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「1話目」チョコレートと猫の嫌悪
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「起立、礼!ありがとうございました!」
「にっしー!放課後どっかいこーぜー?」
「ん?あぁ…。」
俺の名前は葛城 西城。
(かつらぎ さいじょう)
二江高等学校 2年生だ。
いわゆる、一般的な高校生。
クラスの連中からは、西と呼ばれている。
まぁ、もっとも西城なんて呼ばれるのは俺自体好まないし。
向こうからしたら、崩した感じがいいのだろう。
そんで、もって今話しかけてきた奴は。
クラスの同級生の(井上 大地)
コイツとは高校生初の宿泊研修で
仲良くなった。
特段に、スゲェって思いは無いんだが。まぁ、話しやすい気さく。
そんな印象のやつだ。
「……にっしー?」
「…っ?あっ…すまんすまんなんだっけ?」
「冗談勘弁だよ、西城君~。」
「だから、西城ゆうな…気持ち悪い…。」
これと言って、除け者という訳でもなく。
俺は、何事も無く。
このマンネリと化した、日常を消化する。
俺が何をしても、何も変わりはしない。
こんなこと自体、考えるのも。
なんか意外なんだけど。
でもたまにはこんな気分に浸りたい。
「それじゃ、先行ってるわ!ぜってぇ来いよー!」
「おう!」
手を振り返し、教室の入口にいた大地に手を振り返す。
「さてと…」
一言呟きカバンに荷物を詰める。
一旦帰って、着替えて遊びに行くか。
そのまんま、寄り道で遊ぶか。
少し悩んでいた。
教室から出る。
すると、廊下の窓から
校舎の裏に人影が見えた。
(ん?この時間は用務員さんはいないはず…)
少し考えた末、足は自然に。
その場所に向かっていた。
草が生い茂って、部活をやってる奴らの、昔使っていた部活部屋があった。
(ん…?あれは)
一つの部屋に数人の影が、1人の生徒を囲っていた。
「……お前さ生意気なんだよ。」
ガンッ!!
(!?おいおい…マジかよ。)
そう、イジメだ。
TVとかでしか見たことがない。
俺とは縁がない物が。
そこで行われていた。
ザッ!
「あっ?誰かいんのか」
ヤバ…なんでこんな時足音って。
気づかれんだろうな。
(あーぁ…もうヤケクソだ。)
見たら、4人の女子だった。
「お前、なんだよ。」
「うわー、キモ」
そんな声ばっか。
(はぁ…これがクズって奴か)
「お前らさ、よって集って1人虐めて楽しいか?」
「お前に関係ねぇだろうよ。」
(出たよ、お決まりの決まり文句…。)
「わかったわかった、俺には関係ないな、でも。見たからには先生に報告しないとな?寄ってたかって暴力してましたって。」
すると、2人が動揺を始めた。
(なるほどな、逆らえないないようにされた。って事か)
「チッ、覚えとけよ。次は殺すからな」
そう言って彼女達は去った。
「ふぅ…。」
「あ、あの…。ありがとうございます。」
彼女は笑っていた。
身体中アザだらけにして。
そして、暫くして。
「いつものことなんですよね。なんだかわからないんだけど、こんな感じで。」
「イジメのこと?」
俺は問いただすように聞いた。
「はい。」
と一言彼女は言った。
イジメは
いじめる側、いじめられる側。
双方がある。
よく、論議されていること。
当然虐める側が悪い。
だが、いじめられる側にも問題がある。
と言われる問題である。
俺は、思うんだけど。
いじめられる側は何とかして身を守ろうとする。
だから、平気で隠し事をしたり。
嘘をついちゃったりする。
嘘をつくのは良くないことだけど
でも、自分の身に起きていることを。
人に話せないのなら。人を騙すしかない。
いつまでも、立ち向かわずにどうする。
という昭和的考えたでは無く。
その子は一体どうすれば幸せな環境になるのかを考えるべきなのである。
だから、俺は彼女にこういった。
「そっか、じゃぁ俺は友達になるよ。俺の名前は葛城 西城 2年生 特に何もして挙げられないけど。俺は友達になる。」
すると、予想外の言葉が彼女から出てきた。
「私は、碧月 刹那。 君は私に友達になろうと言ってくれた。 じゃあ、私は願い事を一つ叶えてあげる。」
「お前は、何者だよっ……」
そりゃあ、そうだ。
浦島太郎の亀じゃないんだし。
願い事を叶えるとか…某アニメの展開じゃないんだし。
その問に俺は。
「じゃあ、俺はこの日常を変えたい。」
そう答えた。
彼女はニヒっと笑みを浮かべていた
なんか、ちょっとだけ照れた。
「ただいま~。」
「おかえりなさい、あ、西ちゃん。お友達の大地くんから凄い電話かかってきてたわよ~。」
「あ!!やべ!」
うつろな目をして笑みを浮かべた
捨て猫みたいな、そんな印象
これがアイツとの出会いだった。
「にっしー!放課後どっかいこーぜー?」
「ん?あぁ…。」
俺の名前は葛城 西城。
(かつらぎ さいじょう)
二江高等学校 2年生だ。
いわゆる、一般的な高校生。
クラスの連中からは、西と呼ばれている。
まぁ、もっとも西城なんて呼ばれるのは俺自体好まないし。
向こうからしたら、崩した感じがいいのだろう。
そんで、もって今話しかけてきた奴は。
クラスの同級生の(井上 大地)
コイツとは高校生初の宿泊研修で
仲良くなった。
特段に、スゲェって思いは無いんだが。まぁ、話しやすい気さく。
そんな印象のやつだ。
「……にっしー?」
「…っ?あっ…すまんすまんなんだっけ?」
「冗談勘弁だよ、西城君~。」
「だから、西城ゆうな…気持ち悪い…。」
これと言って、除け者という訳でもなく。
俺は、何事も無く。
このマンネリと化した、日常を消化する。
俺が何をしても、何も変わりはしない。
こんなこと自体、考えるのも。
なんか意外なんだけど。
でもたまにはこんな気分に浸りたい。
「それじゃ、先行ってるわ!ぜってぇ来いよー!」
「おう!」
手を振り返し、教室の入口にいた大地に手を振り返す。
「さてと…」
一言呟きカバンに荷物を詰める。
一旦帰って、着替えて遊びに行くか。
そのまんま、寄り道で遊ぶか。
少し悩んでいた。
教室から出る。
すると、廊下の窓から
校舎の裏に人影が見えた。
(ん?この時間は用務員さんはいないはず…)
少し考えた末、足は自然に。
その場所に向かっていた。
草が生い茂って、部活をやってる奴らの、昔使っていた部活部屋があった。
(ん…?あれは)
一つの部屋に数人の影が、1人の生徒を囲っていた。
「……お前さ生意気なんだよ。」
ガンッ!!
(!?おいおい…マジかよ。)
そう、イジメだ。
TVとかでしか見たことがない。
俺とは縁がない物が。
そこで行われていた。
ザッ!
「あっ?誰かいんのか」
ヤバ…なんでこんな時足音って。
気づかれんだろうな。
(あーぁ…もうヤケクソだ。)
見たら、4人の女子だった。
「お前、なんだよ。」
「うわー、キモ」
そんな声ばっか。
(はぁ…これがクズって奴か)
「お前らさ、よって集って1人虐めて楽しいか?」
「お前に関係ねぇだろうよ。」
(出たよ、お決まりの決まり文句…。)
「わかったわかった、俺には関係ないな、でも。見たからには先生に報告しないとな?寄ってたかって暴力してましたって。」
すると、2人が動揺を始めた。
(なるほどな、逆らえないないようにされた。って事か)
「チッ、覚えとけよ。次は殺すからな」
そう言って彼女達は去った。
「ふぅ…。」
「あ、あの…。ありがとうございます。」
彼女は笑っていた。
身体中アザだらけにして。
そして、暫くして。
「いつものことなんですよね。なんだかわからないんだけど、こんな感じで。」
「イジメのこと?」
俺は問いただすように聞いた。
「はい。」
と一言彼女は言った。
イジメは
いじめる側、いじめられる側。
双方がある。
よく、論議されていること。
当然虐める側が悪い。
だが、いじめられる側にも問題がある。
と言われる問題である。
俺は、思うんだけど。
いじめられる側は何とかして身を守ろうとする。
だから、平気で隠し事をしたり。
嘘をついちゃったりする。
嘘をつくのは良くないことだけど
でも、自分の身に起きていることを。
人に話せないのなら。人を騙すしかない。
いつまでも、立ち向かわずにどうする。
という昭和的考えたでは無く。
その子は一体どうすれば幸せな環境になるのかを考えるべきなのである。
だから、俺は彼女にこういった。
「そっか、じゃぁ俺は友達になるよ。俺の名前は葛城 西城 2年生 特に何もして挙げられないけど。俺は友達になる。」
すると、予想外の言葉が彼女から出てきた。
「私は、碧月 刹那。 君は私に友達になろうと言ってくれた。 じゃあ、私は願い事を一つ叶えてあげる。」
「お前は、何者だよっ……」
そりゃあ、そうだ。
浦島太郎の亀じゃないんだし。
願い事を叶えるとか…某アニメの展開じゃないんだし。
その問に俺は。
「じゃあ、俺はこの日常を変えたい。」
そう答えた。
彼女はニヒっと笑みを浮かべていた
なんか、ちょっとだけ照れた。
「ただいま~。」
「おかえりなさい、あ、西ちゃん。お友達の大地くんから凄い電話かかってきてたわよ~。」
「あ!!やべ!」
うつろな目をして笑みを浮かべた
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