33 / 64
33. 無理難題の奇跡
しおりを挟む
翼を直前で閉じ、放物線を描きながら岩の隙間を抜けていく二人。
くぅぅぅ……。 うひぃ……。
二人とも目をギュッと閉じて無事の通過を祈った。
果たして、二人の前にぶわっと荒れ地の景色が広がった。大きな岩がゴロゴロしていて隠れるところがたくさんありそうである。
「よし! 今のうちに隠れるぞ!」
「アイアイサー!」
ムーシュは手近な岩の影へと降りていく。
次の瞬間、世界が揺れた――――。
ズンッ! と、とんでもない衝撃音が後方から二人を貫く。
同時に爆発したように花崗岩が吹き飛んでくる。
うわぁぁ! ひぃぃぃ!
なんと、赫焔王は岩山を吹き飛ばして直進してきたのだった。
「マジかよぉ!」
無慈悲に降り注ぐ花崗岩は、ムーシュを次々と打ち据える。
うぎゃっ!
彼女の翼は破れ、大きな岩の上に墜落し、もんどりうった。
ギュオォォォォ!
大地が赫焔王の凄まじい咆哮によって震え、その恐ろしい響きはあらゆる生命に恐怖を振りまく。
大きな岩の上でムーシュは苦し気に荒い息を吐き、そんなムーシュをかばうように蒼は歯を食いしばって赫焔王に対峙した。
しかし、近づいてくるその巨体は空を覆いつくし、絶望が形を成したかのような恐ろしい影を落とす。金色の光をほんのりと纏う漆黒の鱗に覆われた巨躯には、神聖ささえ感じられ、もはやどんな攻撃も通じそうにない。そのうえ、どう猛な光り輝く牙が、蒼の戦意を儚くも粉砕した。
夕焼けが荒れ野を染める中、赫焔王は獲物を追い詰めたことに満足げに悠然とその巨翼を羽ばたかせ、巨大な真紅の瞳で何かを探る。
蒼は何か言わねばと思うものの、どんな言葉も無力に思え、ただ静かに身を震わせながら、その場に立ちすくんでいた。
赫焔王は地響きをたてながら降り立つと、その巨大な瞳をギロリと蒼に向けた。
「我を殺そうとした馬鹿者はお前か……? まさかこんな幼子だったとはな……。【即死】持ち同士では効果は消える。そんなことも教わらんかったのか?」
予想通り【即死】には隠された発動条件があったのだ。蒼はうかつに攻撃したことを後悔し、顔をしかめた。だが、この時、何か重要なことを忘れているような感覚が蒼の脳裏をかすめた。
「女神の縁者同士仲良くできたらよかったかも知れんが、我を殺そうとしたお前は放置できん。恨むなよ?」
赫焔王はグルルルルと重々しい喉音を轟かせると大きく息を吸い、カパッと巨大な口を開ける。鋭い牙の並ぶ向こうには危うくも美しい灼熱の煌きが現れた。
あわわわわわ……。
逃げなければと蒼が心で叫んでも、その圧倒的な威圧感に身体がこわばって言うことを聞かない。
「主様、危ない!」
ムーシュは最後の力を振り絞り、ふるえる手で蒼の身体をガッとつかむと横に飛んだ。
ゴォォォォ!
プラズマジェットの赤紫色の煌きがドラゴンの口から炸裂し、辺りは一瞬で灼熱地獄へと化す。直撃からは逃れたものの、爆発的なエネルギーは二人を容赦なく吹き飛ばし、クルクルと宙を舞いながら、巨石たちの隙間へと墜ちていくのだった。
灼熱のドラゴンブレスを撃ち終わった赫焔王は、溶けて赤く発光する荒れ野を見ながら手ごたえのなさに首をひねる。
「ぬぅ? 逃れたか……? どこだ……?」
キョロキョロと辺りを探す赫焔王。
『痛ててて……。大丈夫か?』
蒼の声に応え、ムーシュは蒼の身を守るために受けた無数の傷に顔をしかめながらも、深く、静かにうなずいた。
『もはやこれまで……だな。ごめんな』
万策尽き果てた蒼はガックリとうなだれる。
『何言ってるんですか! 主様、主様は世界一強いんです! あいつをやっつけてください!』
涙をポロポロとこぼしながら、傷だらけのムーシュは発破をかけてきた。
『いやいやいやいや、あいつの方が圧倒的に強いんだよ? 僕には【即死】しかないのにそれが効かなきゃ勝てっこないよ』
『なんで効かないんですか?』
『聞いてなかったのか? あいつも【即死】持ちで、【即死】持ち同士なら効かないの!』
『ならあいつの【即死】を無くしちゃえばいいじゃないですか!』
勢いに任せ、無理難題を吹っ掛けてくるムーシュ。
『おいおい、無理言うなよ。どうやってスキルを消せるんだよ……』
『知りませんよ! なんか方法があるんじゃないんですか?』
『馬鹿言うなよ、スキルを消すなんて……。あれ……?』
この時、蒼の頭に何かがひらめいた。
『も、もしかして……』
蒼は急いでマジックバッグを漁る。
その時、大地を揺るがす重低音の声が響いた。
「見つけたぞ! 小童がぁ!」
赫焔王は二人の隠れる巨石に痛烈な蹴りを食らわせ、巨石は砕け散る。
ぐはぁ! きゃぁっ!
「我から逃げられるとでも思っとるのか? 出てこい!」
赫焔王は隙間で小さく丸まっている二人を見つけ、勝ち誇ったように吠えた。
ふんっ!
蒼は鼻を鳴らすと赫焔王をにらみつけ、ニヤリと笑う。
「ほう、まだ諦めとらんのか。その意気やよし。じゃが……」
赫焔王は蒼たちを粉砕しようと太いシッポをブンと振り上げる。
蒼はその隙に赫焔王の脇を抜け、ピョンピョンと跳び上がって小高い巨石の上に立つ。そして、マジックバッグからスクロールを一つ取り出すと、赫焔王を見下ろした。
くぅぅぅ……。 うひぃ……。
二人とも目をギュッと閉じて無事の通過を祈った。
果たして、二人の前にぶわっと荒れ地の景色が広がった。大きな岩がゴロゴロしていて隠れるところがたくさんありそうである。
「よし! 今のうちに隠れるぞ!」
「アイアイサー!」
ムーシュは手近な岩の影へと降りていく。
次の瞬間、世界が揺れた――――。
ズンッ! と、とんでもない衝撃音が後方から二人を貫く。
同時に爆発したように花崗岩が吹き飛んでくる。
うわぁぁ! ひぃぃぃ!
なんと、赫焔王は岩山を吹き飛ばして直進してきたのだった。
「マジかよぉ!」
無慈悲に降り注ぐ花崗岩は、ムーシュを次々と打ち据える。
うぎゃっ!
彼女の翼は破れ、大きな岩の上に墜落し、もんどりうった。
ギュオォォォォ!
大地が赫焔王の凄まじい咆哮によって震え、その恐ろしい響きはあらゆる生命に恐怖を振りまく。
大きな岩の上でムーシュは苦し気に荒い息を吐き、そんなムーシュをかばうように蒼は歯を食いしばって赫焔王に対峙した。
しかし、近づいてくるその巨体は空を覆いつくし、絶望が形を成したかのような恐ろしい影を落とす。金色の光をほんのりと纏う漆黒の鱗に覆われた巨躯には、神聖ささえ感じられ、もはやどんな攻撃も通じそうにない。そのうえ、どう猛な光り輝く牙が、蒼の戦意を儚くも粉砕した。
夕焼けが荒れ野を染める中、赫焔王は獲物を追い詰めたことに満足げに悠然とその巨翼を羽ばたかせ、巨大な真紅の瞳で何かを探る。
蒼は何か言わねばと思うものの、どんな言葉も無力に思え、ただ静かに身を震わせながら、その場に立ちすくんでいた。
赫焔王は地響きをたてながら降り立つと、その巨大な瞳をギロリと蒼に向けた。
「我を殺そうとした馬鹿者はお前か……? まさかこんな幼子だったとはな……。【即死】持ち同士では効果は消える。そんなことも教わらんかったのか?」
予想通り【即死】には隠された発動条件があったのだ。蒼はうかつに攻撃したことを後悔し、顔をしかめた。だが、この時、何か重要なことを忘れているような感覚が蒼の脳裏をかすめた。
「女神の縁者同士仲良くできたらよかったかも知れんが、我を殺そうとしたお前は放置できん。恨むなよ?」
赫焔王はグルルルルと重々しい喉音を轟かせると大きく息を吸い、カパッと巨大な口を開ける。鋭い牙の並ぶ向こうには危うくも美しい灼熱の煌きが現れた。
あわわわわわ……。
逃げなければと蒼が心で叫んでも、その圧倒的な威圧感に身体がこわばって言うことを聞かない。
「主様、危ない!」
ムーシュは最後の力を振り絞り、ふるえる手で蒼の身体をガッとつかむと横に飛んだ。
ゴォォォォ!
プラズマジェットの赤紫色の煌きがドラゴンの口から炸裂し、辺りは一瞬で灼熱地獄へと化す。直撃からは逃れたものの、爆発的なエネルギーは二人を容赦なく吹き飛ばし、クルクルと宙を舞いながら、巨石たちの隙間へと墜ちていくのだった。
灼熱のドラゴンブレスを撃ち終わった赫焔王は、溶けて赤く発光する荒れ野を見ながら手ごたえのなさに首をひねる。
「ぬぅ? 逃れたか……? どこだ……?」
キョロキョロと辺りを探す赫焔王。
『痛ててて……。大丈夫か?』
蒼の声に応え、ムーシュは蒼の身を守るために受けた無数の傷に顔をしかめながらも、深く、静かにうなずいた。
『もはやこれまで……だな。ごめんな』
万策尽き果てた蒼はガックリとうなだれる。
『何言ってるんですか! 主様、主様は世界一強いんです! あいつをやっつけてください!』
涙をポロポロとこぼしながら、傷だらけのムーシュは発破をかけてきた。
『いやいやいやいや、あいつの方が圧倒的に強いんだよ? 僕には【即死】しかないのにそれが効かなきゃ勝てっこないよ』
『なんで効かないんですか?』
『聞いてなかったのか? あいつも【即死】持ちで、【即死】持ち同士なら効かないの!』
『ならあいつの【即死】を無くしちゃえばいいじゃないですか!』
勢いに任せ、無理難題を吹っ掛けてくるムーシュ。
『おいおい、無理言うなよ。どうやってスキルを消せるんだよ……』
『知りませんよ! なんか方法があるんじゃないんですか?』
『馬鹿言うなよ、スキルを消すなんて……。あれ……?』
この時、蒼の頭に何かがひらめいた。
『も、もしかして……』
蒼は急いでマジックバッグを漁る。
その時、大地を揺るがす重低音の声が響いた。
「見つけたぞ! 小童がぁ!」
赫焔王は二人の隠れる巨石に痛烈な蹴りを食らわせ、巨石は砕け散る。
ぐはぁ! きゃぁっ!
「我から逃げられるとでも思っとるのか? 出てこい!」
赫焔王は隙間で小さく丸まっている二人を見つけ、勝ち誇ったように吠えた。
ふんっ!
蒼は鼻を鳴らすと赫焔王をにらみつけ、ニヤリと笑う。
「ほう、まだ諦めとらんのか。その意気やよし。じゃが……」
赫焔王は蒼たちを粉砕しようと太いシッポをブンと振り上げる。
蒼はその隙に赫焔王の脇を抜け、ピョンピョンと跳び上がって小高い巨石の上に立つ。そして、マジックバッグからスクロールを一つ取り出すと、赫焔王を見下ろした。
0
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説
最強パーティーのリーダーは一般人の僕
薄明
ファンタジー
ダンジョン配信者。
それは、世界に突如現れたダンジョンの中にいる凶悪なモンスターと戦う様子や攻略する様子などを生配信する探索者達のことだ。
死と隣り合わせで、危険が危ないダンジョンだが、モンスターを倒すことで手に入る品々は、難しいダンジョンに潜れば潜るほど珍しいものが手に入る。
そんな配信者に憧れを持った、三神《みかみ》詩音《しおん》は、幼なじみと共に、世界に名を轟かせることが夢だった。
だが、自分だけは戦闘能力において足でまとい……いや、そもそも探索者に向いていなかった。
はっきりと自分と幼なじみ達との実力差が現れていた。
「僕は向いてないみたいだから、ダンジョン配信は辞めて、個人で好きに演奏配信とかするよ。僕の代わりに頑張って……」
そうみんなに告げるが、みんなは笑った。
「シオンが弱いからって、なんで仲間はずれにしないといけないんだ?」
「そうですよ!私たちがシオンさんの分まで頑張ればいいだけじゃないですか!」
「シオンがいないと僕達も寂しいよ」
「しっかりしなさいシオン。みんなの夢なんだから、諦めるなんて言わないで」
「みんな………ありがとう!!」
泣きながら何度も感謝の言葉を伝える。
「よしっ、じゃあお前リーダーな」
「はっ?」
感動からつかの間、パーティーのリーダーになった詩音。
あれよあれよという間に、強すぎる幼なじみ達の手により、高校生にして世界トップクラスの探索者パーティーと呼ばれるようになったのだった。
初めまして。薄明です。
読み専でしたが、書くことに挑戦してみようと思いました。
よろしくお願いします🙏
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
私のスローライフはどこに消えた?? 神様に異世界に勝手に連れて来られてたけど途中攫われてからがめんどくさっ!
魔悠璃
ファンタジー
タイトル変更しました。
なんか旅のお供が増え・・・。
一人でゆっくりと若返った身体で楽しく暮らそうとしていたのに・・・。
どんどん違う方向へ行っている主人公ユキヤ。
R県R市のR大学病院の個室
ベットの年配の女性はたくさんの管に繋がれて酸素吸入もされている。
ピッピッとなるのは機械音とすすり泣く声
私:[苦しい・・・息が出来ない・・・]
息子A「おふくろ頑張れ・・・」
息子B「おばあちゃん・・・」
息子B嫁「おばあちゃん・・お義母さんっ・・・」
孫3人「いやだぁ~」「おばぁ☆☆☆彡っぐ・・・」「おばあちゃ~ん泣」
ピーーーーー
医師「午後14時23分ご臨終です。」
私:[これでやっと楽になれる・・・。]
私:桐原悠稀椰64歳の生涯が終わってゆっくりと永遠の眠りにつけるはず?だったのに・・・!!
なぜか異世界の女神様に召喚されたのに、
なぜか攫われて・・・
色々な面倒に巻き込まれたり、巻き込んだり
事の発端は・・・お前だ!駄女神めぇ~!!!!
R15は保険です。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ブレイブエイト〜異世界八犬伝伝説〜
蒼月丸
ファンタジー
異世界ハルヴァス。そこは平和なファンタジー世界だったが、新たな魔王であるタマズサが出現した事で大混乱に陥ってしまう。
魔王討伐に赴いた勇者一行も、タマズサによって壊滅してしまい、行方不明一名、死者二名、捕虜二名という結果に。このままだとハルヴァスが滅びるのも時間の問題だ。
それから数日後、地球にある後楽園ホールではプロレス大会が開かれていたが、ここにも魔王軍が攻め込んできて多くの客が殺されてしまう事態が起きた。
当然大会は中止。客の生き残りである東零夜は魔王軍に怒りを顕にし、憧れのレスラーである藍原倫子、彼女のパートナーの有原日和と共に、魔王軍がいるハルヴァスへと向かう事を決断したのだった。
八犬士達の意志を継ぐ選ばれし八人が、魔王タマズサとの戦いに挑む!
地球とハルヴァス、二つの世界を行き来するファンタジー作品、開幕!
Nolaノベル、PageMeku、ネオページ、なろうにも連載しています!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ファーストキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~
月城 友麻
ファンタジー
「ねぇ、キスして」
男子高校生の主人公はある日、疎遠となっていた幼なじみの美少女に迫られ、キスされてしまう。
彼女を大好きだった主人公は歓喜するが、どうも様子がおかしい。彼女はキスをすると超人的な力を発揮できる特殊体質だったのだ。
近年、いきなり現れ始めた魔物たちに翻弄される日本だったが、キスでパワーアップした少女は魔物を撃退していく。
さらにドラゴン化する美少女も乱入。
キスと魔物とドラゴン、この混とんとした状況の中で、主人公は少女を守るため、身を挺してこの世界の真実に迫り、やがて人類を取り巻く恐るべき現実を知る。
果たして恋の行方は? 人類の未来は?
現代日本に隠された真実に迫る青春ストーリー。お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる