31 / 115
第三章 アルテミルの街とその領主
第31話 間違えて盗賊を助けてしまう2
しおりを挟む
しかし、倒れた男たちの中からも一人、リーダーと思われる厳つい顔の男が立ち上がっていた。
その男が声を発する。
「きさま、仲間か?!」
コジロー:「いや、通りすがりだが・・・?」
男:「勘違いするな、そいつらは違法な奴隷商人だぞ!」
「!!」
厳つい顔の男は続ける。
「俺はアルテミルのランクB冒険者ガラハだ!奴隷商人捕縛の依頼をうけたのだ。」
だが、ボルも反論した。
「馬鹿な、合法な商売だと聞いている!盗賊に狙われていると・・・」
ガラハ:「本当だ!ギルドカードを見せてもいい!」
ボル:「そんな・・・」
ガラハ:「分かったなら邪魔をするな!おい、立てるか?!追うぞ!」
ガラハは仲間に声を掛けるが、しかし腰が抜けてまだ動けない者が多く、なんとか動ける者も膝が笑っている状態だった。
馬車はかなり遠ざかっている、まもなく峠を越えて見えなくなってしまうだろう。急がなければ逃げられてしまう。
「くそ、オレ一人でも追うか・・・」
駆け出そうとしたガラハをコジローは制止した。
「大丈夫だ、馬車は捉えられる。」
コジローはマロに、馬車を止めてくれるよう頼む。即座にマロが走り出す、そのスタートダッシュはまるで瞬間移動したかのようだ。
地球で見たアニメのキャラクターみたいだとコジローは思ったが・・・
・・・今はそんな事を考えている場合ではない。
「俺達も行こう!」
コジローはガラハの腕を掴み、転移を発動した。転移はあまり見せたくなかったが、自分のせいで犯罪者を逃してしまったとなるのも困るので仕方がない。
馬車はもう見えなくなっていたが、"見える範囲" で転移を二度繰り返し、馬車が見えるところまで追いつく。そして三度目の転移で馬車の近くまで移動した。
ガラハはいきなり転移に巻き込まれて目を白黒させていたが、すぐに我に帰って馬車に駆けつけると・・・馬車は既にマロによって無力化されていた。
馬車はかなり遠くまで走っていたが、フェンリルのマロにとっては大した距離ではない。一瞬にして追いつき、馬車の前に立ちふさがり、再び咆哮を放ったのである。
御者と奴隷商は失神、馬車を引いていた馬も泡を吹いて倒れていた。。。
改めて馬車を見てみると、各面に小さな窓がついているが、それ以外は板で覆われていて中がよく見えず、窓にはが鉄格子がハマっていた。なるほど、普通の乗客や荷物を運ぶ馬車とは違う。
ガラハが御者と商人を縛り上げていると、ガラハの仲間たちが追いついてきた。ボルも来た。みなマロの咆哮の影響からはすっかり回復したようである。
ガラハはアルテミルの街に戻り、警備隊に奴隷商人を引き渡してからギルドに報告する必要があるが、コジローも同行するよう要求された。
ガラハとしては、コジローとボルの身元を確認する必要がある。コジローも、捕まえたのが本当に奴隷商人なのか、確認する必要がある。双方ともギルドカードは見せあったので、念の為、ということであるが。
馬車の中には拉致され奴隷にされた被害者が居るが、警備隊に引き渡して身元確認ができるまでは開放する事はできないとの事だった。
帰りの道すがら、ガラハとボルから話を聞いた。
他にも二人、奴隷商人に雇われた護衛が居たのだが、途中でガラハ達に倒されたらしい。その二人も騙されていたのかも知れないが、仕方がない。あとでガラハの仲間達が現場に戻って二人の遺体を埋めるか燃やすかする必要があるだろう。
「犯罪奴隷を運んでいると説明されていたんだがな・・・妙に報酬が高いし、裏街道や森の中ばかり通るからおかしいとは思ったんだが。奴隷の身内の盗賊に付け狙われていると聞いて信じてしまった。だいたい、襲ってきたのがアレだからな・・・。」
とボル。
アレとは、いかも盗賊の親分という顔つきのガラハの事である。コジローも盗賊だと思ったのだが、それは口には出さず、仕事を妨害したことをガラハに謝罪した。
「まぁいい、結果的に捕まえる事ができたしな。俺はこんな顔だし、よく誤解されるんだよ。」
とガラハは笑って許してくれたが、コジローは気をつけないといけないと思う。
日本で生きていた頃、「泥棒と叫びながら逃げる泥棒」という光景が当たり前の国もあると聞いたのを思い出した。
今回のように、もし、犯罪者が「盗賊に追われている!」と叫びながら逃げていて、それを鵜呑みにして逃亡に手を貸したら、実は追っているのは警察であった、と言う事もありうるのだ。
犯罪現場を取り押さえるならば、加害者と被害者、両方とも確保するのが鉄則なのである。
今回も、奴隷にされていた被害者をその場で開放できないのは、奴隷商人の仲間が、奴隷に扮して身を隠している可能性があるからなのだそうだ。
人間同士は騙し合いか・・・
魔獣に襲われているなら分かりやすいのに、と思ったが、襲っているのが誰かの従魔である可能性もあるかと、マロを見ながらコジローは思いなおしたのだった。
『人間は嘘をつくものだ』とゼフトが言っていたのを思い出す。
それを肝に銘じて、慎重にいくしかない。。。
コジローたちは街に戻り、薬草摘みの日々に戻ったが、そんな時、コジローに護衛の指名依頼が来た。
本来、コジローのランクでは護衛依頼はほとんどないのであるが・・・
その男が声を発する。
「きさま、仲間か?!」
コジロー:「いや、通りすがりだが・・・?」
男:「勘違いするな、そいつらは違法な奴隷商人だぞ!」
「!!」
厳つい顔の男は続ける。
「俺はアルテミルのランクB冒険者ガラハだ!奴隷商人捕縛の依頼をうけたのだ。」
だが、ボルも反論した。
「馬鹿な、合法な商売だと聞いている!盗賊に狙われていると・・・」
ガラハ:「本当だ!ギルドカードを見せてもいい!」
ボル:「そんな・・・」
ガラハ:「分かったなら邪魔をするな!おい、立てるか?!追うぞ!」
ガラハは仲間に声を掛けるが、しかし腰が抜けてまだ動けない者が多く、なんとか動ける者も膝が笑っている状態だった。
馬車はかなり遠ざかっている、まもなく峠を越えて見えなくなってしまうだろう。急がなければ逃げられてしまう。
「くそ、オレ一人でも追うか・・・」
駆け出そうとしたガラハをコジローは制止した。
「大丈夫だ、馬車は捉えられる。」
コジローはマロに、馬車を止めてくれるよう頼む。即座にマロが走り出す、そのスタートダッシュはまるで瞬間移動したかのようだ。
地球で見たアニメのキャラクターみたいだとコジローは思ったが・・・
・・・今はそんな事を考えている場合ではない。
「俺達も行こう!」
コジローはガラハの腕を掴み、転移を発動した。転移はあまり見せたくなかったが、自分のせいで犯罪者を逃してしまったとなるのも困るので仕方がない。
馬車はもう見えなくなっていたが、"見える範囲" で転移を二度繰り返し、馬車が見えるところまで追いつく。そして三度目の転移で馬車の近くまで移動した。
ガラハはいきなり転移に巻き込まれて目を白黒させていたが、すぐに我に帰って馬車に駆けつけると・・・馬車は既にマロによって無力化されていた。
馬車はかなり遠くまで走っていたが、フェンリルのマロにとっては大した距離ではない。一瞬にして追いつき、馬車の前に立ちふさがり、再び咆哮を放ったのである。
御者と奴隷商は失神、馬車を引いていた馬も泡を吹いて倒れていた。。。
改めて馬車を見てみると、各面に小さな窓がついているが、それ以外は板で覆われていて中がよく見えず、窓にはが鉄格子がハマっていた。なるほど、普通の乗客や荷物を運ぶ馬車とは違う。
ガラハが御者と商人を縛り上げていると、ガラハの仲間たちが追いついてきた。ボルも来た。みなマロの咆哮の影響からはすっかり回復したようである。
ガラハはアルテミルの街に戻り、警備隊に奴隷商人を引き渡してからギルドに報告する必要があるが、コジローも同行するよう要求された。
ガラハとしては、コジローとボルの身元を確認する必要がある。コジローも、捕まえたのが本当に奴隷商人なのか、確認する必要がある。双方ともギルドカードは見せあったので、念の為、ということであるが。
馬車の中には拉致され奴隷にされた被害者が居るが、警備隊に引き渡して身元確認ができるまでは開放する事はできないとの事だった。
帰りの道すがら、ガラハとボルから話を聞いた。
他にも二人、奴隷商人に雇われた護衛が居たのだが、途中でガラハ達に倒されたらしい。その二人も騙されていたのかも知れないが、仕方がない。あとでガラハの仲間達が現場に戻って二人の遺体を埋めるか燃やすかする必要があるだろう。
「犯罪奴隷を運んでいると説明されていたんだがな・・・妙に報酬が高いし、裏街道や森の中ばかり通るからおかしいとは思ったんだが。奴隷の身内の盗賊に付け狙われていると聞いて信じてしまった。だいたい、襲ってきたのがアレだからな・・・。」
とボル。
アレとは、いかも盗賊の親分という顔つきのガラハの事である。コジローも盗賊だと思ったのだが、それは口には出さず、仕事を妨害したことをガラハに謝罪した。
「まぁいい、結果的に捕まえる事ができたしな。俺はこんな顔だし、よく誤解されるんだよ。」
とガラハは笑って許してくれたが、コジローは気をつけないといけないと思う。
日本で生きていた頃、「泥棒と叫びながら逃げる泥棒」という光景が当たり前の国もあると聞いたのを思い出した。
今回のように、もし、犯罪者が「盗賊に追われている!」と叫びながら逃げていて、それを鵜呑みにして逃亡に手を貸したら、実は追っているのは警察であった、と言う事もありうるのだ。
犯罪現場を取り押さえるならば、加害者と被害者、両方とも確保するのが鉄則なのである。
今回も、奴隷にされていた被害者をその場で開放できないのは、奴隷商人の仲間が、奴隷に扮して身を隠している可能性があるからなのだそうだ。
人間同士は騙し合いか・・・
魔獣に襲われているなら分かりやすいのに、と思ったが、襲っているのが誰かの従魔である可能性もあるかと、マロを見ながらコジローは思いなおしたのだった。
『人間は嘘をつくものだ』とゼフトが言っていたのを思い出す。
それを肝に銘じて、慎重にいくしかない。。。
コジローたちは街に戻り、薬草摘みの日々に戻ったが、そんな時、コジローに護衛の指名依頼が来た。
本来、コジローのランクでは護衛依頼はほとんどないのであるが・・・
0
お気に入りに追加
239
あなたにおすすめの小説
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~
尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。
だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。
全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。
勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。
そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。
エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。
これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。
…その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。
妹とは血の繋がりであろうか?
妹とは魂の繋がりである。
兄とは何か?
妹を護る存在である。
かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!
破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる