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第二章
進化したシスコン
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ダンスの最終確認の為レッスンをするアランとマリー
「それでは音楽に合わせますよー」
と講師が言い
ピアノ演奏に合わせて踊ることになった
マリーはこの曲が得意である。
脳内で歌詞が流れる仕組みになっているので、キレも良く、しなやかさな動きが出来ると好評なのである
♪~~~♪~~♪~~~
「ハイ!お二人息ピッタリでらっしゃいますね!あっ殿下くっつきすぎてローズマリア様が踊りにくそうですわよー?すこし離れて、離れてくださいー?」
と言われて、アランとの距離が近すぎるマリーはアランの足に躓く。
「キャッ!」
と言う声とともにアランがマリーをがっちりキャッチする。
「殿下!スローテンポの曲ならまだしもこの曲は抱きつく曲ではございませんよ!ケガでもなさったらどうするんですか!」
と講師に言われ
「ならばスローテンポの曲の練習をする」
とアランはマリーを離さない
「分かりました、では違う曲を練習いたしましょう?」
マリーは心底疲れていた。
ずっとこの調子なのである。
アランはマリーにご飯を食べさせようとするし、世話をしたがる。
一緒にいる時は側から離れないのだ。
王宮には客人が多い為、他国の使者の人とお茶をする機会もある。マリーが話をしようとすると決まってアランが返事をする。
アランはマリーが男性と話すことを嫌がるのだ。バカップルと呼ばれていた頃が懐かしく感じるほどの世話を焼かれている。
愛されているのだが、やりすぎではないか?と周りからもそう見られている。
「アラン様!我がままはダメでしょ?」
とスローテンポの音楽なので踊りながら話をするマリー
「すまない。楽しくて、つい」
「もうっ!本番で失敗したら恨みますよ」
「大丈夫だよ、本番では任せておけ」
「ちゃんとリードして下さいね。頼りにしてますからね」
とマリーが笑うと
もう音楽を無視してマリーを抱きしめる
教師達も呆れている、これはまずい!
「アラン様!いい加減にしないと怒りますよ!」
「怒ってる顔も可愛いな……」
と言う始末だ。
ダンスは二人とも元々上手いので、今日はお開きと言うことになった。
「ちょっとお化粧を落としてきます」
とマリーが言うと
「化粧をしてもしていなくても俺は変わらないよ?」
とアランが自信たっぷりと答える
「えっ?それはどう言う意味ですか?」
「マリーがマリーである限りしょうがないんだよ」
「は?」
「好きすぎて困ってるんだよ」
「はぁ?」
とポカンとした顔をするマリー
「薬でも盛られているのではないかと不安になったよ」と笑うアラン
と離れようとするマリー
「何かの依存症ですか?お医者様にお見せしますか?」
と顔を青くするマリー
「何を言ってる?通常だよ。時間があるからお茶でも飲もう。最近は人の目が多くて疲れるな。俺のサロンへ行こう」
サロンへ行く二人
ソファに二人で腰をかけると
「アラン様?大丈夫?」
とマリーが心配をする
「大丈夫に決まってるよ」
「だって最近その、異常にくっつきたがるから……」
「嫌か?」
「困ったことに嫌じゃないの」
「それなら良いじゃないか」
「うん。そうだけど……」
「今は人の目が多すぎてマリーの顔を見せるのが嫌だったり嫉妬したりと自分が抑えられなくてな……悪い。今度のパーティーで俺の婚約者だ!って世界中にお披露目出来るのが嬉しいんだ。俺のマリーだ!って言えるから」
「変なアラン様!」
「なに?」
「もう婚約して五年も経ってるのに……」
チュッとマリーがアランの唇にキスをする
「これは……辛い」
「えっ?なに?どこか痛いの?」
アランはマリーを抱きしめ耳元で囁く
「結婚するまでマリーを綺麗な身体でいさせられるか自信がなくなってきた。あと四年もあるんだよ……長い」
マリーは顔がカッと赤くなるのがわかった。
「もう!恥ずかしいので離れてください。執事さんもアンも呆れていますよ」
「「いつもの事です」」
と二人同時に返事をされた
パーティーまであと二日なのだ。
明日の朝は最終チェックと昼からはお茶会がある。今日がパーティーまでの日でアランとゆっくり出来る最終日である。
「あっ。そうだ!アンお願い!」
「どうぞお嬢様」
と包みを出された
「はい。アラン様」
「これはなに?」
「少し早いですけどお誕生日おめでとうございます」
「開けてもいい?」
「もちろん!」
カサカサと丁寧に開くアラン
中にはクッションカバーが2つある。
「これはマリーが刺繍したの?」
「はい。如何でしょうか?」
アランを示すマークが細かく刺繍されている。これを色違いで二つイニシャルと共に細い刺繍で彩られ繊細な作りだ。
「相変わらず素晴らしいな、嬉しいよ」
「執務室で使って下さいね!お疲れの時に使って下さったら嬉しいです」
「そうさせてもらうよ。飾っておきたいくらいだよ」
「またそう言うことを…どれだけも縫ってさしあげますから使って下さい!あと、もう一つ」
とマリーがもう一つ小さな包みを出した
「これは普段遣いで使って欲しくて…」
「開けるよ?」
とアランが包みを開くとネクタイピン
「その、私の瞳の色なんです。アラン様からはアクセサリーを貰って付けているので私からのプレゼントも付けて欲しくて…」
と恥ずかしそうに頬を染めるマリー
「毎日付けるよ!ありがとう」
と頬にキスをされる
「こんなに嬉しい誕生日プレゼントは初めてだよ。このところずっと邸と王宮の往復で時間もなかっただろう、刺繍に時間も掛けて、疲れているのにありがとう。本当に嬉しい」
とキラキラと眩しい大好きなアランの笑顔。キラキラビームが出てる!絶対!!イケメンスマイルが眩しいわ。
「どうした?マリー?」
「アラン様が眩しすぎて辛い……」
「は?何を言ってる?」
「私もアラン様が好きすぎて辛いんです…」
「「はー」」っと遠くでため息が聞こえる
「二人にさせては貰えんよな?」
「「ダメです!」」
と、遠くから睨まれるが二人とも背を向ける
「はぁー。また接触禁止なんて出たら今度こそ耐え難い。マリー俺も愛してるよ」
と唇にキスをされた。
「んっ…」と言う声が出る
いつもより長めのキス…
「はぁ、息が出来ない」
「鼻で息をしろ。口を開けても良いぞ?」
とアランが急に男になった気がした
「ゴホン、ゴホン」
「ここまでか……」
「アラン様?どうしたの?」
背の低いマリーは執事とアンの姿がアランで隠れて見えないのだ。
「いや?のどが乾いたな。果実水でも飲むか?」
「うん」
「口開けて?」
「自分で飲むってば」
と言うとアランは自分の口に果実水を入れマリーに口移しで飲ませてきた!
流石にマリーはビックリして口の端から飲みきれなかった果実水が溢れる
「もうっ!」
と怒るマリー
「嫌じゃないくせに」
と言うアランは意地悪な顔をしていた
「あっ!昔のアラン様に戻った!」
アランがハンカチでマリーの口を拭いていると「アラン様の口に口紅が付いていてなんか色っぽい」
と言って笑っていると扉がノックされ嫌な予感がする……
扉が開かれるとそこにはユーリウスがいた
「何をしているんでしょうか?」
「えっ?お誕生日のプレゼントを渡していました」
「マリーお化粧をなおしてくるかい?アン頼むよ?」
と連れて行かれた
「さて、殿下?妹に不埒なマネはしてませんよね?」
「してない!断じて!」
「ほぅ?ではそのお口の紅はどこで付けてきたんですか?」
「これはマリーのだな」
「最近のあなたは妹にベタベタとひっつき見苦しいので一度忠告に参りました」
「は?」
「結婚前に妹を汚したらどうなるか分かりますね?」
「へ?」
「マリーを殺して俺も死ぬ!それなら問題ないだろう!」
ユーリウスの目が殺気立っているそれが本気であることが窺える
「ユーリウスそれはやめとけ」
「ではあなたを殺して俺も死ぬかのどっちかですかね」
「おまえと死を共にする気はない」
「では約束できますね?」
とニッコリと笑うと顔がリオネルに似ていてゾッとする。
「ハイ、頑張ります」
「よろしい。では明後日、美しい妹の姿を見られることを家族一同楽しみにしております」
とユーリウスは出て行った。
あいつあんなやつだっけ?
ユーリウスに怯んでしまったアランは思う。
新たなシスコンの変化形か?といや進化したシスコンだ……
ーーーーーーーーーーーーーーーー
本日、三話投稿になります
「それでは音楽に合わせますよー」
と講師が言い
ピアノ演奏に合わせて踊ることになった
マリーはこの曲が得意である。
脳内で歌詞が流れる仕組みになっているので、キレも良く、しなやかさな動きが出来ると好評なのである
♪~~~♪~~♪~~~
「ハイ!お二人息ピッタリでらっしゃいますね!あっ殿下くっつきすぎてローズマリア様が踊りにくそうですわよー?すこし離れて、離れてくださいー?」
と言われて、アランとの距離が近すぎるマリーはアランの足に躓く。
「キャッ!」
と言う声とともにアランがマリーをがっちりキャッチする。
「殿下!スローテンポの曲ならまだしもこの曲は抱きつく曲ではございませんよ!ケガでもなさったらどうするんですか!」
と講師に言われ
「ならばスローテンポの曲の練習をする」
とアランはマリーを離さない
「分かりました、では違う曲を練習いたしましょう?」
マリーは心底疲れていた。
ずっとこの調子なのである。
アランはマリーにご飯を食べさせようとするし、世話をしたがる。
一緒にいる時は側から離れないのだ。
王宮には客人が多い為、他国の使者の人とお茶をする機会もある。マリーが話をしようとすると決まってアランが返事をする。
アランはマリーが男性と話すことを嫌がるのだ。バカップルと呼ばれていた頃が懐かしく感じるほどの世話を焼かれている。
愛されているのだが、やりすぎではないか?と周りからもそう見られている。
「アラン様!我がままはダメでしょ?」
とスローテンポの音楽なので踊りながら話をするマリー
「すまない。楽しくて、つい」
「もうっ!本番で失敗したら恨みますよ」
「大丈夫だよ、本番では任せておけ」
「ちゃんとリードして下さいね。頼りにしてますからね」
とマリーが笑うと
もう音楽を無視してマリーを抱きしめる
教師達も呆れている、これはまずい!
「アラン様!いい加減にしないと怒りますよ!」
「怒ってる顔も可愛いな……」
と言う始末だ。
ダンスは二人とも元々上手いので、今日はお開きと言うことになった。
「ちょっとお化粧を落としてきます」
とマリーが言うと
「化粧をしてもしていなくても俺は変わらないよ?」
とアランが自信たっぷりと答える
「えっ?それはどう言う意味ですか?」
「マリーがマリーである限りしょうがないんだよ」
「は?」
「好きすぎて困ってるんだよ」
「はぁ?」
とポカンとした顔をするマリー
「薬でも盛られているのではないかと不安になったよ」と笑うアラン
と離れようとするマリー
「何かの依存症ですか?お医者様にお見せしますか?」
と顔を青くするマリー
「何を言ってる?通常だよ。時間があるからお茶でも飲もう。最近は人の目が多くて疲れるな。俺のサロンへ行こう」
サロンへ行く二人
ソファに二人で腰をかけると
「アラン様?大丈夫?」
とマリーが心配をする
「大丈夫に決まってるよ」
「だって最近その、異常にくっつきたがるから……」
「嫌か?」
「困ったことに嫌じゃないの」
「それなら良いじゃないか」
「うん。そうだけど……」
「今は人の目が多すぎてマリーの顔を見せるのが嫌だったり嫉妬したりと自分が抑えられなくてな……悪い。今度のパーティーで俺の婚約者だ!って世界中にお披露目出来るのが嬉しいんだ。俺のマリーだ!って言えるから」
「変なアラン様!」
「なに?」
「もう婚約して五年も経ってるのに……」
チュッとマリーがアランの唇にキスをする
「これは……辛い」
「えっ?なに?どこか痛いの?」
アランはマリーを抱きしめ耳元で囁く
「結婚するまでマリーを綺麗な身体でいさせられるか自信がなくなってきた。あと四年もあるんだよ……長い」
マリーは顔がカッと赤くなるのがわかった。
「もう!恥ずかしいので離れてください。執事さんもアンも呆れていますよ」
「「いつもの事です」」
と二人同時に返事をされた
パーティーまであと二日なのだ。
明日の朝は最終チェックと昼からはお茶会がある。今日がパーティーまでの日でアランとゆっくり出来る最終日である。
「あっ。そうだ!アンお願い!」
「どうぞお嬢様」
と包みを出された
「はい。アラン様」
「これはなに?」
「少し早いですけどお誕生日おめでとうございます」
「開けてもいい?」
「もちろん!」
カサカサと丁寧に開くアラン
中にはクッションカバーが2つある。
「これはマリーが刺繍したの?」
「はい。如何でしょうか?」
アランを示すマークが細かく刺繍されている。これを色違いで二つイニシャルと共に細い刺繍で彩られ繊細な作りだ。
「相変わらず素晴らしいな、嬉しいよ」
「執務室で使って下さいね!お疲れの時に使って下さったら嬉しいです」
「そうさせてもらうよ。飾っておきたいくらいだよ」
「またそう言うことを…どれだけも縫ってさしあげますから使って下さい!あと、もう一つ」
とマリーがもう一つ小さな包みを出した
「これは普段遣いで使って欲しくて…」
「開けるよ?」
とアランが包みを開くとネクタイピン
「その、私の瞳の色なんです。アラン様からはアクセサリーを貰って付けているので私からのプレゼントも付けて欲しくて…」
と恥ずかしそうに頬を染めるマリー
「毎日付けるよ!ありがとう」
と頬にキスをされる
「こんなに嬉しい誕生日プレゼントは初めてだよ。このところずっと邸と王宮の往復で時間もなかっただろう、刺繍に時間も掛けて、疲れているのにありがとう。本当に嬉しい」
とキラキラと眩しい大好きなアランの笑顔。キラキラビームが出てる!絶対!!イケメンスマイルが眩しいわ。
「どうした?マリー?」
「アラン様が眩しすぎて辛い……」
「は?何を言ってる?」
「私もアラン様が好きすぎて辛いんです…」
「「はー」」っと遠くでため息が聞こえる
「二人にさせては貰えんよな?」
「「ダメです!」」
と、遠くから睨まれるが二人とも背を向ける
「はぁー。また接触禁止なんて出たら今度こそ耐え難い。マリー俺も愛してるよ」
と唇にキスをされた。
「んっ…」と言う声が出る
いつもより長めのキス…
「はぁ、息が出来ない」
「鼻で息をしろ。口を開けても良いぞ?」
とアランが急に男になった気がした
「ゴホン、ゴホン」
「ここまでか……」
「アラン様?どうしたの?」
背の低いマリーは執事とアンの姿がアランで隠れて見えないのだ。
「いや?のどが乾いたな。果実水でも飲むか?」
「うん」
「口開けて?」
「自分で飲むってば」
と言うとアランは自分の口に果実水を入れマリーに口移しで飲ませてきた!
流石にマリーはビックリして口の端から飲みきれなかった果実水が溢れる
「もうっ!」
と怒るマリー
「嫌じゃないくせに」
と言うアランは意地悪な顔をしていた
「あっ!昔のアラン様に戻った!」
アランがハンカチでマリーの口を拭いていると「アラン様の口に口紅が付いていてなんか色っぽい」
と言って笑っていると扉がノックされ嫌な予感がする……
扉が開かれるとそこにはユーリウスがいた
「何をしているんでしょうか?」
「えっ?お誕生日のプレゼントを渡していました」
「マリーお化粧をなおしてくるかい?アン頼むよ?」
と連れて行かれた
「さて、殿下?妹に不埒なマネはしてませんよね?」
「してない!断じて!」
「ほぅ?ではそのお口の紅はどこで付けてきたんですか?」
「これはマリーのだな」
「最近のあなたは妹にベタベタとひっつき見苦しいので一度忠告に参りました」
「は?」
「結婚前に妹を汚したらどうなるか分かりますね?」
「へ?」
「マリーを殺して俺も死ぬ!それなら問題ないだろう!」
ユーリウスの目が殺気立っているそれが本気であることが窺える
「ユーリウスそれはやめとけ」
「ではあなたを殺して俺も死ぬかのどっちかですかね」
「おまえと死を共にする気はない」
「では約束できますね?」
とニッコリと笑うと顔がリオネルに似ていてゾッとする。
「ハイ、頑張ります」
「よろしい。では明後日、美しい妹の姿を見られることを家族一同楽しみにしております」
とユーリウスは出て行った。
あいつあんなやつだっけ?
ユーリウスに怯んでしまったアランは思う。
新たなシスコンの変化形か?といや進化したシスコンだ……
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