7 / 7
1
4
しおりを挟む
すると、水は粘度を持ったように盛り上がっていき、アウラの身体を包み込んでいく。下から徐々にそれらはなくなっていき、アウラはすっきりとした表情をしていた。服の汚れもなくなっており、服は輝きを取り戻していた。
再び小屋の中へと戻り、片付けを終えたディアの近くへと寄る。
「ベッド使っていいよ」
「……ディアは?」
「あたしはその辺で大丈夫。慣れてるから」
「……本当に?」
何度も心配そうに尋ねるアウラがおかしかったのか、ディアはクスクスと笑っていた。
「本当だって。あたしは、アウラを探してあちこちを旅してたんだ。すっかりどんな環境でも休めるようになったよ」
「じゃあ、アウラのそばにいて」
「いいよ」
アウラはようやくベッドに入り込み、横になって目を閉じた。
その姿を確認すると、ディアは明かりを消してアウラの寝るベッドへもたれ掛かり、座った姿で目を閉じた。
真っ暗闇の小屋の中には、規則正しい小さな寝息のみが聞こえていた。
緊張が解けて安心してくれたことにほっとし、ディアもしっかり休むために意識を睡眠のために向けていった。
再び小屋の中へと戻り、片付けを終えたディアの近くへと寄る。
「ベッド使っていいよ」
「……ディアは?」
「あたしはその辺で大丈夫。慣れてるから」
「……本当に?」
何度も心配そうに尋ねるアウラがおかしかったのか、ディアはクスクスと笑っていた。
「本当だって。あたしは、アウラを探してあちこちを旅してたんだ。すっかりどんな環境でも休めるようになったよ」
「じゃあ、アウラのそばにいて」
「いいよ」
アウラはようやくベッドに入り込み、横になって目を閉じた。
その姿を確認すると、ディアは明かりを消してアウラの寝るベッドへもたれ掛かり、座った姿で目を閉じた。
真っ暗闇の小屋の中には、規則正しい小さな寝息のみが聞こえていた。
緊張が解けて安心してくれたことにほっとし、ディアもしっかり休むために意識を睡眠のために向けていった。
0
お気に入りに追加
3
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる