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4章
屋上へ
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キーンコーンカーンコーン
「「ありがとうございました。」」
さて、4限目おわりのチャイムが鳴る。
さーてっ、面倒くさい。
ご飯食べて寝ようかなぁ。
いっそ屋上いかなくていいかな?
よしっ!中庭にでもいってご飯食べようかな。
「みーくーちゃんっ!どこいくのー?屋上いこっ!」
亮が、私が席を立ったのに気がついたらしく声をかけてきた。
チッ。みつかった。
だってさぁ、屋上いったら現姫のあの子もいるんでしょ?
やだよ。面倒くさい。
「ほらっ、いくぞ。未来。お前も一緒にいくぞ。」
樹がそういいながら、席から立ち上がる。
てか、本当いつの間に私の事呼び捨て?
まぁ、いいけどさぁ。どうせ偽名だし?
「来ないんですか?いきますよ?」
いつの間にかボーッとしてしまってたらしい。
仕方ない。行くか。
そうして、私は青龍について教室を後にした。
私はまだ知らない。
この後、どんな結末が待ち受けているのかなど。
-屋上-
ガチャッ
屋上への重たい扉をあける。
その瞬間、涼しい風が吹き抜けた。
目の前には、懐かしい見慣れた屋上の景色があった。
あの頃はよく、みんなで弁当をかこんでワイワイしてたなぁ。
懐かしい。
変わらないなぁ。この屋上も。
今目の前にいる女、優香がいなければ。
「みんなぁ~遅いよぉ。あれぇ?後ろの子はだぁれ~?」
妙にわざとらしい猫なで声をだす優香。
気持ち悪っ!
なんでみんなは騙されてんだろ?
「こいつは俺のクラスに編入してきた瀬戸 未来だ。これからこいつも姫にする。」
そうそう。編入してきたなぁ。
そして姫にまたなっちゃうのかー。そうかそうか。
………………………………ん??
………姫?
え?!
「ま、ままままって!どういう事?姫って?え?」
「そのままの意味だぞ?今日からお前は、青龍の姫になれ。」
「なんで!絶対やだ。」
だって、面倒くさいし復讐相手とそんな仲良くするつもりもない。
あと、幹部の後ろで私を睨みつけてくる優香。絶対後で面倒くさい事になるじゃーん。
「なんでだ?」
「面倒くさいから。私は普通の学校生活を送りたいの。」
「それはもう無理だと思うぞ?今頃お前が姫になったって情報まわってるし。姫になったらお前を俺らは守ってやる。そうじゃなければずっと他の族から狙われるし、家から出てこれなくなるぞ?」
うわっ。まじか…
さらに面倒くさいことしやがって。
もういっそ姫になって、後で裏切ってやろうか。
仕方ない。
作戦変更だ。
「わかった。あなたたちと馴れ合うつもりはない。それでいいなら姫になってあげる。」
「それでいい。これからお前の心を開いてやるよ。何か深い闇をお前は抱えてる。だから、俺らはお前を助けたい。俺らはおまえを裏切らない。裏切りが1番俺らは嫌いだからな。」
は?どの口が言ってるの?
裏切らない?裏切りが嫌い?
ならあなた達が私にやったのはなんなの?
綺麗事を言うな。
そんな考え、私が否定してあげる。
「本当?じゃあよろしく。心を開くとか、そんな事を出来ればだけどね。」
絶対ないだろうけどね。
「おう。よろしく!」
「「よろしくね!」」
幹部のみんなが迎え入れてくれる。
でも、やっぱり優香は私を睨んだままだった。
何か面倒くさい事になりそう。
その日は、親睦会という事で私はご飯をみんなで食べたのだった。
「「ありがとうございました。」」
さて、4限目おわりのチャイムが鳴る。
さーてっ、面倒くさい。
ご飯食べて寝ようかなぁ。
いっそ屋上いかなくていいかな?
よしっ!中庭にでもいってご飯食べようかな。
「みーくーちゃんっ!どこいくのー?屋上いこっ!」
亮が、私が席を立ったのに気がついたらしく声をかけてきた。
チッ。みつかった。
だってさぁ、屋上いったら現姫のあの子もいるんでしょ?
やだよ。面倒くさい。
「ほらっ、いくぞ。未来。お前も一緒にいくぞ。」
樹がそういいながら、席から立ち上がる。
てか、本当いつの間に私の事呼び捨て?
まぁ、いいけどさぁ。どうせ偽名だし?
「来ないんですか?いきますよ?」
いつの間にかボーッとしてしまってたらしい。
仕方ない。行くか。
そうして、私は青龍について教室を後にした。
私はまだ知らない。
この後、どんな結末が待ち受けているのかなど。
-屋上-
ガチャッ
屋上への重たい扉をあける。
その瞬間、涼しい風が吹き抜けた。
目の前には、懐かしい見慣れた屋上の景色があった。
あの頃はよく、みんなで弁当をかこんでワイワイしてたなぁ。
懐かしい。
変わらないなぁ。この屋上も。
今目の前にいる女、優香がいなければ。
「みんなぁ~遅いよぉ。あれぇ?後ろの子はだぁれ~?」
妙にわざとらしい猫なで声をだす優香。
気持ち悪っ!
なんでみんなは騙されてんだろ?
「こいつは俺のクラスに編入してきた瀬戸 未来だ。これからこいつも姫にする。」
そうそう。編入してきたなぁ。
そして姫にまたなっちゃうのかー。そうかそうか。
………………………………ん??
………姫?
え?!
「ま、ままままって!どういう事?姫って?え?」
「そのままの意味だぞ?今日からお前は、青龍の姫になれ。」
「なんで!絶対やだ。」
だって、面倒くさいし復讐相手とそんな仲良くするつもりもない。
あと、幹部の後ろで私を睨みつけてくる優香。絶対後で面倒くさい事になるじゃーん。
「なんでだ?」
「面倒くさいから。私は普通の学校生活を送りたいの。」
「それはもう無理だと思うぞ?今頃お前が姫になったって情報まわってるし。姫になったらお前を俺らは守ってやる。そうじゃなければずっと他の族から狙われるし、家から出てこれなくなるぞ?」
うわっ。まじか…
さらに面倒くさいことしやがって。
もういっそ姫になって、後で裏切ってやろうか。
仕方ない。
作戦変更だ。
「わかった。あなたたちと馴れ合うつもりはない。それでいいなら姫になってあげる。」
「それでいい。これからお前の心を開いてやるよ。何か深い闇をお前は抱えてる。だから、俺らはお前を助けたい。俺らはおまえを裏切らない。裏切りが1番俺らは嫌いだからな。」
は?どの口が言ってるの?
裏切らない?裏切りが嫌い?
ならあなた達が私にやったのはなんなの?
綺麗事を言うな。
そんな考え、私が否定してあげる。
「本当?じゃあよろしく。心を開くとか、そんな事を出来ればだけどね。」
絶対ないだろうけどね。
「おう。よろしく!」
「「よろしくね!」」
幹部のみんなが迎え入れてくれる。
でも、やっぱり優香は私を睨んだままだった。
何か面倒くさい事になりそう。
その日は、親睦会という事で私はご飯をみんなで食べたのだった。
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