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第22章 ヒロト先生の新型ゴーレム開発日誌2

第183話

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「ヒロト様っ!セイリア只今参りましたぁっ‼︎ 」
「(ペコッ)」
「ういぃ~~っスっ」

 俺が到着してから約一時間ほど経って、統制会の仕事を終えたセイリア(+ラーナちゃん)とゼルドが【第二ゴーレム研究会】の研究室兼部室となった、元メイガネーノの工房の扉を開けて入ってきた。

「おう、早かったな。統制会の方はもう良かったのか?」
「はい!問題ありません。ヒロト様に一刻も早くお会いしたくて三倍のスピードで終わらせてきました!」

 三倍て……、シ○アじゃないんだから…。いや、割と勘違いしている人がいるけど、実際には"推力30%アップ"なんだけどね、アレ。

 褐色じゃなくて"赤色"での生えたセイリア。………うん、無しだな。

 なんてアホなことは置いておいて、そろそろいい時間かな?ちょうどセイリア達も来たことだ、休憩にしようか。
 じゃあ、にも声を掛けようか。

「おーい、休憩にしようぜ!」

「了解です!おい、休憩するぞ~っ!」
「…ん?もうそんな時間?分かったわ~!」
「ふう、ここに居るとついつい時間を忘れてしまうなぁ… 」
「ああ、確実にからな!楽しくてしょうがないぜ!」

 俺の呼びかけに応えて、綺麗になった工房に併設された、およそバスケットコート四面分建物の奥から、四人の男女が歩いて来る。

「いつも悪いな、【国家錬金術師】なのにこんなところまで。さ、お茶でも飲んで休憩してくれ 」

 そう、この四人は学院生ではない。れっきとした【国家錬金術師】だ。なぜそんな彼等がここにいるのかといえば………。

「何を仰いますか⁉︎こんな楽しいことに呼んで頂いて、これに勝る喜びはありませんよ!」
「そうですよ、メイガネーノ嬢の素晴らしい発明といい、ヒロト様考案のこの〈魔道具式新型ゴーレム強化外殻〉といい、こんな面白いことに携われるなんて、逆に他の【国家錬金術師】の連中に妬まれてるくらいですよ!」
「そうそう、大丈夫ですよ。そもそも【国家錬金術師】なんて、国家公認のなんですから。こっちの方が御礼を言いたいくらいです 」
「おまけに休憩の時には、こうして今王都で話題の【御菓子猫】のカーフとスイーツまで食べれるなんてっ⁉︎ はぁ~、幸せ~~!」

 おいおい、自分で趣味人間って言っちゃうのかよ。しかも国家公認て。

 錬金術師を志す者が憧れる【国家錬金術師】の彼等が、四人もこんなところにいる理由とは、そう、俺達が作ろうとしている【魔道具式新型ゴーレム】の開発・製作を手伝ってもらう為である。

 あの日、俺が異世界人であることを告白した日、俺達が作ろうとしている"新型ゴーレム"の話も陛下おっさんにしたんだが、その途端、頭痛でもするように眉を顰めて溜め息を吐かれてしまった。

「………あのなぁヒロト、お前ェ、何サラッとトンでもねーことやらかしてんだよ………っ⁉︎ 」

 いやいや、そこまで"トンでもねー"ことはしてないよね?してないよね?と周囲にアピールしてみたものの、皆んなからのジトッとした視線が痛かった……!

 まあその後も"俺考案"の新型武装の件も含めて話したところ、更にジト~ッとした目で睨まれた後で、めでたく"国家事業"に認定され、〈魔道具式新型ゴーレム〉は【国家錬金術師】に補助してもらいながら、このまま学院で俺達が。〈通信機〉及び"新型武装"については、エドワルド達【国家錬金術師】に全部お任せすることになった。
 なぜ学院のいち研究会サークルの部室に、あんな厳重なセキュリティが付いていたかというのは、こんな理由だったりする。

 ちなみに陛下おっさんは、最後にはでニヤリと笑い ーー「トンでもねぇことには違いねえが、面白え。上手く行きゃあに吠え面をかかせてやれるしな。クククッ!バカ公爵共のアホ面が眼に浮かぶようだぜ。やると決めたからにゃあ予算は国から出す。構わねぇからトコトンやりな。良い報告を期待してるぜぇ?ヒロト 」ーー だ、そうです。

 てな訳で特別予算が組まれ、補助役の【国家錬金術師】四名までが速攻で選出されて、あれよあれよという間にメイガネーノの工房は増築までされて建て直された。
 外観と内部の広さが違っているのは、まあカモフラージュだ。作っているのがゴーレムなので、内部は〈空間拡張〉されており、実際には海外のアーティストがコンサートを開くイベントホール並の広さになっている。

 見た目も中身もヤンキー親父にしか見えないが、さすがは一国のトップ国王だ。一旦"こう"と決めたら行動力が半端ねえ。

 まあ、そんな感じではあるのだが、取り敢えず今はアイテムボックスからケーキやクッキーなどの各種お菓子を取り出して、和気あいあいと休憩を楽しんだのだった。
 あ、カーフはラーナちゃんが美味しく淹れてくれました。俺の好物なので、キムチェから淹れ方を習ってくれたんだそうだ。ありがとうね。

 そんなこんなで休憩後、生け贄…ゲフン、ゲフン!テストパイロットのゼルドが来たので、改めて稼働実験を開始する。………が。


「のぉああああああああああああっ⁉︎ 」

 ーーー ドッズゥーーーンッ‼︎ ーーー

 試験場の中央部でバランスを崩し、見事にズッコケる試作実験機。

「おぉーーいゼルド、大丈夫かぁーーっ!」

 仰向けに倒れて頓挫した試作機に近寄り声を掛ける。すると、プシュ!っという圧縮された空気が漏れるような音と共に、胴体正面にあるハッチが開いてゼルドが這い出してきた。

「痛~~っ、…ててててっ!ああ、大丈夫だ教官。すまねえ、ま~たドジっちまった 」
「いや、いい。お前の所為ばかりじゃないさ。ん~、こりゃやっぱり制御系を見直さにゃならんなぁ…… 」

 倒れた試作機を眺めながら、つい溜め息が出てしまう。

「じゃあ、機体を起こして格納庫ハンガーに戻します。ヒロト様、ゼルド様、機体から離れて下さい 」
「分かった。ゼルド、離れるぞ 」

 俺達が離れたことを確認した錬金術師の四人が、素早く機体各部を点検すると、天井に設置されたクレーンを操作して、機体の肩部にあるハードポイントと呼ばれる部分にフックを取り付けて機体を吊り上げていく。

 吊り上げているのは、実はクレーンというより所謂手動で動かす"チェーンブロック"と呼ばれる物なんだが、さすが自分達のことを"趣味人間"と言うだけはある。少し説明しただけですぐ構造を理解した。そればかりかチェーンブロック自体には《構造強化》の魔法を付与して強化され、更には懸架した物に対しても《重量軽減》の魔法が施せるという優れもの。はっきり言って地球の物よりも高性能な物を作り上げてしまった。

 吊り上げられて行く試作機は、全高が約四メートル。逞しいが、全高とほぼ同じ長さをもつ長い腕に、逆に自重を支える為に脚は太くて短くなっている。"操縦殻"と名付けられた操縦席のある胴体は卵を逆さまにしたような形をしており、全体的には"頭部の無いゴリラ"のようなシルエットだ。
 
 そんな機体がどんどん吊り上げられて、爪先が地面から十センチほど離れた辺りで移動をし始める。クレーンは作ったが、それを動かす動力自体は存在しない為、全てを手動で動かすしかないのだが、そこはそれ。本人達も《身体強化》が使える為に何も問題は無かった。

 上手く操ることが出来なかったことが悔しいのだろう。表情を歪めたまましゃがみ込むゼルドと共に、ぶら下げた試作機を押して、あーだこーだと話し合いながら格納庫へと移動させて行く四人を目で追っていると、パタパタと小走りに走ってくる音が背後から聴こえてきた。

「ゼ、ゼルド会長、大丈夫ですかっ⁉︎ 」
「ああ…、俺は大丈夫だ。それよりも、すまねー。また壊しちまった…… 」
「だ、大丈夫です!何度壊れたって、私が直しちゃいますから!……それよりも、あんまり無理しないでくださいね?」

 しゃがみ込むゼルドに駆け寄り、心配そうに声を掛けるメイガネーノ。失敗し、身体の痛みよりも試作機を損傷してしまったことを詫びるゼルドに、むん!と、ちっとも無い"力こぶ"を作って、「大丈夫!」と笑うメイガネーノ………。

 をおぉ………っ!青春、青春だよっ!何だろう、"夕焼けに染まるサッカーグランドと校舎とかが二人の背景に見えるようだっ⁉︎ 

「俺の方も大丈夫だ。次こそは絶対上手くやってみせるぜ!………って、お前等何笑ってやがるっ!」

「「「「 ーーニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ ーー! 」」」」

「ほほぅ!…メイ?メイね!随分と仲が良くなったじゃねーの、ん? ゼ・ル・ド・君? ………ぷスーーーッ!」
「いや、私は笑っていないぞ?うん、仲良きことは美しきかなと言うじゃないか。………………フスッ!」
「ププププッ!メイ?メイ!プクククッ!ゼルドが「メイ」⁉︎ ぶフゥッ!ププププ………ゲホッ!ゲフンッ⁉︎ 」

「ちょっ!ま…っ⁉︎ 俺等はそんなんじゃねーーし!…っか、せるほど笑ってんじゃねーーよ、クローレシアァァァァァッ!」
「///////………!」

 揶揄われて真っ赤になってる二人はそのままにして、俺は格納庫に設置された専用の整備フレームに固定した試作機の一部装甲を外したりして、更に詳しく点検している四人に近付いて声を掛ける。

「どうだ、どんな感じだ?」
「ああ、ヒロト様。そうですね、〈金属骨格メタルフレーム〉や操縦殻に歪みは出ていないようですし、"第一次装甲"に守られた〈魔導筋肉〉などの可動部分にも破損は見当たりません。せいぜい外部装甲である"第二次装甲"が少しばかりヘコんだ程度で、特に問題は見られませんね。まだ試作機の段階であるというのに、素晴らしい耐久力ですよ 」

 割と派手にコケてはいたが、機体の破損などは特に無かったようだ。

「そうか、そりゃ良かった。…だ、そうだが、どうだったんだ?やっぱり?」

 クローレシアに揶揄われ過ぎたせいか、顔は赤いが、やや憮然とした表情で近付いて来ていたゼルドに話を振ってみる。

「そうだな、そんな感じだよ教官。立ち上がって普通に歩く程度なら問題無いんだ。だけど、それ以上の急な動きを取ろうとすると、途端に。俺の〈魔力操作〉が未熟な所為なのは分かってるんだけどな… 」

 そう言って表情を曇らせるゼルドだが、最初の頃の数回ならばともかく、こうまで何回もとなると、ゼルドの技量が拙いからとかそんな理由だけでは無いだろう。

「いや、ここまで来ると、それだけが理由じゃないよ 」
「ヒロト様、と、言われますと…?」

 いつの間にやら錬金術師の四人とゼルドに、セイリア達までが格納庫に集まって、俺の方を注目している。

「そうだな、考えられることはひとつ。操縦者ゼルドの動きを感知して、命令通りに機体ゴーレムを動かす為の制御用の魔晶石の機能が不十分なんだ。ほぼ制御任せの基本動作なら問題無いんだろうが、それ以上になると、制御用魔晶石の反応速度がゼルドの動きに付いて来れていない。だから動きがズレてくるんだ。あとは、命令の優先順位は操縦者の意志の方が上になるが、それに魔晶石が過敏にて命令以上の動きをしてしまう場合もあるようだ 」

 そう、問題なのは機体ハードの方ではなく魔晶石ソフト、つまりOSの性能がまだまだ低いのだ。

 事実、試しに俺が搭乗し、魔晶石を介さずアイに全制御を任せてフルコントロールを行なってみたところ、問題無く稼働させることが出来た。
 まあ、その所為でゼルドは実験の失敗は自身の未熟さが原因だと思ってしまっているようだが……。
 しかしそうなると、問題解決の方法はゴーレムのコアとなっている魔晶石の制御性能を上げるしか無い訳だが……、こういう場合はどうするんだ?

「なあ、こういった場合、ゴーレムの核になっている魔晶石の性能を上げる為にはどうしたらいいんだ?」

 メイガネーノに話しを振ってみると、彼女は少し考えた素ぶりを見せた後で、少し悔しそうな、そして残念そうな表情で口を開いた。

「魔晶石に魔力で刻んである、制御用の〈魔術回路マジックサーキット〉である"〈魔術紋〉"を、もっと高性能なモノに書き換えるしかないと思います……。ごめんなさい先生……。残念ながら、今の私ではそこまで高性能な〈魔術紋〉はまだまだ書き込めません…… 」
「し、仕方ねーよ!メイガネーノは【魔道具科】だろっ?【魔術紋科】じゃないんだ、落ち込むことねーよっ!」

 しゅん…、と肩を落として告白するメイガネーノを、そう言いながら慌てて励ますゼルド。なんだ、やっぱり"いい雰囲気"じゃないか。ニヤニヤ。

「【魔術紋科】?そんなのもあるのか、セイリア?」
「あっ、はい!魔道具の作成そのものよりも、その性能を上げる為に、魔晶石に刻む〈魔術紋〉の研究や開発をする技術者や研究者の輩出を目的とした科です 」
「へえ…?そんな学科もあったのか……?」

 話しを聞いていると、プログラムやシステムなどのIT関連の専門学科みたいな感じなんだろうか?

「……そういえばゼルド会長、【魔術紋科】といえば、そこにもひとり"天才"と呼ばれていた生徒がいたのではなかったか?」
「……ああ、居たな。そいつもだいぶ変わり者だったが…。今はなぁ…… 」

 セイリアの問いに、なんだか答え難そうに言い澱むゼルド。

「なんだ?学院を退めちまったのか?」
「いや…、退めちゃいない。いないんだが……、なんて言うかなぁ…? 敢えて説明するなら、『頭が良すぎて、変な方向に行っちまった』……。って感じかな?」
「『何トカと天才は紙一重』ってヤツか?」
「そんな感じだろうな。なんてったって、とかを一生懸命やってるんだぜ?前は変わり者だけど"天才"だって一目置かれてたが、そんなんだから周りの皆んなもすっかり呆れて、今じゃ"役立たずの変人"扱いさ。パワー重視のゴーレムにそんなことやらせるなんて、何やってんだか。勿体ねぇ…… 」
「………っ⁉︎ 何だと…っ‼︎ 」

 今、ゼルドは何て言った? "ゴーレムに卵を持たせる実験"だと⁉︎
 …それはまるで……っ?

「なっ、何だよ教官、急に大声を出してっ⁉︎ 」
「ゼルド、そいつの所へ今すぐに案内しろっ!」
「ちょっ⁉︎ 何だよ、どうしたんだよ教官っ⁉︎ 」
「いいからっ!ほら、さっさとしろっ!」

 俺の考えが正しいなら、は間違いなく……!

 良ーしよし!制御系の問題解決の糸口が見えてきたぜっ!

 俺は、訳が分からず目を白黒とさせているゼルドを急かして、その噂の"天才"君の下へと案内させるのだった ーーーー 。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 いつもお読み頂きありがとうございます。
 すいません、急な出張で更新遅くなってしまいました。
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