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第14章 冒険者な日々 1
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いつもありがとうございます。ごめんなさい、少し短いです。
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「しかし、あのセイリアがなぁ…、変われば変わるもんだな。しかし、いいのかレイの叔父貴?セイリアの奴、随分メロメロじゃねえか。もしか孕んじまって途中退学になんぞなったら、ランドの兄貴が激怒しねえか?」
【龍泉酒】の入ったグラスを傾けながら、彼にとっても姪っ子のような少女である、セイリアのデレっぷりに苦笑する国王ジオン。
以前のセイリアは、武家の名門キサラギ家の息女たらんと、常に毅然とした姿勢を崩さないようにしていたのだ。
真面目一筋、頑固一徹。ともすればそれは融通の利かない堅物になってしまうが、神秘的なまでのセイリアの美貌と相まって、清冽なまでの印象を周りに与えていたのだ。
それがあの有様、身内である四人の表情に苦笑が浮かぶのも、無理の無い事だろう。
「なに、問題なかろうよ。ヒロト様は、アレで非常に良識のある御方。どちらかと言えばセイリア様の方が舞い上がり過ぎなくらいじゃて。何せ、セイリア様の方から夜這いをされたくらいじゃからのう…… 」
いつの間にかヒロト達と入れ替わりで入室していたレイナルドが、ジオンの問いに答える形でさらりと爆弾発言を投下する。
「「「「何いっっ!? 」」」」
「ちょっとお待ちよ、レイ! アタシぁそれ、初耳だよっ!? 」
「そりゃヤバイね…? 野暮なことは言いたかないけど、レンおば様、ちょっとマズイんじゃないかい?」
「オイオイ……、冗談じゃ済まねえぞ……!? 」
「…………ちょいと焚き付け過ぎたかの…………っ!? 」
いや~~、青春だねぇ~~!っとばかりにニヤニヤと笑っていた四人だったが、タラリと冷や汗を流して口元を引きつらせる。
いつも苦労をしているレイナルドは、そんな四人の様子に内心の溜飲を下げながら、話の続きを伝える。
「御心配無く。まさかと思って駆け付けましたが、ヒロト様の方ががセイリア様を諭してくれておりましたよ。曰く、「まだ学生である」「孕みでもしたら御屋形様に申し訳が立たない」と。どうやらラーナとでも話していて盛り上がり、舞い上がったまま勢いだけでヒロト様の元へ行かれた様ですな。全く、誰に似たのかセイリア様にも困ったものです!まあ、『武家の子女たる者は』と、きっちりと朝まで説教させて頂きましたが! 」
「そ、そうかい……!? そりゃ済まなかったね、レイ 」
「そうじゃな、ゆくゆくはヒロトが何人娶ろうが、彼奴の甲斐性なら問題無いとは思うが、今はまだのう……!? いや、苦労をかけるの、レイ 」
家臣にして長年の親友の、ジトッとした視線に狼狽えながら、孫娘の乱行を詫びるダークエルフの英雄夫妻。
「いえいえ、何処ぞの御二人に比べれば、まだまだ可愛いモノで御座います。なに、セイリア様も長年御自身を抑え続けた反動で、少々浮かれておるので御座いましょう。今暫くすれば落ち着かれるかと 」
チクリと嫌味を混ぜながら、心配ない、と答えるレイナルド。以前にウッガも言っていたが、今までのセイリアは家名を重んずるあまり、少々自分を抑え過ぎていたきらいがある。
レイナルドにとってもセイリアは孫娘の様な存在であり、ヒロトと出会い、漸く年頃の娘らしく振る舞うようになったセイリアの姿を、嬉しく思っているのもまた事実なのだ。
「まあ、セイリアの事は、一番近くで見続けてるレイの叔父貴が良いってんなら問題無ぇだろう。それよりも……、武神の叔父貴、アイツは一体何者だ? 本当に大丈夫なのか?」
それまでとは一転して、至極真面目な声で、ジェイーネに己の内にある疑念を打つけるジオン。手の中にあるグラスの酒を一口飲み、己が心の小々波を鎮めるようにしてから言葉を続ける。
「アイツは……、ヒロトは俺の目には、ひどく危なっかしく見える。その辺の、何処にでも居るような平凡さと、一人で万の軍勢を相手取る程の強さが同居しているなんて有り得ねぇ。言い換えりゃあ、異様なんだよ。なあ叔父貴、アンタは心配じゃねえのか?本当にアイツにセイリアを任せちまっていいのか!? 」
ジオンの眼差しを正面から受け止めるジェイーネは、自らのグラスをぐいっと傾けて、中の酒を飲み干すと、ふーっと大きく息を吐く。
しかしそれは、”やれやれ”という溜め息ではなく、美味い酒の味に対してのモノだ。
空になったグラスへと、手酌で次を注ぎながら、ニヤリとした笑みをジオンに向ける武神、ジェイーネ。
「ふっ、ジオンよ、久しく会わぬうちに、良い顔をする様になったではないか 」
「茶化すなよ叔父貴。なりたくてなった訳じゃ無ぇが、俺は”王”だ。守らなきゃならねー国が、民がいるんだ。いくら叔父貴のお気に入りだろうが、守る者達の為なら何でもするぜ?」
「クククッ!全くお主らは何奴も此奴も、皆ジークそっくりになりおる。……まあ、そう怖い顔をするで無いわ、彼奴なら大丈夫じゃ。そもそも邪悪な者であればクーガ様が自ら契約を望むはずがなかろう 」
嘗ての親友の面影をジオンより見出し、機嫌良く次の杯を飲み干すジェイーネ。だが、答えを聞いたジオンはと言えば、口へと運んでいたグラスもピタリと止まり、驚きの目でジェイーネの方を見ていた。
「待て、叔父貴。何だそのクーガ様ってのは?確かそりゃあ、「秀真の國」を守護する上級精霊の名前じゃなかったか?聞いて無えぞ!? 」
「如何にもその通り…なのじゃが…、ありゃ、そうなのか?儂はてっきり《空間転移》でこの屋敷に来ておったから、もうとっくに知っておるかと思っておったぞ? 《空間転移》はクーガ様の能力でな、ほれ、ヒロトの足元に黒猫がおったろ?アレが変化したクーガ様じゃぞ? 今は『ノア』とヒロトに名付けられておるがの 」
「知らねえよ!? 言ってくれよ、そういう事は先によ!思いっきり猫扱いしちまったじゃねーかよっ!? 」
この世界に於いて、”神の力”の代理人である精霊、しかも上級精霊に対して、あまりにもあんまりな態度を取っていた事を教えられ、一気に酔いの醒める国王夫妻。
「頼むぜ叔父貴……!? まあ、しかし、そういう事なら少しは安心出来るか?だがそうなると、ヒロトの奴はいったい……?」
「そちらの方も、だいたい見当は付いておるがな?……ヒロトは、恐らく【来訪者】じゃろう 」
「……っ! 〈境界を越えし者〉か!? 」
「うむ。あのズバ抜けた魔力量、そして、他に類を見ない独特の発想力。まず間違い無いじゃろう 」
「【来訪者】〈女神の客人〉とも呼ばれる、世界の壁を越えし者……… 」
ジェイーネの言葉を、セイレンが引き継ぐ。
「冒険者ギルド三千年の歴史の中で、たった二人だけの〈ランクSS〉。そのどちらも【来訪者】だったと言われているのさ 」
「そうなのか、叔母御?」
「ああ、そのどちらもトンデモ無い魔力量を誇り、誰もが思い付かない発想と知識で、行く先々で数々の国難級の難問を解決した、と言われているよ。おまけに…… 」
「おまけに?」
「二人共、黒髪に黒い瞳だったそうだよ 」
誰とは無しに口を噤み、部屋の中は沈黙に包まれる。最初に口を開いたのはレイナルドだった。
「【来訪者】……ですか。”乱世の前兆”か、はたまた”破滅を防ぐ者”か……? 『行く先々で国難級の難問を解決』など、行く先々でトラブルに見舞われるところまで、ヒロト様にピッタリで御座いますな?」
「違い無い!まるでトラブルの方からヒロトに近寄って来ておるようじゃしなっ! いや愉快!羨ましいくらいじゃて!」
「平時なら只の”トラブルメーカー”、だけど、これが乱世ともなれば、それは途端に”英雄の相”ってヤツだねぇ? 」
「ですが、ヒロト様はそんなジェイ様の若い頃の様な事は、これっぽっちも望んでおられないと思いますがね?」
「「「……ぷふっ!?」」」
レイナルドの物言いに、つい吹き出すセイレン、ジオン、レイラの三人。
常に『面白さ優先』を信条とし、ともすれば自分から厄介事に首を突っ込んでいた自覚のあるジェイーネと言えば、反論を返すに返せずヒクヒクと口の端を痙攣らせる事しか出来ない。
「……ンホン! まあ、ともあれヒロトに対しては…… 」
「ああ、分かったよ叔父貴。”腫れ物”を扱う様な扱いをするよりは、むしろ”関係を深めた方が得策”って事だな?」
「うむ。それこそが彼奴にとっての「足枷」となり、「首輪」となるじゃろう。まあ、あれでなかなか性根は真っ直ぐな奴じゃ。心配するだけ無駄の様な気もするがの?」
「それはお気楽過ぎると思うんだが、何か根拠でもあるのか、叔父貴?」
ともすれば無責任とも取れる発言をするジェイーネに、苦笑を漏らしながら尋ねるジオン。
「なぁに、ただの勘じゃよ!ふはははははははははははっ!! 」
だが、そんなジオンの心配を吹き飛ばすかの様に、ジェイーネは呵呵大笑と笑い飛ばすのだった……。
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「しかし、あのセイリアがなぁ…、変われば変わるもんだな。しかし、いいのかレイの叔父貴?セイリアの奴、随分メロメロじゃねえか。もしか孕んじまって途中退学になんぞなったら、ランドの兄貴が激怒しねえか?」
【龍泉酒】の入ったグラスを傾けながら、彼にとっても姪っ子のような少女である、セイリアのデレっぷりに苦笑する国王ジオン。
以前のセイリアは、武家の名門キサラギ家の息女たらんと、常に毅然とした姿勢を崩さないようにしていたのだ。
真面目一筋、頑固一徹。ともすればそれは融通の利かない堅物になってしまうが、神秘的なまでのセイリアの美貌と相まって、清冽なまでの印象を周りに与えていたのだ。
それがあの有様、身内である四人の表情に苦笑が浮かぶのも、無理の無い事だろう。
「なに、問題なかろうよ。ヒロト様は、アレで非常に良識のある御方。どちらかと言えばセイリア様の方が舞い上がり過ぎなくらいじゃて。何せ、セイリア様の方から夜這いをされたくらいじゃからのう…… 」
いつの間にかヒロト達と入れ替わりで入室していたレイナルドが、ジオンの問いに答える形でさらりと爆弾発言を投下する。
「「「「何いっっ!? 」」」」
「ちょっとお待ちよ、レイ! アタシぁそれ、初耳だよっ!? 」
「そりゃヤバイね…? 野暮なことは言いたかないけど、レンおば様、ちょっとマズイんじゃないかい?」
「オイオイ……、冗談じゃ済まねえぞ……!? 」
「…………ちょいと焚き付け過ぎたかの…………っ!? 」
いや~~、青春だねぇ~~!っとばかりにニヤニヤと笑っていた四人だったが、タラリと冷や汗を流して口元を引きつらせる。
いつも苦労をしているレイナルドは、そんな四人の様子に内心の溜飲を下げながら、話の続きを伝える。
「御心配無く。まさかと思って駆け付けましたが、ヒロト様の方ががセイリア様を諭してくれておりましたよ。曰く、「まだ学生である」「孕みでもしたら御屋形様に申し訳が立たない」と。どうやらラーナとでも話していて盛り上がり、舞い上がったまま勢いだけでヒロト様の元へ行かれた様ですな。全く、誰に似たのかセイリア様にも困ったものです!まあ、『武家の子女たる者は』と、きっちりと朝まで説教させて頂きましたが! 」
「そ、そうかい……!? そりゃ済まなかったね、レイ 」
「そうじゃな、ゆくゆくはヒロトが何人娶ろうが、彼奴の甲斐性なら問題無いとは思うが、今はまだのう……!? いや、苦労をかけるの、レイ 」
家臣にして長年の親友の、ジトッとした視線に狼狽えながら、孫娘の乱行を詫びるダークエルフの英雄夫妻。
「いえいえ、何処ぞの御二人に比べれば、まだまだ可愛いモノで御座います。なに、セイリア様も長年御自身を抑え続けた反動で、少々浮かれておるので御座いましょう。今暫くすれば落ち着かれるかと 」
チクリと嫌味を混ぜながら、心配ない、と答えるレイナルド。以前にウッガも言っていたが、今までのセイリアは家名を重んずるあまり、少々自分を抑え過ぎていたきらいがある。
レイナルドにとってもセイリアは孫娘の様な存在であり、ヒロトと出会い、漸く年頃の娘らしく振る舞うようになったセイリアの姿を、嬉しく思っているのもまた事実なのだ。
「まあ、セイリアの事は、一番近くで見続けてるレイの叔父貴が良いってんなら問題無ぇだろう。それよりも……、武神の叔父貴、アイツは一体何者だ? 本当に大丈夫なのか?」
それまでとは一転して、至極真面目な声で、ジェイーネに己の内にある疑念を打つけるジオン。手の中にあるグラスの酒を一口飲み、己が心の小々波を鎮めるようにしてから言葉を続ける。
「アイツは……、ヒロトは俺の目には、ひどく危なっかしく見える。その辺の、何処にでも居るような平凡さと、一人で万の軍勢を相手取る程の強さが同居しているなんて有り得ねぇ。言い換えりゃあ、異様なんだよ。なあ叔父貴、アンタは心配じゃねえのか?本当にアイツにセイリアを任せちまっていいのか!? 」
ジオンの眼差しを正面から受け止めるジェイーネは、自らのグラスをぐいっと傾けて、中の酒を飲み干すと、ふーっと大きく息を吐く。
しかしそれは、”やれやれ”という溜め息ではなく、美味い酒の味に対してのモノだ。
空になったグラスへと、手酌で次を注ぎながら、ニヤリとした笑みをジオンに向ける武神、ジェイーネ。
「ふっ、ジオンよ、久しく会わぬうちに、良い顔をする様になったではないか 」
「茶化すなよ叔父貴。なりたくてなった訳じゃ無ぇが、俺は”王”だ。守らなきゃならねー国が、民がいるんだ。いくら叔父貴のお気に入りだろうが、守る者達の為なら何でもするぜ?」
「クククッ!全くお主らは何奴も此奴も、皆ジークそっくりになりおる。……まあ、そう怖い顔をするで無いわ、彼奴なら大丈夫じゃ。そもそも邪悪な者であればクーガ様が自ら契約を望むはずがなかろう 」
嘗ての親友の面影をジオンより見出し、機嫌良く次の杯を飲み干すジェイーネ。だが、答えを聞いたジオンはと言えば、口へと運んでいたグラスもピタリと止まり、驚きの目でジェイーネの方を見ていた。
「待て、叔父貴。何だそのクーガ様ってのは?確かそりゃあ、「秀真の國」を守護する上級精霊の名前じゃなかったか?聞いて無えぞ!? 」
「如何にもその通り…なのじゃが…、ありゃ、そうなのか?儂はてっきり《空間転移》でこの屋敷に来ておったから、もうとっくに知っておるかと思っておったぞ? 《空間転移》はクーガ様の能力でな、ほれ、ヒロトの足元に黒猫がおったろ?アレが変化したクーガ様じゃぞ? 今は『ノア』とヒロトに名付けられておるがの 」
「知らねえよ!? 言ってくれよ、そういう事は先によ!思いっきり猫扱いしちまったじゃねーかよっ!? 」
この世界に於いて、”神の力”の代理人である精霊、しかも上級精霊に対して、あまりにもあんまりな態度を取っていた事を教えられ、一気に酔いの醒める国王夫妻。
「頼むぜ叔父貴……!? まあ、しかし、そういう事なら少しは安心出来るか?だがそうなると、ヒロトの奴はいったい……?」
「そちらの方も、だいたい見当は付いておるがな?……ヒロトは、恐らく【来訪者】じゃろう 」
「……っ! 〈境界を越えし者〉か!? 」
「うむ。あのズバ抜けた魔力量、そして、他に類を見ない独特の発想力。まず間違い無いじゃろう 」
「【来訪者】〈女神の客人〉とも呼ばれる、世界の壁を越えし者……… 」
ジェイーネの言葉を、セイレンが引き継ぐ。
「冒険者ギルド三千年の歴史の中で、たった二人だけの〈ランクSS〉。そのどちらも【来訪者】だったと言われているのさ 」
「そうなのか、叔母御?」
「ああ、そのどちらもトンデモ無い魔力量を誇り、誰もが思い付かない発想と知識で、行く先々で数々の国難級の難問を解決した、と言われているよ。おまけに…… 」
「おまけに?」
「二人共、黒髪に黒い瞳だったそうだよ 」
誰とは無しに口を噤み、部屋の中は沈黙に包まれる。最初に口を開いたのはレイナルドだった。
「【来訪者】……ですか。”乱世の前兆”か、はたまた”破滅を防ぐ者”か……? 『行く先々で国難級の難問を解決』など、行く先々でトラブルに見舞われるところまで、ヒロト様にピッタリで御座いますな?」
「違い無い!まるでトラブルの方からヒロトに近寄って来ておるようじゃしなっ! いや愉快!羨ましいくらいじゃて!」
「平時なら只の”トラブルメーカー”、だけど、これが乱世ともなれば、それは途端に”英雄の相”ってヤツだねぇ? 」
「ですが、ヒロト様はそんなジェイ様の若い頃の様な事は、これっぽっちも望んでおられないと思いますがね?」
「「「……ぷふっ!?」」」
レイナルドの物言いに、つい吹き出すセイレン、ジオン、レイラの三人。
常に『面白さ優先』を信条とし、ともすれば自分から厄介事に首を突っ込んでいた自覚のあるジェイーネと言えば、反論を返すに返せずヒクヒクと口の端を痙攣らせる事しか出来ない。
「……ンホン! まあ、ともあれヒロトに対しては…… 」
「ああ、分かったよ叔父貴。”腫れ物”を扱う様な扱いをするよりは、むしろ”関係を深めた方が得策”って事だな?」
「うむ。それこそが彼奴にとっての「足枷」となり、「首輪」となるじゃろう。まあ、あれでなかなか性根は真っ直ぐな奴じゃ。心配するだけ無駄の様な気もするがの?」
「それはお気楽過ぎると思うんだが、何か根拠でもあるのか、叔父貴?」
ともすれば無責任とも取れる発言をするジェイーネに、苦笑を漏らしながら尋ねるジオン。
「なぁに、ただの勘じゃよ!ふはははははははははははっ!! 」
だが、そんなジオンの心配を吹き飛ばすかの様に、ジェイーネは呵呵大笑と笑い飛ばすのだった……。
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