明なドット家の皆様は次話で元気な姿をお見せできるかと思います。ざまぁテーマ作品の定義が自分で分からないのですが、一応ざまぁタグをお借りしている以上は主人公を虐げた人間たちはそれなりの報いを受ける予定です。
感想ありがとうございます。
お洒落に終われるか分かりませんが、まだ少し紆余曲折あるのでお楽しみいただけたらと思います!
二人は最後はゴニョゴニョ…ですね!
感想ありがとうございます。
それも浮かびますね!
もともとキティ(kitty)に子猫という意味があるようです。王妃は不思議ちゃんです🐈👑
感想ありがとうございます。
ラストスパートがんばります!
デリックの人となりはもう少ししたら分かるかな、と思います。どういう人かというのを文章だけで伝えるの難しいですね。それぞれの思惑が上手く伝わりますように…
感想ありがとうございます。
楽しみにしていただけて嬉しいです!
MASAYO‘さまがほっこり出来るラストに出来ればと思います。番外編も少し追加予定です。
お気遣いありがとうございます。
よき年越しに向けてお互いがんばりましょうね。
こんにちは、感想ありがとうございます。
そうですね。たしかに不意を突かれたとはいえ、マルクスに対して冷静に対応出来れば良かったんですが… なかなか戸惑うと本領を発揮出来ないですね(婚約破棄の時の気合いは十分だったんですが)
デリックは…後ほど少しデリック視点が入ります。
彼も一応イメルダを好いてはいるのですが、それぞれの登場人物のイメルダへ向けられる気持ちや考え方が上手く皆様に伝われば、と思います。作者的には各々少しずつ違うつもりです。
私はミレーネが好きですが、読み手の方が今後の彼女の言動をどう受け取られるか気になるところではあります……
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