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4章
トラウマ
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あれから母さんは帰って来なかった。
そのうちに、父さんもあまり俺らと話さなくなった。
俺はどうする事も出来なかった。
あれから時間がたった。
その日、俺は学校の奴らと一緒に街に遊びにきていた。
「なぁなぁ、ゲーセン行かね?」
「いいね~。結構遊んだし最後の締めくくりしますか!」
そんな事を前を歩く友人が話している。
俺も行こうと1歩踏み出した時、向こうの建物影に見慣れた人影が見えた。
母さん?!
「ごめん。俺、今日はパス。」
そう言って駆け出す。
「え?ちょっ!雷?!」
後ろから友人の声がしたけど、そんな事気にしてる暇はない。
母さん。母さん!母さん!!
追いついた。
息を整える。
「母さ……」
声をかけようとしたその瞬間、俺の目に映ったのは見たくなかった。信じたくなかった光景だった。
だって、あの時の男と一緒に笑いながら歩いていたから。
そこからはあまり覚えていない。
走って家に帰って、そのまま部屋に閉じこもった。
やっぱりって気持ちが大きかった。
渚や父さんが心配してみにきてくれたけど、そんな気分じゃなかった俺はそのまま眠りに落ちた。
そのうちに、父さんもあまり俺らと話さなくなった。
俺はどうする事も出来なかった。
あれから時間がたった。
その日、俺は学校の奴らと一緒に街に遊びにきていた。
「なぁなぁ、ゲーセン行かね?」
「いいね~。結構遊んだし最後の締めくくりしますか!」
そんな事を前を歩く友人が話している。
俺も行こうと1歩踏み出した時、向こうの建物影に見慣れた人影が見えた。
母さん?!
「ごめん。俺、今日はパス。」
そう言って駆け出す。
「え?ちょっ!雷?!」
後ろから友人の声がしたけど、そんな事気にしてる暇はない。
母さん。母さん!母さん!!
追いついた。
息を整える。
「母さ……」
声をかけようとしたその瞬間、俺の目に映ったのは見たくなかった。信じたくなかった光景だった。
だって、あの時の男と一緒に笑いながら歩いていたから。
そこからはあまり覚えていない。
走って家に帰って、そのまま部屋に閉じこもった。
やっぱりって気持ちが大きかった。
渚や父さんが心配してみにきてくれたけど、そんな気分じゃなかった俺はそのまま眠りに落ちた。
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