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婚約者ルイス
ルイスの父
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「良くやった!誇りに思うぞ!我が息子よ」
父が珍しく大喜びをしている
「なんのことですか?」
リージアのことしかないのだが、一応聞いてみる
「リージアちゃんに決まっているだろう!あんな可愛い子がうちの息子の嫁になるんだぞ!しかもこんな辺境に…?おい変わってるな」
最後の一言は余計である、ルイスはそこも気に入っている
「ありがとうございます、父上に褒められたことなんてアベルの一件以来ですよ」
少しいじけてみる
「お前はアベルとリージアちゃんがいるだけで人の倍は幸せだろう?」
それは、間違いのない事実だ…
「女運がないんじゃなくて強運の持ち主だったんだな!良かったなうちがマルローで」
王家と対等だぞ!どうだ?と言っているんだろう
「はいそれには感謝しますよ」
「リカルドあたりがリージアちゃんを狙ってたりしたんじゃないか?」
ブハッと口に含んだ茶を吐いた
「あっ!正解か、そりゃそうだろうな、王子妃教育してたんなら王太子にも嫁げるよな、弟が、馬鹿だから兄が責任とって貰い受けるとかあるあるだよな!」
はっはっはーと笑う父を、恨めしそうに睨む
「おまえやったな!よく戻ってきた!リージアちゃんは我が家の救世主だ!飾って毎朝拝みたいよ」
バカな事を言う父に呆れる
「でいつ結婚するんだ?卒業まで待つのか」
「そりゃ待ちますよ、あと一年程?でしょう?…………長いな」
がくりと肩を落とすルイス
「でも急に家族と離すのは可哀想です。せっかく親御さんと和解したのに」
伯爵の誕生会の時はとても仲のいい家族だと思った。娘を思いやる、優しい両親に妹を溺愛している兄の姿を見た。
「へー、そうかそうかそれは向こうの両親に会うのが楽しみだ、リージアちゃんは夫人似だな」
「知っているんですか?」
「そりゃ知ってるさ、人気のある美しい夫人だ。そうだ兄のカイン殿は王宮騎士団長補佐だったな」
「えぇよくご存じで、さすがですね父上」
あまり大きな声では言えないが、マルロー家は諜報の仕事も長けている。世の中情報が一番だから…
「歩く芸術品なのにやたら強いと、噂になっている。一度手合わせ願いたいもんだ」
四十を過ぎてもまだまだ現役の父は武術に長けている見た目ではわからないが、立派な軍人だ
「リージアちゃんはカイン殿が、騎士団にいるからうちのようなむさ苦しいところでも受け入れられるのか?屈強といえば聞こえは良いがゴリラのような奴らだぞ、あいつらの心を一気に掴むなんてリージアちゃんやるよなぁ…」
しみじみと語る父にうんうんと納得し、頷くしかなかった
「タウンハウスの使用人も皆リージアちゃんのファンだそうだ、凄いなうちの嫁!」
「はい、婚約できて幸せですよ」
「へらへらした顔をするな、結婚式まで油断するな!」
父が先ほどとは打って変わって真面目な顔になる
「王家の奴はまだリージアちゃんを諦めていないかもしれん、うちからも何人か護衛を派遣したい。伯爵家の護衛を疑うわけではないが、リージアちゃんに何かあったらママが悲しくて泣くぞ!そんな事になったら、怒りが勝って私も何をするか分からん」
…それは怖い、怖くて聞けない
リージアにうちからの護衛が付くのは安心だ
「ゴリラ以外でお願いしますよ、王都では目立つでしょう?」
「ゴリラの方が見た目的にインパクトあって良くないか?」
…それもそうなのか?父に任せる事にしよう
父が珍しく大喜びをしている
「なんのことですか?」
リージアのことしかないのだが、一応聞いてみる
「リージアちゃんに決まっているだろう!あんな可愛い子がうちの息子の嫁になるんだぞ!しかもこんな辺境に…?おい変わってるな」
最後の一言は余計である、ルイスはそこも気に入っている
「ありがとうございます、父上に褒められたことなんてアベルの一件以来ですよ」
少しいじけてみる
「お前はアベルとリージアちゃんがいるだけで人の倍は幸せだろう?」
それは、間違いのない事実だ…
「女運がないんじゃなくて強運の持ち主だったんだな!良かったなうちがマルローで」
王家と対等だぞ!どうだ?と言っているんだろう
「はいそれには感謝しますよ」
「リカルドあたりがリージアちゃんを狙ってたりしたんじゃないか?」
ブハッと口に含んだ茶を吐いた
「あっ!正解か、そりゃそうだろうな、王子妃教育してたんなら王太子にも嫁げるよな、弟が、馬鹿だから兄が責任とって貰い受けるとかあるあるだよな!」
はっはっはーと笑う父を、恨めしそうに睨む
「おまえやったな!よく戻ってきた!リージアちゃんは我が家の救世主だ!飾って毎朝拝みたいよ」
バカな事を言う父に呆れる
「でいつ結婚するんだ?卒業まで待つのか」
「そりゃ待ちますよ、あと一年程?でしょう?…………長いな」
がくりと肩を落とすルイス
「でも急に家族と離すのは可哀想です。せっかく親御さんと和解したのに」
伯爵の誕生会の時はとても仲のいい家族だと思った。娘を思いやる、優しい両親に妹を溺愛している兄の姿を見た。
「へー、そうかそうかそれは向こうの両親に会うのが楽しみだ、リージアちゃんは夫人似だな」
「知っているんですか?」
「そりゃ知ってるさ、人気のある美しい夫人だ。そうだ兄のカイン殿は王宮騎士団長補佐だったな」
「えぇよくご存じで、さすがですね父上」
あまり大きな声では言えないが、マルロー家は諜報の仕事も長けている。世の中情報が一番だから…
「歩く芸術品なのにやたら強いと、噂になっている。一度手合わせ願いたいもんだ」
四十を過ぎてもまだまだ現役の父は武術に長けている見た目ではわからないが、立派な軍人だ
「リージアちゃんはカイン殿が、騎士団にいるからうちのようなむさ苦しいところでも受け入れられるのか?屈強といえば聞こえは良いがゴリラのような奴らだぞ、あいつらの心を一気に掴むなんてリージアちゃんやるよなぁ…」
しみじみと語る父にうんうんと納得し、頷くしかなかった
「タウンハウスの使用人も皆リージアちゃんのファンだそうだ、凄いなうちの嫁!」
「はい、婚約できて幸せですよ」
「へらへらした顔をするな、結婚式まで油断するな!」
父が先ほどとは打って変わって真面目な顔になる
「王家の奴はまだリージアちゃんを諦めていないかもしれん、うちからも何人か護衛を派遣したい。伯爵家の護衛を疑うわけではないが、リージアちゃんに何かあったらママが悲しくて泣くぞ!そんな事になったら、怒りが勝って私も何をするか分からん」
…それは怖い、怖くて聞けない
リージアにうちからの護衛が付くのは安心だ
「ゴリラ以外でお願いしますよ、王都では目立つでしょう?」
「ゴリラの方が見た目的にインパクトあって良くないか?」
…それもそうなのか?父に任せる事にしよう
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