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プライステイスト
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それに気付いたタクトは、コウの方を振り返り、彼に近寄る。
「あー!! 自分だけずるい!!」
「お前は高いやつがいいんだろ? これは高くねーぞ」
「それでも、コウと一緒に飲みたい!!」
しかし、そんなタクトの言葉を無視し、黙々と飲み続ける。
いつか何か応えてくれるとじっと彼のことを見つめ続けているが、飲み干したグラスにボトルの中身を注いだだけで何も言わなかった。
「もー!!」
タクトはラップトップの前に戻ると、カタカタと指を動かして何かを操作している。それでもコウはタクトに見向きもしない。
しばらくすると音が止み、タクトの手がキーボードから離れていった。そして電源をラップトップから外すと、それを持ち上げてコウの方に近寄っていく。
そこに映されていたのは、注文確定と大きく書かれていた画面であった。
「あー!! 自分だけずるい!!」
「お前は高いやつがいいんだろ? これは高くねーぞ」
「それでも、コウと一緒に飲みたい!!」
しかし、そんなタクトの言葉を無視し、黙々と飲み続ける。
いつか何か応えてくれるとじっと彼のことを見つめ続けているが、飲み干したグラスにボトルの中身を注いだだけで何も言わなかった。
「もー!!」
タクトはラップトップの前に戻ると、カタカタと指を動かして何かを操作している。それでもコウはタクトに見向きもしない。
しばらくすると音が止み、タクトの手がキーボードから離れていった。そして電源をラップトップから外すと、それを持ち上げてコウの方に近寄っていく。
そこに映されていたのは、注文確定と大きく書かれていた画面であった。
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