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第25章 対決‼︎ 元祖ゴーレム研究会

第227話

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 その夜、新旧問わず王都グランベルクのあちこちでは、"新型ゴーレム"と、新しく誕生した若き【国家錬金術師】の話題で持ち切りだった。

「それでっ?それでどーなったのっ⁉︎ 」
「まあまあ、それでな……!」

 あちらこちらの酒場では、運良く観覧権をゲットして今日の競技会に参加出来た者達が、まるで自分の事のように今日の出来事を得意げに何度も話していたし、他の客達もこぞってそんな話を聞きたがった。

 特に盛り上がっていたのが ーーーーーー 、

「「「「メイガネーノちゃん、【国家錬金術師】任命凄いぞ!バンザ~~~~~~イっ‼︎ 」」」」

「「「「 ドージッコ魔道具工房バンザ~~~~~~イっ‼︎ 」」」」

 新市街に位置する「ドージッコ魔道具工房」の近くにある酒場である。騒いでいるのは皆、メイガネーノをよく知るご近所さんや商店街の者達ばかり。
 その夜はメイガネーノ本人は不在なものの、メイガネーノの父や母、兄を囲んで一晩中お祭り騒ぎだったという。

 そんな風に一般庶民達が盛り上がる中、忙しく動き回っていたのは貴族達だ。

 もともと貴族と言っても自身で独自の領地を持つ貴族と、王宮に勤め、領地は持たぬものの国政に直接関係する法衣貴族との二種類が存在する。
 そんな領地を持っている貴族達は、法衣貴族達と違って普段は王都から離れた自領に住み、精々手紙くらいでしか連絡を取り合う手段は無く、他の貴族と顔を合わせるなど国事などで王都に訪れる時ぐらいしか無い。
 その為、この機会により良い縁やコネをつなぐ為、それぞれの貴族閥で夜会などが催されていた。

 つまり、この晩は王都中が騒がしかったのである。

 その中で、まったく対照的な雰囲気の二つの集まりがあった。

 一方は、ボージャック公爵を中心とした"回帰主義派"の貴族達。彼等が集まった部屋の中は、浮かれて騒ぐ外の喧騒とは真逆の非常に重苦しい空気に包まれていた。

 特に顔色を青くして、小さくなっていたのは「コアクト伯爵」「ザッコー子爵」「シタッパ男爵」の三人。言わずと知れた今日の昼間に行われた競技会において、敗北を喫したコモーノ、ヤーネン、ヤーハーリの父親達である。
 彼等は、今日の勝負において息子達が完敗してしまった事でヤリ玉に挙げられ、あの後から今までずっと、派閥に所属する他の貴族達にネチネチと責められていたのだ。
 ちなみにレンドルの父親はこの場には居ない。レンドルの実家は男爵家といえど平民と変わらぬ程の貧乏貴族であり、そもそも父親はレンドルがオーヘィンの派閥にくみしていることも知らない。つまり、フェデリゴ家としては"回帰主義派"ではないのだ。

 この派閥の面々は、最も下の地位にある者まで全てが無駄にプライドが高い。それは責められているこの三人にしても同じことで、言い返したくても実際に敗北してしまったことで俯き、口をつぐむしかなかった。

 それにも増して彼等の態度を縮こまらせているのはボージャック公爵の存在だ。彼は入室してよりこの方黙したまま一言も喋らず、豪華な椅子に深く腰かけて肘掛けに乗せた腕で頬杖をついたまま、ただただ開いたり閉じたりしている反対の掌を不機嫌そうに見つめていた。

 三人を責めていた貴族達も、この部屋に入ってからは厳しい視線を三人に向けるのみで無言を貫いている。それというのも三人を責めるということは、その大将として息子が出場していたボージャックをも責めることになってしまうからだ。

 誰もが迂闊に身動きすら出来ない重苦しい雰囲気の中、部屋の中で時間だけが流れていく。そんな空気の中で三人の胃が限界を迎えかけた辺りで、やっと変化が訪れた。

 不気味なほど静かな部屋の中に、ノックの音が響く。

 ボージャックを除くその他全員が振り返ったその視線の先で、少しだけ開いた扉から、人混みに紛れればすぐに見失ってしまいそうなほど平凡な顔をした男が顔を覗かせていた。その男と扉の前に控えていたボージャック家の執事が一言二言言葉を交わすと、すぐに扉は閉められた。執事はそのままボージャックに近づくと顔を寄せて何事かを囁いてから一礼すると、また扉の前へと戻っていく。
 
 グッと掌を拳に握り込んで暫し考える素ぶりを見せたボージャックは顔を上げて、不機嫌さをまるで隠さない声でポツリと呟いた。

「………不愉快だ。この私が、あのように全て仕組まれたで貶められるとは…。不愉快極まる 」

「そ、その通りですな閣下!まったく腹立たしい限りです‼︎ 」
「左様、さすがは"下賎な血"を引く偽王。きちんとした高貴なる血統を貫く閣下を貶めるとは、許されされざる暴挙です‼︎ 」
「然り然り。あのような茶番劇で閣下の御威光に傷を付けようとは笑止千万!新型ゴーレムなど、我等が本物のゴーレムに比べれば所詮はハリボテでしかありませんぞ‼︎」

 オーヘィンが敗北したことにはまったく触れずに、ボージャックの発言におもねる"回帰主義派"の貴族達。しかし、次に発したボージャックの言葉に、部屋に集まっていた者達は我が耳を疑った。

「いや、あの性能、あの威力。認めたくはないが、驚嘆すべきモノだった。《土属性》を持たぬ者でも動かせるという新型ゴーレム【魔導騎士】というアレは、我等の崇高な計画にとって最大の障害となろう 」

 派閥トップであるボージャック公爵の、新型ゴーレムを認め評価する"まさか"の発言に、貴族達は騒然となる。だが、ボージャックの言葉にはまだ続きがあった。

「先程、先刻の会場でのジオンめの言葉。あの言葉が真かどうか、城内に潜り込ませてある手の者に確認をさせた。その結果、アレは本当の事を言っておったようだ。くくく…っ、愚かよな?我等に見せ付けたいが為に、わざわざ己が持ち札を晒すとは 」

 その場に集まる貴族達は、ボージャックが"何を言いたいのか"を漸く理解し始めた。

「これで確信が行ったわ。奴等にはまだまだ我等のゴーレムに抗する力は無い。しかし、時間を置けば置くほど時は奴等に味方をするだろう。ならば手はひとつ。奴等があの【魔導騎士】の量産体制に漕ぎ着ける前に、こちらが勝負を決めてしまえばよいのだ 」

 重苦しい空気に支配されていた室内に、歓喜の感情が生まれ始める。

 このまま座して【魔導騎士】の完成を許せば、ゆくゆくは彼等《土属性》魔法使い達は要職を追われ、段々と力を失ってしまうだろう。そうなる前に勝負を決めてしまえばよい。今の盤面をひっくり返してしまえば良いとのボージャックの言葉に、回帰主義派の貴族達の口許がニィッと釣り上っていく。

「本来なら我等ももう少し準備に時間をかけたかったところではあるが……。そうこうしている暇は無さそうだ。卿等に命ずる。計画は前倒しだ。今より二ヶ月の後に、我等は兼ねてよりの計画を実行する。各自急いで国元へと帰り、準備にかかれ!よいなっ!」

『『『『『 はっ‼︎‼︎ 』』』』』

 居並ぶ回帰主義派の貴族達は一斉に立ち上がり、ボージャックへと礼の姿勢で応える。

 その一人ひとりをゆっくりと見回して満足そうに頷いたボージャックは、全員に退出を命ずる。
 そして、全ての貴族が部屋から出て行ったところで執事に命じてオーヘィンを呼び出した。

「お、お呼びでしょうか、父上。ほ、本日の失態、た、大変に申し訳なく………!」
「よい。オーヘィン、お前を叱責する為に呼ばった訳ではない。アレについては私も情報を掴んでいなかったまったくの未知数のもの。あの結果は仕方のないことだったと言えよう。逆に奴等の手の内を知れて良くやったとお前を褒めてやりたいくらいよ 」
「………え?」

 呼び出されたオーヘィンは、部屋に入るやいなや顔中に汗をびっしりとかきながら今日の敗北の謝罪を始めるが、それを遮られたばかりか良くやったとまで言われ、安堵するよりも困惑してしまう。

「そうビクビクするでない。あの様な茶番の結果などどうでも良いわ。それよりも、今日の出来事でジオンの手札が知れた事の方が大きい。口惜しいが、あの"新型ゴーレム"の技術は大したものだ。いずれ我等がには充分に役立つであろう。しかし、今は邪魔なだけだ。だが、お前達のお陰でそのも知ることが出来た 」
「弱点…⁉︎ で、ございますか……?」

 今日の試合、オーヘィン達は敗北した。しかも惜敗ではなく五人全員が完膚無きまでに叩き伏せられてしまった完敗だった。
 オーヘィン自身もルクスヴィータを相手にして手も足も出ずに完封されてしまうという情け無い結果に終わっていたが、実際に戦ったオーヘィンだからこそ、逆に今の段階ではボージャックの言う"弱点"などどこにあったのかなど分からなかった。

「そうだ。確かに新型ゴーレムは強力であったが、魔道具である以上、開発にも建造にも時間がかかる。それこそが弱点だ。故に、奴等が力を付けてしまう前に事を進めなければならない。オーヘィンよ、先程私は派閥の者達に計画実行の前倒しを命じた。お前も急ぎロゼルダへと向かい、ギャンタめに準備を急がせろ。実行は三ヵ月後、必ず間に合わせろとな 」
「おお………っ!そうでございましたか!畏まりました。このオーヘィン、必ずやお役目を果たしてご覧にいれます!」

 てっきり父親から、今日の敗北について叱責を受けるとビクビクとしていたオーヘィンの態度がいつものものへと戻る。

「うむ。では早々に準備を済ませて出立せよ。行け…っ!」
「はっ!」

 再びひとりとなったボージャックはそこで初めてニヤリとした笑みを口許に浮かばせる。

「待っておれジオン。この私に恥をかかせた事、たっぷりと思い知らせてやるぞ…。ククククク…、ハァーッハッハッハ……ッ‼︎ 」

 誰もいない室内に、ただひとつだけの狂気を含んだ哄笑が響き渡るのだった…………。








「そうか、踊ってくれそうか 」

 一方、こちらはグランベルク城の中にある、ジオンの執務室である。

 ジオンの前に跪くのは諜報部隊の長を務めている男だ。その報告を聞きながら、ジオンはニンマリと頬を緩めた。

「はっ!こちらの流した偽の情報に何とか引っかかってくれたようです 」
「御苦労。引き続き奴等の監視を頼むぜ。ああ、城内に潜り込んでる奴の監視も同じようにな。精々勘違いした情報を垂れ流させてやってくれ 」
「心得ております。せっかくの釣果、今更逃すような勿体ないことは致しません 」
「言うじゃねえか。…すまねえな、他の連中にもヨロシク伝えてくれや 」
「勿体無き御言葉、その御言葉に懸けて我等枝葉に至るまで、必ずや御勤めを果たしましょう。それではこれにて…… 」

 頭を下げ、音も無く部屋から立ち去る長を見送ってから、ジオンは部屋の中に居る面々へと視線を戻す。

「だとよ。あのクソジジイ、まんまと乗っかってくれたみたいだぜ?」
「俺はさすがにあんなバレバレの煽りはどうなんだ?って思ったけどな。親父のいつものアホさ加減のお陰で助かったぜ 」

 視線の先、部屋の中に居たのはレイラ王妃やゼルドの王族、ジェイーネにセイレンなどの秀真組、あとは数名の重鎮や近衛騎士団長の姿があった。
 
 ちなみにセイリアやクローレシアの姿が無いのは、別室にてメイガネーノと勝利のお祝いの続きの女子会をしているからだ。これは、さすがに国家の暗部にも関わる事。新型ゴーレムの事はともかく、そうした醜い部分からは"まだ"メイガネーノは遠ざけておきたい、とのジオンやゼルドの配慮である。

 まあ、そんな事は横に置いておいて、ジオンに対し、いつもと変わらぬ憎まれ口で返事を返すゼルドに、やれやれまた親子喧嘩が始まるかと思いきや、周りの予想に反してジオンはフン、と鼻を鳴らしただけだった。どうやら思った以上に機嫌が良いらしい。

「フン、派手にを撒いてやっただけだ。どのみち確認の為に密偵を使うのは分かってたからな 」
「なるほどな、その為に密偵共は泳がせたままじゃったか 」
「まあな、俺も"王"だってことさ武神の叔父貴。……くくく、奴等は知らねえだろうなぁ、こっちの動きを探らせてるつもりが、二重スパイが混じってたり、実は知らない内に人間が、とかな 」

 地位、権力、金。これ等が絡めば絡むほど、情報という物の重要度は飛躍的に上がっていく。
 特に"長い物には巻かれる"貴族社会の場合、「誰と誰に縁があるのか?」「誰が誰に影響力があるのか?」など、誰が敵で誰が味方なのかを的確に見極めなければ生きていくことは出来ない。

 その為、地位の高い者ほど諜報には力を入れているのだが、王家の諜報部隊とキサラギ家の"影疾かげばしり"は他家の隠密とは格も実力もまるで違う。

 ボージャックは陰から情報を握り、裏からジオン達王族を丸裸にしているつもりだろうが、それすらもバレても問題無いレベルのものでしかなかったり、都合良く改竄された情報しか手に入れることは出来ておらず、返ってその"確度が高く見える"情報の為に、思考誘導されているということに気付いていないのだ。

「ヒロトには感謝しねえとな。アイツが関わってくれたお陰で、奴等に対抗する手段が手に入ったし、荒療治にはなるがこの国の腐った部分を一気にぶった切る事が出来る。何にしろあと三ヵ月らしいしな、こちらも精々奴等をもてなす準備をしようじゃねえか、なあ?」

 室内に集まって面々を見渡しながら、獰猛な笑みを浮かべるジオン。

 誰もいない室内で凶笑に顔を歪めるボージャックと、信頼すべき仲間達と笑みを交わし合うジオン。

 同じ"笑み"でも、まったく質の違うを浮かべる両者。

 その笑みがもたらす事、その結果が知れるのは、これから三ヶ月後の事である ーーーー。




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