5 / 115
第一章 始まりの章
第5話 なんでも斬れる剣を貰った
しおりを挟む
魔法は、初級から順番に慣らしていかないと、いきなり高度な魔法は使えないようだ。
コジローは時空系の魔法を駆動するためにすべての才能を割り振ってしまったため、その他の魔法は───知識としてはすべて脳内に刻まれて入るのだが───うまく使えなかった。
試しに炎を出す魔法───火球(ファイアーボール)───を使ってみたが、小指の先ほどの火がでただけで、すぐ消えてしまった。しかも、それだけでも大量に魔力を消耗して大きな疲労感があった。
やがて魔力量が増え、制御も上達していけばそれらも使えるようになるだろうとの事だったが、先は長そうである。
ただし、時空魔法については、才能全振りしてしまっただけあって、かなり成長が早い。「加速」と「転移」については制約はあるものの最初から使えた。他に、重力魔法や亜空間制御など、さまざまな時空系魔法が使えるようである。上達していけば、それらの規模・効果も強力になっていくとのこと。
最後に、攻撃魔法を身に着けていないコジローのために、ゼフトが剣をくれた。
コジローがもらったのは短剣・・・これはゼフトの昔の研究成果だそうで「なんでも斬れる」剣だと言う。ゼフトの手作りなので、世界に一本しかない。
もちろん、材料さえあれば、ゼフトなら何本でも造れるし、材料も、短剣程度であればまだ何本か造れる程度の在庫をゼフトは持っている。
材料は、オリハルコンをベースに、ミスリルやその他の希少金属を微量に混ぜて作られており、その配合の割合は秘密だそうだ。
たとえ配合・製法が分かっても、この世界で一からそれらを揃えるのは、ほとんど不可能というくらいの希少な素材ばかりであるのだが・・・。
いわゆる「魔剣」=魔力を通して火や氷などの効果を付与したり魔法を発動したりする剣というのは多々あるが、この剣は少し違っていて、空間魔法を使用しているとの事。 「空間を断裂させる」事で物質を切断してしまうので、この世に斬れない物はない(次元を超えて存在できるモノでなければ)
次元断裂剣、略して次元剣(ディメンションソード)とでも名付けようか。
また、物質しか斬れないという弱点を補うために、ゼフトが得意な生命魔法(死霊術から進化発展させた魔法)も組み込んであり、アンデッドも斬れる(浄化できる)ようになっているとのことだった。
剣は、普段は短い「短剣」の形状であるが、魔力を込めると伸び縮みする。
ベースの刃の上に、魔力で刃を形成するので、刃こぼれして切れ味が落ちるということもない。
『使う時は伸び、収納時はコンパクトでよいじゃろ』
とゼフト。
剣の刀身は、伸び縮するだけでなく、持ち主のイメージに感応して形状も変えるようだ。刀身の長さ、太さも変わるし、柄もイメージ通りに伸縮する。
最初は、西洋の両刃の短剣のような形状であったのが、コジローが魔力を込めて起動したところ、片刃の日本刀のような形状に変化した。なるほど、コジローは日本の剣道のイメージが強いため、そのような形になったようである。
短かい状態に戻しても、片刃のままの形状が維持された。短剣ではなく短刀となったわけである。刀身に反りがある形状になってしまったら、鞘も作り直す必要があるのでは?と思ったが、鞘も勝手に刀身に合わせて形状を変化させていた。鞘もワンセットで造られているようである。そういえば、刀身を伸ばした時、柄も同時に伸びていたのを思い出した。
そもそも、鞘自体に空間魔法による収納力が付与されているため、どんな長さの剣であろうと収納することができるそうだ。そのため鞘自体はごく短くでも問題ないのだが、それだと「持ちにくい」ので、ある程度の長さにしてあるだけだそうであった。
この世界の剣は両刃のものが多いらしいが、両刃の剣は鞘に納刀するのが面倒だと聞いたことがあるので、片刃の形状を納刀するときにも維持してくれるのは便利だろうとコジローは思った。
コジローは、どこまで伸びるか試してみた。50cm程度、日本刀で言う 脇差 くらい。さらに長く、普通の日本刀の大刀の長さ(70cm程度)、さらに伸ばし続ければ、数メートル以上という異様に長い 長剣 にまでできた。
どんなに伸ばしても重さはほとんど感じない。
刀を鞘に入れようと思えば、縮んで元の黄金色の短剣に戻る。再び構え起動すると光と共に刀身が伸びる。コジローは、昔、地球で見たSF映画に登場した光の剣を思い出し、面白がって何度も刃を伸ばしたり、戻したりを繰り返した。
また、この剣はコジローに合わせて調整したので、他の人は使えないらしい。
ある意味希少な剣なので、盗まれないようにコジロー以外の者(許可がない者)が抜くと電撃が流れる魔法が組み込んであるとのこと。
他の人に触らせないよう注意したほうが良さそうだ。
とりあえず、今使える魔法と次元剣の 試運転 をしてみよ、とのことで、コジローは森の中に転移させられた。そこで、ゼフトがどこかからみつけて転送してきたゴブリンを、コジローは斬ってみる事となったのである。
* * * *
森の中でゴブリン十数匹に取り囲まれたコジローは、長剣にした次元剣で前にいる二匹を仕留めた。
ゴブリンは体も小さく持っている棍棒も短いものがほとんどである。また、動きが素速いというわけでもない。
何でも斬れる剣を長く伸ばし、遠間から攻撃すればコジローの攻撃が先に当たるので、苦戦する相手ではなかった。
とはいえ、多勢に無勢では危険である。
この世界でのコジローという名は、好きだった剣道マンガから取ったわけだが、コジロー自身は剣道の経験はない。ただの素人である。背後からの攻撃を、気配を察知してかわす等という芸当はできるわけもない。
だが、既に取り囲まれてしまっている状況である。背後のゴブリンはすぐにでも襲いかかってくるだろう。
とりあえず、「囲み」から脱出する必要がある。
コジローは「転移」を発動する。
コジローの姿が瞬時に消える。
そしてゴブリン達の背後に出現するコジロー。
背後のコジローに気付いていないゴブリンを何匹かまとめて斬り飛ばす。
ゴブリンの殲滅を開始するコジロー。その異様に長い剣が揮われるたび、2匹3匹とゴブリンがまとめて斬り飛ばされていく。切れ味が良すぎて強い抵抗も感じないので、草刈りでもしているかのようであった。
ゴブリン達の死角に瞬間移動を繰り返しては刈っていく作業を繰り返し、ゴブリンの殲滅はあっという間に終わった。
コジローは時空系の魔法を駆動するためにすべての才能を割り振ってしまったため、その他の魔法は───知識としてはすべて脳内に刻まれて入るのだが───うまく使えなかった。
試しに炎を出す魔法───火球(ファイアーボール)───を使ってみたが、小指の先ほどの火がでただけで、すぐ消えてしまった。しかも、それだけでも大量に魔力を消耗して大きな疲労感があった。
やがて魔力量が増え、制御も上達していけばそれらも使えるようになるだろうとの事だったが、先は長そうである。
ただし、時空魔法については、才能全振りしてしまっただけあって、かなり成長が早い。「加速」と「転移」については制約はあるものの最初から使えた。他に、重力魔法や亜空間制御など、さまざまな時空系魔法が使えるようである。上達していけば、それらの規模・効果も強力になっていくとのこと。
最後に、攻撃魔法を身に着けていないコジローのために、ゼフトが剣をくれた。
コジローがもらったのは短剣・・・これはゼフトの昔の研究成果だそうで「なんでも斬れる」剣だと言う。ゼフトの手作りなので、世界に一本しかない。
もちろん、材料さえあれば、ゼフトなら何本でも造れるし、材料も、短剣程度であればまだ何本か造れる程度の在庫をゼフトは持っている。
材料は、オリハルコンをベースに、ミスリルやその他の希少金属を微量に混ぜて作られており、その配合の割合は秘密だそうだ。
たとえ配合・製法が分かっても、この世界で一からそれらを揃えるのは、ほとんど不可能というくらいの希少な素材ばかりであるのだが・・・。
いわゆる「魔剣」=魔力を通して火や氷などの効果を付与したり魔法を発動したりする剣というのは多々あるが、この剣は少し違っていて、空間魔法を使用しているとの事。 「空間を断裂させる」事で物質を切断してしまうので、この世に斬れない物はない(次元を超えて存在できるモノでなければ)
次元断裂剣、略して次元剣(ディメンションソード)とでも名付けようか。
また、物質しか斬れないという弱点を補うために、ゼフトが得意な生命魔法(死霊術から進化発展させた魔法)も組み込んであり、アンデッドも斬れる(浄化できる)ようになっているとのことだった。
剣は、普段は短い「短剣」の形状であるが、魔力を込めると伸び縮みする。
ベースの刃の上に、魔力で刃を形成するので、刃こぼれして切れ味が落ちるということもない。
『使う時は伸び、収納時はコンパクトでよいじゃろ』
とゼフト。
剣の刀身は、伸び縮するだけでなく、持ち主のイメージに感応して形状も変えるようだ。刀身の長さ、太さも変わるし、柄もイメージ通りに伸縮する。
最初は、西洋の両刃の短剣のような形状であったのが、コジローが魔力を込めて起動したところ、片刃の日本刀のような形状に変化した。なるほど、コジローは日本の剣道のイメージが強いため、そのような形になったようである。
短かい状態に戻しても、片刃のままの形状が維持された。短剣ではなく短刀となったわけである。刀身に反りがある形状になってしまったら、鞘も作り直す必要があるのでは?と思ったが、鞘も勝手に刀身に合わせて形状を変化させていた。鞘もワンセットで造られているようである。そういえば、刀身を伸ばした時、柄も同時に伸びていたのを思い出した。
そもそも、鞘自体に空間魔法による収納力が付与されているため、どんな長さの剣であろうと収納することができるそうだ。そのため鞘自体はごく短くでも問題ないのだが、それだと「持ちにくい」ので、ある程度の長さにしてあるだけだそうであった。
この世界の剣は両刃のものが多いらしいが、両刃の剣は鞘に納刀するのが面倒だと聞いたことがあるので、片刃の形状を納刀するときにも維持してくれるのは便利だろうとコジローは思った。
コジローは、どこまで伸びるか試してみた。50cm程度、日本刀で言う 脇差 くらい。さらに長く、普通の日本刀の大刀の長さ(70cm程度)、さらに伸ばし続ければ、数メートル以上という異様に長い 長剣 にまでできた。
どんなに伸ばしても重さはほとんど感じない。
刀を鞘に入れようと思えば、縮んで元の黄金色の短剣に戻る。再び構え起動すると光と共に刀身が伸びる。コジローは、昔、地球で見たSF映画に登場した光の剣を思い出し、面白がって何度も刃を伸ばしたり、戻したりを繰り返した。
また、この剣はコジローに合わせて調整したので、他の人は使えないらしい。
ある意味希少な剣なので、盗まれないようにコジロー以外の者(許可がない者)が抜くと電撃が流れる魔法が組み込んであるとのこと。
他の人に触らせないよう注意したほうが良さそうだ。
とりあえず、今使える魔法と次元剣の 試運転 をしてみよ、とのことで、コジローは森の中に転移させられた。そこで、ゼフトがどこかからみつけて転送してきたゴブリンを、コジローは斬ってみる事となったのである。
* * * *
森の中でゴブリン十数匹に取り囲まれたコジローは、長剣にした次元剣で前にいる二匹を仕留めた。
ゴブリンは体も小さく持っている棍棒も短いものがほとんどである。また、動きが素速いというわけでもない。
何でも斬れる剣を長く伸ばし、遠間から攻撃すればコジローの攻撃が先に当たるので、苦戦する相手ではなかった。
とはいえ、多勢に無勢では危険である。
この世界でのコジローという名は、好きだった剣道マンガから取ったわけだが、コジロー自身は剣道の経験はない。ただの素人である。背後からの攻撃を、気配を察知してかわす等という芸当はできるわけもない。
だが、既に取り囲まれてしまっている状況である。背後のゴブリンはすぐにでも襲いかかってくるだろう。
とりあえず、「囲み」から脱出する必要がある。
コジローは「転移」を発動する。
コジローの姿が瞬時に消える。
そしてゴブリン達の背後に出現するコジロー。
背後のコジローに気付いていないゴブリンを何匹かまとめて斬り飛ばす。
ゴブリンの殲滅を開始するコジロー。その異様に長い剣が揮われるたび、2匹3匹とゴブリンがまとめて斬り飛ばされていく。切れ味が良すぎて強い抵抗も感じないので、草刈りでもしているかのようであった。
ゴブリン達の死角に瞬間移動を繰り返しては刈っていく作業を繰り返し、ゴブリンの殲滅はあっという間に終わった。
0
お気に入りに追加
239
あなたにおすすめの小説
最強パーティーのリーダーは一般人の僕
薄明
ファンタジー
ダンジョン配信者。
それは、世界に突如現れたダンジョンの中にいる凶悪なモンスターと戦う様子や攻略する様子などを生配信する探索者達のことだ。
死と隣り合わせで、危険が危ないダンジョンだが、モンスターを倒すことで手に入る品々は、難しいダンジョンに潜れば潜るほど珍しいものが手に入る。
そんな配信者に憧れを持った、三神《みかみ》詩音《しおん》は、幼なじみと共に、世界に名を轟かせることが夢だった。
だが、自分だけは戦闘能力において足でまとい……いや、そもそも探索者に向いていなかった。
はっきりと自分と幼なじみ達との実力差が現れていた。
「僕は向いてないみたいだから、ダンジョン配信は辞めて、個人で好きに演奏配信とかするよ。僕の代わりに頑張って……」
そうみんなに告げるが、みんなは笑った。
「シオンが弱いからって、なんで仲間はずれにしないといけないんだ?」
「そうですよ!私たちがシオンさんの分まで頑張ればいいだけじゃないですか!」
「シオンがいないと僕達も寂しいよ」
「しっかりしなさいシオン。みんなの夢なんだから、諦めるなんて言わないで」
「みんな………ありがとう!!」
泣きながら何度も感謝の言葉を伝える。
「よしっ、じゃあお前リーダーな」
「はっ?」
感動からつかの間、パーティーのリーダーになった詩音。
あれよあれよという間に、強すぎる幼なじみ達の手により、高校生にして世界トップクラスの探索者パーティーと呼ばれるようになったのだった。
初めまして。薄明です。
読み専でしたが、書くことに挑戦してみようと思いました。
よろしくお願いします🙏
私のスローライフはどこに消えた?? 神様に異世界に勝手に連れて来られてたけど途中攫われてからがめんどくさっ!
魔悠璃
ファンタジー
タイトル変更しました。
なんか旅のお供が増え・・・。
一人でゆっくりと若返った身体で楽しく暮らそうとしていたのに・・・。
どんどん違う方向へ行っている主人公ユキヤ。
R県R市のR大学病院の個室
ベットの年配の女性はたくさんの管に繋がれて酸素吸入もされている。
ピッピッとなるのは機械音とすすり泣く声
私:[苦しい・・・息が出来ない・・・]
息子A「おふくろ頑張れ・・・」
息子B「おばあちゃん・・・」
息子B嫁「おばあちゃん・・お義母さんっ・・・」
孫3人「いやだぁ~」「おばぁ☆☆☆彡っぐ・・・」「おばあちゃ~ん泣」
ピーーーーー
医師「午後14時23分ご臨終です。」
私:[これでやっと楽になれる・・・。]
私:桐原悠稀椰64歳の生涯が終わってゆっくりと永遠の眠りにつけるはず?だったのに・・・!!
なぜか異世界の女神様に召喚されたのに、
なぜか攫われて・・・
色々な面倒に巻き込まれたり、巻き込んだり
事の発端は・・・お前だ!駄女神めぇ~!!!!
R15は保険です。
喰らう度強くなるボクと姉属性の女神様と異世界と。〜食べた者のスキルを奪うボクが異世界で自由気ままに冒険する!!〜
田所浩一郎
ファンタジー
中学でいじめられていた少年冥矢は女神のミスによりできた空間の歪みに巻き込まれ命を落としてしまう。
謝罪代わりに与えられたスキル、《喰らう者》は食べた存在のスキルを使い更にレベルアップすることのできるチートスキルだった!
異世界に転生させてもらうはずだったがなんと女神様もついてくる事態に!?
地球にはない自然や生き物に魔物。それにまだ見ぬ珍味達。
冥矢は心を踊らせ好奇心を満たす冒険へと出るのだった。これからずっと側に居ることを約束した女神様と共に……
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる