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第21章 再会 友……よ?

第177話

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「い~や~、やるなー大翔~~。俺には無理だわ~~~~、よっ!この鬼畜~!ハーレム野郎~~‼︎ 」

 ニヤニヤと笑いながら、ここぞとばかりに揶揄ってきやがった。だから俺は………!

「ありがとう、心の友よっ‼︎ 」
「はぁっ? ぐはぁっ⁉︎ 」

 ーー ゴスンッ! ーー

 感謝の思いを込めて、満面の笑顔で殴り飛ばしてやった!

「何しやがる!このサル頭~~っ‼︎ 」
「五月蝿ぇ、このサル顔!わはははははははははっ‼︎ 」

 さっすが相棒!いや~~、正直、今日ほどコイツがバカだったことを有り難いと思った日は無いな!

「あ~あぁ、直で言っちまったよ。……若いねぇ 」
「まったくだな叔母御。もう少しヒロトの奴が身悶えしてるトコロを笑ってたかったんだがなぁ…?」
「仕方ないじゃろ。ま、充分楽しめたし、良しとしておくかの? 」

 "良しとしておくかの?"じゃねーよっ!……ったく、このジジイ共は……。

「もういいか?一応こっちとしては、最悪を立ち去らなきゃいけないくらいで告白してんだから、もうちょっと真面目に聞いてくれると助かるんだがな?」
「なぁにを言うておるか。お陰でこれ以上無いくらいであろう?感謝してもらいたいくらいじゃわい。カッカッカッカ…ッ!」

 カラカラと、まるで悪びれずに答える爺さん。………まあ確かに?あれほど意を決したのがアホらしくなるような、拍子抜けするくらいアッサリ受け入れられたし、必要以上に深刻な感じにはならなかったのはありがたかったけどさ。

「さてヒロトよ。【来訪者】だとお主の来歴が判明したところで、お主はこれから先?何を為そうとしておるのか?を教えてもらいたいのじゃが、どうじゃな?」

 おぉうっ⁉︎ 表情は笑みを形作っているが、俺を見つめる爺さんの目は微妙笑っていない。

「"どう?"って聞かれてもなぁ…、俺は本当にアフィーちゃんアフィラマゼンダから何か特別な役割とか使命を託された訳じゃないんだよ。むしろ『好きに生きていい』って言ってもらってるしなぁ… 」

 それを聞いて、驚きのためか僅かに目を見開いてから口許をほんの少しだけ歪めて苦笑する爺さん。

「ほっ⁉︎ それほどの力を持ちながら女神より"自由"を約束されておるとは。アフィラマゼンダ様もをなさる 」
?どういう意味だ?」

「ヒロトよ、お主は地球とやらでは治安を守る兵士だったのじゃろう?ならば考えみよ、これといった思想も無く、国や氏族などにも一切縛られてもいない。なのにたったひとりで一国の軍隊をも凌ぐ力を持った者が、何の制約も無く存在するのじゃぞ?そんな者がいきなり自国の領内に現れたらどうじゃ?分かるかヒロト、それはな、街中をうろついておるのと同じくらい"怖いこと"なのじゃよ。何せ、この世界の善悪を含めた一切の常識を知らぬ相手じゃ。出逢う者によって、経験したことによって敵にも味方にも成り得るのじゃからな。」
「………っ⁉︎ 」

「今は良い。お主は現状について満足しておるようじゃからの。じゃが、空腹になった現状に不満を感じたらら?お前を縛りつけるモノは何も無い。その爪が、牙が、いつ自分達の方に向くか分からぬのじゃ。儂は…いや、儂等はお前を信じても良いのか?」

 いつも人を食った顔で人を揶揄う爺さんが、この時ばかりはあの悪戯っ子のような笑みを消して俺に問いかけてくる。

「ハァ………。俺って信用ねぇのな……… 」
「そ、そんなことはありません!わ、私はヒロト様を心から信じております!」
「そうだよ兄貴!アタイ達は何があっても兄貴の味方だよっ‼︎ 」

「「………プッ!あはははははははははははははははっ‼︎ 」」

『『『『『 …⁉︎ 』』』』』

「悪い悪い、ありがとうな、セイリア、ソニア。そう言ってくれて嬉しいよ。……ってか、だろう爺さん?」
「そうじゃな、今さらじゃな 」

 突然笑い始めた俺と爺さんに、ポカンとして呆気に取られる一同。

「まあ確かに?これ以上無いだよな"俺"は。けど、俺を繋ぐ"鎖"なら?違うか、爺さん?」
「そうか、セイリアのみならず、そう言うてくれるか…… 」
「ああ。だいぶ成り行きもあったが、爺さん達は文字通り"天涯孤独"の俺を迎え入れてくれた。何人もの人と出会い、こんなにも"居場所"が出来た。ここは、この国はもう俺達にとって大切な場所なんだ。だからもう、離れるつもりは無いよ。むしろ………、俺の大切なモノを害したり傷付ける者があれば、それがこの国の重鎮だろうと、どこかの国の王族だろうと、……、潰す。絶対に、だ。その時はおっさん陛下、悪いが指図は受け無いぜ?何せ俺は"自由"らしいんでな? 」

 ーーー 嗤う。
 
 ニタリ、かニヤリか。どっちでもいいか。口の端を吊り上げて嗤う。ゴウナムやゼルドがかなり顔色を青くして怯えた表情をしているところを見ると、相当に"悪い顔"でもしているんだろうな俺は。

 だが、俺の大切なモノを傷付ける奴は絶対に許さない。その為には何だってするし、自重もしない。
 もう二度と、誰にも、何者にも奪わせない。"三度目の正直"は沢山だ。

「…く⁉︎ 分ぁーかったよ、だからそう怖いおっかない顔で睨むんじゃねえよ。………だがな、これだきゃ言っておくぞ。お前が"自由"なら俺は"王"だ。関係の無ぇ民草を巻き込むんじゃねえぞ?そん時ゃあ俺は自分からを引き千切って逆にお前を討つ。れるれないじゃねえんだよ。覚えときな 」
「分かった。肝に銘じておくよ。さっきも言ったが、ここはロードベルクもう俺にとっても大切なんだ。自分から壊すような真似も、大事な人達が悲しむようなことをする気は無いから安心してくれ 」
「その言葉、信じたからな?頼むぜ?」
「ああ…… 」

 人と場所は別々じゃない。一緒にあってこそだ。

「まあ、おっさんに言われるまでもなく、そのつもりだったがな?その前提で近衛騎士団を鍛えたり、新型ゴーレムを開発してるんだし 」

 地球で読んでいた"愛読書"では、急激な技術チートがもたらす悪影響を懸念して、慎重になる主人公が多かったが、申し訳ないが俺は自重する気はない。
 世界への影響?アフィーには悪いが、そんなモノに気を使って、セイリアやソニア、それからチェヂミなんかの大切な人達が傷付けられてから後悔するのは御免被る。

「で?その"新型ゴーレム"とやらは使い物になんのか?」
「ああ、まだ少し制御系に問題はあるが、ほぼ形にはなってきたよ。このまま上手く行けばゼルドの言うとやらに一泡吹かせてやれると思うぜ?ま、その他にも地球の知識を応用したとか色々あるんで、また後から教えてやるよ。それより……… 」
「何だ?まだ?厄介事は勘弁してくれよ?」

 おっさんが露骨に顔をしかめて嫌な顔をするが、この件についても話しておかなければならないだろう。

「俺がアフィーから貰ったスキルの中に【鑑定】ってのがあるんだがな?」
「何だいそりゃ、そんなレアスキルまで貰ってたのかい⁉︎」
「まあな。で、コイツ……ダイを【鑑定観て】みたんだけどさ…、まだ覚醒しちゃいないが、コイツに【勇者】って付いてるんだよね… 」

『『『『『 勇者ぁっ⁉︎ 』』』』』

 大人組が全員揃って素っ頓狂な声を上げて驚いている。セイリア達は…、どちらかと言えばキョトンとしている感じかな?

「おいおいおい、マジかよ………っ!」
「"厄介事"どころの話ではないのう………⁉︎ 」
「【勇者】とは……… 」
「まさか!いや…、……か?」

 ざわざわ………と、慌てふためいているようにも見える大人達。ダイが【勇者】である、ということはともかく、【勇者】の出現とはやっぱりあまり歓迎すべからざる事態であるようだ。

「俺達の世界地球の物語では、【勇者】と言えば、人類を滅ぼすか支配しようとする魔族達やその王、『魔王』を討伐して、世界に平穏をもたらす存在だ。ただし、その場合の魔族ってのは、悪魔的な存在と同義ってことになってるんだが、こっちの"魔族"は単に人間のいち種族ってだけだったよな?」
「そうだね?瞳の色が真紅で魔力、身体能力共に全人類中でもピカイチ。肌が青かったり頭にツノが生えている魔獣っぽい外見のヤツとかもいるけれど、基本人間には違いない。おまけにエルフ族と同じく長寿でいち個体が強力であるだけに生殖力は低くてね、人口は全種族中最低。とてもじゃないが全人類相手に喧嘩を吹っかけたとしても勝ち目は無いね 」

 なるほどな。ゲームなんかでは定番の、俺が知ってる魔族とは全然違うようだ。なら、【勇者】なんだ………?

「しかし【勇者】か……。最上級の"英雄"には違いねえな。だが、英雄が出現し、最も輝くのは"動乱の時"だ。平時には英雄は。必要無いからな。英雄の出現…本来なら喜ぶべきなんだろうが、国を預かるという立場からすれば素直には喜べねぇな…… 」
「うむ、ジオンの言う通りじゃな。要は【勇者】の力が必要なが迫っておるということじゃからのう… 」

 と、そこで話しに割り込んで来たヤツがいる。

「ちょ、ちょっと待てー!ゆ、【勇者】って誰がだーっ⁉︎」
「何だ、自覚してなかったのか?お前のステータスにな、〈覚醒前〉だけど【勇者】って書いてあるんだよ。良かったな、『勇者ダイ』。語呂もピッタリじゃねーか。あっ!だけど、勇者だからって勝手に人の家のタンスを漁ったり、壺とか壊したりするんじゃないぞ?本当にやったら犯罪だからな? 」
「誰がやるかーーっ!」

 自分でプレイしている時は当たり前にやってたけど、あれって、ゲームをサクサク進める為に採用されたんだろうけど、実際にやったら大変だよな?

『勇者が!勇者が勝手に家に⁉︎』
『ああっ⁉︎やめて!そのお金は大切なっ!』
『いやーっ!お父さんの形見を持っていかないでーっ!』

 …なぁーんて、もう絶対に正義の味方の行動じゃないよな?

「何だいそのタンスだの壺だのってのは?」
「ああ、地球の物語みたいなモノを体験出来る遊びに出てくる【勇者】の話しさ 」
「そんなの絶対【勇者】じゃないだろうよ…… 」

 うん、本当にそんなコトをする奴は【勇者】じゃなくて"無法者"だな!

「まあ、ヒロトの居た世界なんだから、【勇者】もムチャクチャなんだろうけどさ…。まあ、冒険者ギルドの記録にも【勇者】の記述は残ってるよ。まあ"自称勇者"とか、国家の宣揚ってのもあっただろうがね?大体は大国の侵攻を寡兵で破ったり、高位の魔獣を討伐したってヤツで、特定の種族が悪いって訳じゃないよ。ま、その中でもアタシが間違いなく【勇者】だって断定出来るのはただ二人、一番目、二番目の【来訪者】かね?」

 何だかサラッとディスられたような気がするが、まあ良しとしておこう。薮蛇になりそうだしな。

「ほぉ……。その二人はどんなだったんだ?」
「一人目は特定の勢力には与せず、そこら中で『弱気を助け、強きを挫く』を地でやったらしい。二人目の時は魔素の異常増加があったらしくてね、世界中のあちらこちらで魔獣の氾濫が発生して、相当な被害が出ていたようだが、そいつを食い止めて回っていたようだね」

 そりゃまたいかにも【勇者】な行動だな。

 だが、〈女神の客人〉というくらいだから、俺以外は皆何らかの使命を託されていたのだろうか?
 じゃあ、何故三人目の【来訪者】である俺は"好きにしていい"なんて言われてて、【転生者】であるダイに【勇者】が発現してるんだ?

 何か、アフィー達ですら予想していなかった神様サイドのトラブルが発生して、慌てて【勇者】をダイ少年にしたような感じさえするんだが? そのうちまた電脳空間でアフィーと話せればいいんだがな………?

「どうやら、突然出現し始めた"黒い魔獣"といい、【勇者】の事といい、あんまり認めたくはないが"動乱の時"が迫っているのは間違いないらしいな………!」
「うむ。前の〈大戦乱〉より六百年、あまりに長過ぎた平和の中で、随分国内の貴族共もを発する者が出て来たようじゃしのう… 」

 【勇者】や英雄は人々の希望となるが、それは同時に世の中が乱れるということ。わざわざそんなことを望む者はいないだろうが、"黒い魔獣"などその兆候は既に出て来始めている。

「ならば……、有事に備え、こちらも準備をせねばならんな 」
「そうだな叔父貴。だが、今すぐって訳にはいかねえぜ?一般市民に余計な混乱を招いちまう危険がある 」
おっさん陛下、取り敢えず水面下でいいだろう。恐らく、その混乱こその目するものだろう。俺達は、其奴そいつらの目を欺きながら、牙を鋭く研ぎ澄ませばいい。其奴らが事に及んだ時に、反対に『しまった⁉︎』と後悔するくらいにな 」

 真剣な顔で話し合う陛下おっさんと爺さんに向かってそう言ってやると、二人…いや?婆さんやレイラ王妃など部屋の中のほとんどの者が頷き、ニヤリと不敵な笑みを返してきた。

「カカカッ!違ぇねえ、そういやさっき"新武装"がどうの~って言ってたな?期待してるぜ、ヒロトよぉ?」
「ああ、任せろよおっさん。期待してくれていいよ。魂消たまげるぜ?………ああ、それから爺さん。送ってく時に?」

「お、おい大翔⁉︎ どういうことだーっ?」

 勝手に今後の予定を決められて、目を白黒させているダイ。

「お前がどう思おうと、お前が今代の【勇者】らしい。なら、お前の力が世界の切り札のひとつには間違いない。だったら、まだ【勇者】の力が開放されていない状態は良くない。【魔の森】で【黒の武神】に稽古をつけて貰って、さっさと強くなってこい。………それにな?「秀真の國 」に行けばぞ?」

「………っ!マジかーっ⁉︎ 」
「マジマジ。大マジだ 」

 いくら秀真で稲作が行われているといっても、その流通量はそれほどでもなく、今のところ米が食べれるのは王都と秀真の國ぐらいだ。

「分かったーっ‼︎ ティーリ、「秀真の國」に行くぞーーーーっ‼︎ 」
「ちょっ!ちょっと待ってよ、いきなりどうしたのよダイ…っ⁉︎ 」

 やっぱりな?大輔…もとい、ダイはまだ食べたことがなかったようだ。バカは扱い易くってイイネ!


 さてーー、分からない事だらけだし、何が起きようとしているのか現時点ではサッパリだが、幸い愛すべき、頼れる仲間は沢山居る。どんな大波が来ようとも全て乗り切る為に、色々と始めようか?を………っ!




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