18 / 284
第3章 ダークエルフの隠れ里
第16話
しおりを挟む「恐れながら、このタテワキ、この〈頸〉を賭けてでも、御屋形様、先代様に申し上げたき儀が御座いまする!」
無いと思っていた俺へのご褒美タイムの最中に、一人のダークエルフが異議を唱え、爺さんの前に進み出てきた。
エルフ族にしては”厳つい”感じのこの男性、顔には額から右頬にかけ刀疵が走っていて、如何にも歴戦の武将っぽい。きっと、かっては「黒き武神」と戦さ場で暴れ回ったんだろうな。
まあ”厳つい”と言ってもそこはダークエルフ、結局ワイルド系のイケメンなのだが…。
「《頸》とは穏やかでないのぉ、じゃが、良い、面を上げて話してみよ 」
と、笑顔をやめ、神妙な面持ちを取り繕っているが……、ほんの僅か、普通なら気付かないくらい僅かだが、目が弧を描いている。
知ってるぞ?その顔は。何か悪戯を仕掛けて、何喰わぬ顔をして引っかかるのを待ってる悪ガキの顔だ。
作戦行動の時、待ち伏せやトラップを仕掛けたりした時に、隊長を含めた”零”の連中が皆、そんな顔をしてたよ。
おまけに「一番の悪ガキ」が、アンタと同じで一番階級が上の隊長自身だもんだから、事もあろうに「普段から危機察知や危険回避能力を鍛える」って建て前で、隊員同士のトラップの悪戯を推奨しやがった。
更に言えば、俺と大輔の奴は隊内の所謂弄られポジションだったせいで、面白がった全員があらゆる所へトラップを仕掛けやがった為に、本当に酷い目にあった。
一応「非殺傷」という縛りはあるものの、何てったって全員がプロ。何処までだったら死なないかを熟知しているせいで、本気でシャレにならなかった。
一度、つい気を抜いていた時に、トイレにトラップを仕掛けられてて、あの時はマジで暴れたな……。
と、まあ話が逸れたが、つまりは今、そういう”悪巧み”を考えている顔をしてやがるのだ、この爺さんは。
「はっ!先代様には申し訳御座いませんが、我等家臣一同、多くの者がこの者「クーガ・ヒロト」なる者を信用しておりませぬ 」
「ほう……、それは何故じゃ? 」
顔を上げたダークエルフの男性「タテワキ」が、一度俺の方をギロリと睨み付けてから、真剣な面持ちで爺さんに向かって訴える。
「余りにも話が”出来すぎて”いるからで御座います。ここはダークエルフの森にして、我が秀真の國の領土。付近一帯に人族が住まう場所は「デイジマ」しか御座いません。であるにも関わらず、姫様が襲われている所へ”偶然”居合わせ窮地を救う、など、出来過ぎております。 ならば、この者こそが黒幕で、狼藉者共を捨て駒にして姫様に取り入った。と考えた方が、よほど筋が通っております!今一度、この者の素性を御改め下さい!! 」
「なるほどのぉ…。そちの申すことももっともじゃな。ヒロトよ、お主はなぜこのような、我等秀真の者以外は人も通わぬ森の中に居ったのじゃ? 」
爺さんはタテワキの話を聞いて、ふむ、と頷いてからこちらを向いて、詰問するように尋ねてくるが、……俺にだけ見えるようにニヤリと口元が笑ってやがる。
な~に考えてやがんだ、この爺さん? まあいい、今は乗ってやるよ。
「レイナルドさん達には話したが、少し前に親父が死んだ。それまでは、親父と二人だけでずっと山奥で修行しながら暮らしていたんだが、それを機に親父が若い頃にやっていたという「冒険者」になって、色々な国に行き、色々な体験をしてみたい。そう思って山を降りて旅に出た。その途中でセイリアさん達が襲われている所へ出くわした 」
「ふむ、一応筋は通っておるようじゃが、なぜ危険を侵してまで縁も所縁もない者達を助けたのじゃ? 」
「大勢の男達が、悲鳴を上げている女の子を無理やり襲っている。…助けることに何か理由が要るのか? 」
俺の返答を聞き、やや呆気に取られた顔をした爺さんは、またもや楽しそうに笑いだした。
「ふっ、ふはははははははっ!確かに、理由など何も要らんのお! 」
すると、慌ててタテワキが言い募る。
「だっ、騙されてはなりませぬ、先代様!この森の四方は深い樹海と峻厳な山々、恐ろしい魔獣もうようよとしております!とても人が一人で通える場所ではありません。ならば問おう、ヒロトとやら。貴様どちらからこの森へと参ったのだ!答えられるものなら答えてみよ! 」
と、言われてもなぁ…、俺も目覚めたあの場所からこっちしか知らんしなぁ……?まあ、そのまま言えばいいか?
「場所の名前とかは良く知らないが、北の方にある山を通ってこの森に来た。空に沢山の岩や、もっと大きな島が浮かんでいたな 」
「北の山?空に浮かぶ島? はっ、ははははははっ!? 馬鹿めっ!とうとう馬脚を現しおったな!先代様、やはり此奴は賊に御座いますぞ!」
タテワキは「我が意を得たり」とばかりに俺に賊宣言を突き付けてきた。
「無礼な!?タテワキ様、お言葉が過ぎますぞ!」
俺に対しての糾弾に、セイリアが立ち上がって声を荒げる。
「姫様!姫様こそしっかりなされませ!この者こそが今回の黒幕、全ての元凶に間違い御座いません! この者が今申した『浮かぶ島のある北の山』こそは、【竜の巣】と呼ばれる難所中の難所、一度足を踏み入れれば、たちどころに無数の竜に襲い掛かられ、原型すら留めること無く殺されてしまうという恐ろしい場所に御座います!そんな場所を越えて来るなどとても適いませぬ。きっと、半端に情報を集めた為にそのことを知らなかったのでしょう。【クーガ流】なる流派名も、大方我等ダークエルフに気に入られようと付けた偽りの名前に違いありません!どうだ、このうつけ者めが!何とか申してみよ!! 」
勝利を確信した笑みで、タテワキは俺を問い詰めてくる。ふと見回せば、家臣達も片膝を立てて今にも斬りかかって来そうな顔でこちらを睨んでいた。
だが……、
『そっか~~、やっぱりあそこって、そんなトンデモない場所だったんだな~~ 』
『そうですね、この人の言う通り、あの竜達の攻撃では普通の人では一溜まりもないでしょう。マスターだったから大丈夫だったんだと思いますよ? 』
表の緊迫した状況をすっぱり無視して、俺はアイと呑気に話をしていた。
『まあなぁ……、流石に吃驚したもんなぁ…… 。ところで、確かに「タテワキ」が言う通り、俺の状況は怪しすぎる。身の潔白を証明しようにも、まだこっちに来て一日しか経ってない状況では、証明しようすがないよな~~。どうしようか? 』
『そうですね…、いっその事、アイテムボックスから、プテラゴンの頭を出して見せたらどうですか?嘘じゃないよ~って』
う~ん?それしか無さそうかな?
『ところでアイ。挙動不審な奴はいたか?』
『イエス、マイマスター。〈賊〉や〈黒幕〉などのワードの際に、一瞬ですが、呼吸や心拍が乱れた男性が居ました。右側後ろから三番目のダークエルフの男性です 』
実は宴会会場に入る前、爺さんに引き摺られている時に、前もってアイにサーチを頼んでおいたのだ。まあ、簡単なモノで確実とは言えないが、〈裏切者〉〈黒幕〉〈賊〉や〈襲撃者〉なんかのワードで、心拍数や発汗量が変化する奴はいないか観察してもらっていたのだ。
どうやらビンゴみたいだな?
そいつは、さっきからタテワキの尻馬に乗っかって、不必要なほど俺を批難していた男だった。
ふと、そちらを注視しない様気をつけて見てみれば、俺の他にも何人かの獣人の給仕や使用人が、それとなくその男を監視しているのがわかった。
不自然にならないように気をつけながら爺さんを見ると、爺さんも一瞬、厳しい視線だけをそちらにやり、直ぐにこちらに視線を戻すと、ほんの僅か口の端をニヤリと吊り上げた。
なるほどな、爺さんは爺さんで、嗅覚や聴覚に優れた獣人の部下を使って、俺と同じような事をしていた訳だ。さすがは「伝説」最初からコレを狙っていたのか。
『ありがとうな、アイ。じゃあ、そろそろ「表」の事を片付けてくるよ 』
『…クスクス….!頑張って下さいね、マスター 』
さてさて、クライマックスかな?上手くオチを付けないとな。
俺は意識を表に戻して、タテワキに話しかけた。
「証明出来ればいいんだな? 」
「はっ!見苦しい、無駄な足掻きを!そうだな、ここで竜の頸でも見せてみよ!出来ないであろうがな! 」
あっ!?ムカッ! 思いっ切り見下してやがんな、コイツ….。じゃあ、見せてやろうじゃないか!
「爺さん 」
「何じゃ? 」
俺が声をかけると、もう隠すこともせずにニヤリと笑い掛けてきた。
「床の間を借りるぞ。もし床が抜けたら申し訳ないから、先に謝っておくよ 」
「構わんよ、好きにせい 」
ん?どうやら俺が何をしようとしてるのか、分かってるようだな?まぁ、それなら話は早い。
床の間に向かって手を伸ばし、手のひらを拡げる。
『アイ、一番デカイ奴の頭を出してやれ! 』
『イエス、マイマスター! 』
アイが元気一杯に返事をした瞬間
ーードッズウゥゥゥゥゥン!!ーー
床の間に、5メートルオーバーの巨大な頭が姿を現し、約一名を除いたその場の全員の度肝を抜いた。
「ほほう….! 」
「何とっ!? 」
「まさかっ!? 」
「「「…っ!?!?!?!?!?!?!?」」」
爺さん以外の全員が、アングリと口を開ける。プテラゴンの頭のあまりの迫力に、誰一人身動きすら出来ないみたいだな?
「どうだ?これでは証明にならないか?必要なら、狩ったプテラゴンを全部出してもいいぜ? 」
ーーぱんっ!ーー
「ふっ!ふはははははははははははっ!!見事な竜の頸じゃあ!ふ、ヒロトよ、お主が北の山を越えて来たという、これ以上の証拠はないのぅ!どうじゃ、タテワキ!まだヒロトを疑うか?」
膝を一つ叩いて呵呵大笑と笑う爺さん。対してタテワキは顔面蒼白だ。
「はっ!?はっ!ま、当に、これ以上の証左は無く….!? 」
「ふはははははははっ!いや、良し! 良し!!これにて余興は終了じゃ!タテワキ、損な役回りご苦労であった。いくら儂だけが言っても、我が家臣共は頑固者揃いゆえ、なかなか直ぐには認めようとせぬからのぉ…。すまなんだの、後から褒美を取らす故、堪忍致せよ?」
(「何!?余興とな?」)
(「先代様もお人が悪い…!?」)
(「しかし、これは…」)
(「あのお方は誠の兵のようですな…!」)
力無く項垂れるタテワキに向かい、そう言って爺さんは笑いかけた。
「はっ!?いえ、先代様!某は…! 」
「タテワキ!余興じゃ。父上がそう申されておる。良いな? 」
今まで黙っていた現当主、セイリアのお父さんが初めて口を開き、なおも言い募ろうとするタテワキに釘を刺すように話しかけた。
「御屋形様….!? ……分かり申した。忝のう…御座います…… 」
「うむ、ならば下がって良い。お勤めご苦労であった。これからも、忠勤に励めよ?その旨確と申し付けたぞ? 」
「…っ!? 」
その言葉を聞き、タテワキはその目に涙を浮かべて、額を床に擦り付けるように平伏し、自分の席へと戻っていった……。
親子揃って格好良いな!あのままだと、タテワキは場を乱し主家に恥をかかせたと、黙って”腹を切って”責任を取るつもりだっただろう。
そこを、直接言及せずに考えを改めさせ、何も無かった事にしてしまうとは、さすが英雄親子だ。
いや、この場合は現当主、セイリアのお父さんこそを褒めるべきだろうか?何てったって、爺さんは悪ふざけをしていただけだしな。
いくら内通者を炙り出す為だったとはいえ、ちょっと悪ノリが過ぎるやり方だ。
ほら見ろ!現当主様が、疲れた顔で溜息をついてるじゃないか。
それを横目で見つつ、爺さんは俺に話しかけてきた。
「しかし、見事な頸じゃのう!?よくこのような大物を仕留めたものよ!」
「ああ、まあな、そうだ、爺さん、コレ要らないか? 」
「なに!?儂にくれると申すか!?」
「ああ、色々売れるかと思って持って来たんだが、さっき色々と貰っちまったしな。こんなモノで良ければ「黒き武神」様に献上させてもらうよ 」
俺がそう言うと、背後の家臣までがザワザワと騒ぎ出していた。何だ……?
「やれやれヒロトよ、お主、山奥で暮らしておったというのは本当なのじゃな?」
「…?何か不味かったのか?デカいだけであんまり大した事もないモンだったりするのか、爺さん? 」
そう言うと、多分に呆れを含んだ表情で口を開く爺さん。
「逆じゃ!いくら下級竜といえど、これほどの竜の頸なぞ、金貨200枚程度ではとても手に入らん!素材としても軽く倍、いや、金貨500枚はくだらんじゃろうよ! 」
え、マジでっ!?
と、いう事は、アイのアイテムボックスの中にはまだまだ沢山のプテラゴンの死骸が、死んだ時そのままの状態で入っている。
売ったらもう、それだけで大金持ちじゃないか!?
おまけに、戦力分析をやった後、腹が減っていたので、プテラゴンの肉を食ってみたんだが、コレがめちゃくちゃ美味かった!!
硬い甲殻の中に包まれた肉は柔らかく、全く臭みも無かった。
一応、毒の心配もしたんだが、考えてみれば、俺はアフィーから「状態異常無効」のスキルをもらっている。それでなくても体内プラントのおかげで、大抵の毒物なら濾過して無害化してしまうのだ。
結局、毒の心配は全く無かったのだが…。
『そうですね、あのお肉、すっごく美味しかったです! 』
どうやらアイもプテラゴンの肉の味を気に入ったようだ。
余談だが、嬉しい事にアイは俺の感覚デバイスを通じて、味覚や嗅覚が分かるようになっていた。
『まだ、唯のAIだった頃は、エネルギー補給の為に食事をしなければならないなんて、不便だな…って思ってましたが、トンデモないです!こんな美味しいものを食べられないなんて、SDが可哀相です! 』
だ、そうです。
『じゃあ、持っているプテラゴンの肉を渡して焼いてもらおうか? 』
『いいんですか!? わあ、楽しみです!』
んじゃ、アイのリクエストにお応えしましょうかね?
「爺さん、肉の方もあるんだが、食べたくないか? 」
「まことか!? 何百年前じゃったかのう…、レイと二人で竜狩りに行ったんじゃがの?いや、いい気になっていたと思い知らされたわ!何とか一匹を倒したんじゃが、いや、アレは美味かった!のう、レイよ! 」
高笑いする爺さんを、とても湿った眼差しで見るレイナルドさん。
「そうでしたな、全く先代様には本当に振り回されてばかりで…、あの時は散々な目に合わされて、本当に死ぬかと思いましたわ!……ですが、確かにアレは美味しゅう御座いましたなぁ….。叶うならば、また食してみたいものですなあ… 」
レイナルドさんもしみじみと味を思い出しているようだ。
良し!アイも期待している事だし、いっちょ食材の大量放出といきますか!
『…クスクス…!うふ♪おっ肉!おっ肉! 』
あれ?何だかアイに「食いしん坊」キャラのフラグが立ったような……!?
1
お気に入りに追加
1,273
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる