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第二章
逆ギレのマリー
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【接近禁止令&外出禁止令】
と言う未だかつてない、処置にマリーは途方にくれる……はずもなく
逆ギレをしていた。
…何よ!アラン様ったら俺に頼れと言ったくせに!お父様もお父様よ!!
今まで散々甘やかして育てておいて、突き放したくせに、アラン様にも会えないし、外出も出来ないなんて!!
王宮へ行けない分、王妃教育も休みになった!時間が有り余るのだ。
家庭教師もマリーは王宮にて受けているので、家では勉強することはない。
新たなスイーツのレシピを作成する事にしよう!私にはお菓子があるのだ!と意気込み調理場へ向かう。
料理長へ新しいお菓子を開発したいの。と願うと二つ返事でやりましょう。と了承してくれた。
焼き菓子を多く作っていたマリーだが、喉越しの良いものを食べたくなる。
前世では固いプリンが流行っていた。よし!プリンを作ろうではないか!と意気込むが、喉越しの良いもの……なめらかプリンよ!
「牛乳と卵と砂糖ある?」
「ございます!」とすぐ用意される。
「お湯の準備お願いね。卵黄だけ使いたいの、分けてくれる?」
と色々指示をして、耐熱っぽい器に液を入れて蒸して行く。
「はぁー。良い香りー」
どれどれ様子は?そろそろね!
「出して頂戴、火傷に気をつけてね。荒熱が取れたら冷やしておいてね。また様子を見にくるわ」
と図書室に向かう。
暇だから本でも読もうかしら?
と思い閃くマリー。
待って!ここは入学に向けて勉強をしてテストでいい点を取り、ご褒美をもらうと言う作戦はどうだろうか?
日頃からフランソワやアランに、バカ扱いされているのだ!
ギャフンと言わせてやろうではないか!そうと決まれば自主練よ!どうせ、外出禁止なのだ。図書室に籠もってやろうではないか!やればできる!それがローズマリア!
ローズマリアは知らなかった。前世の記憶がある以上普通に勉強すれば難なく上位の成績になれる事を…。
やはりバカなのだ。勉強をしてどういう結果になるかと言う事を……
ゴーンと、教会の鐘の音が聞こえた。あれ?もう夕方?集中しちゃったわ!プリンの様子はどうかしら?
階段を降りるとちょうど、リオネルが帰ってきていた。
「おかえりなさいませ、お父様」
「あぁ、ただいま。マリーは今日何をしていたの?」
「お菓子づくりです。今から出来上がりの様子を見に行きます」
「へぇ。マリーの新作か?私も一緒に行っても良い?」
「えぇ。お好きにどうぞ」
「……まだ怒ってるの?」
「いえ。反省中の身ですので」
「私は謝らないよ。親として当然の事をしただけだからね。現に会わなくても死なないだろう?」
「あと五日ほどですから、我慢致します」
「その口調はとても傷つくよ?」
「王妃教育で身につけたものです」
「……マリーはガンコだね、誰に似たのやら」
調理場へ着く
「料理長!どう?冷えたかしら?」
「お嬢様お待ちしておりました。いかがでしょうか?」
「わぁー!美味しそう。ね!試食しましょ」
「へー。美味しそうだね」
「旦那様、このような場所へ、どうされましたでしょうか?」
「マリーの新作でしょ?見にきたんだ」
「お嬢様、侯爵様とお茶でもいかがですか?庭に準備させます。お先に二人でお待ち下さいませ、ちょうど涼しい時間帯ですよ?すぐ用意致します」
アンにグイグイと庭に連れて行かれて二人きりになった。
「あと五日でしょ?もう機嫌直してよ」
「だってお父様、あの時怖かったんだもん」
「結婚前の大事な娘が男と部屋に二人きりでイチャイチャとしてたら普通怒るでしょ?」
「お父様が、アラン様のところへ追いやるくせに!」
「私だってずっと側に居たいよ?でもマリーはアラン王子と結婚するんでしょ?」
「うん。その予定」
「レオナルド王子の事も私は心配していたのに報告にも来ないし、二人きりで執務室に籠るし、心配するでしょ?」
「……うん」
「その後レオナルド王子と話したよ。国へ戻ったよ。マリーは友人になったんだろ?」
「うん。レオ様意外と良い人だった」
「イケメンだしな」
「うん」
「ちゃんとマリーの口から聞きたいんだよ、わかるよね?」
「うん」
「二人きりになるのはダメだよ。部屋には誰かいさせて、約束ね」
「分かった。でも死ねとかいうもん」
「売り言葉に買い言葉ってやつだな」
「私、お父様似って事が今分かった。この前アラン様に、嫌いって言っちゃって悲しませたの」
「そうか」
「お父様、ごめんなさい」
「うん、私も言いすぎたね、ごめん」
「仲直りしよ?」
「おいで」
と言って腕を広げてきたので迷わずその胸に飛び込む
「はぁー。お父様の腕の中が一番落ち着く」
「アラン王子は?」
「ドキドキする」
「あっそっ!」
「お待たせしました!」とアンがプリンと紅茶を運んできた!
「これは何て言う食べ物なの?」
……あっ!どうしよう?名前、名前?
「名前はまだない」
「そう?食べて良い?」
「どうぞ!召し上がれ。卵と牛乳と砂糖を使ってるの」
「美味しい!なめらかで喉越しもいいね」
「本当?どれどれ?あっ!成功だ」
「レシピをどうするの?」
「お父様に任せます、美味しいものはみんなに食べてもらいたいもの」
「分かったよ。美味しいから一度王宮の調理人に作ってもらって陛下や王妃に召し上がって貰おう」
「アラン様やソフィア様にも食べさせてあげて。ソフィア様喜ぶと思うの。」
「分かったよ。ではレシピを記入してしてくれる?」
「うん。簡単なんだよ!」
仲直りした親子は楽しそうにプリンを堪能するのだった
そしてその後、なめらかプディングで世間を騒がせるのであった。
もちろんマリーは知らない話である
と言う未だかつてない、処置にマリーは途方にくれる……はずもなく
逆ギレをしていた。
…何よ!アラン様ったら俺に頼れと言ったくせに!お父様もお父様よ!!
今まで散々甘やかして育てておいて、突き放したくせに、アラン様にも会えないし、外出も出来ないなんて!!
王宮へ行けない分、王妃教育も休みになった!時間が有り余るのだ。
家庭教師もマリーは王宮にて受けているので、家では勉強することはない。
新たなスイーツのレシピを作成する事にしよう!私にはお菓子があるのだ!と意気込み調理場へ向かう。
料理長へ新しいお菓子を開発したいの。と願うと二つ返事でやりましょう。と了承してくれた。
焼き菓子を多く作っていたマリーだが、喉越しの良いものを食べたくなる。
前世では固いプリンが流行っていた。よし!プリンを作ろうではないか!と意気込むが、喉越しの良いもの……なめらかプリンよ!
「牛乳と卵と砂糖ある?」
「ございます!」とすぐ用意される。
「お湯の準備お願いね。卵黄だけ使いたいの、分けてくれる?」
と色々指示をして、耐熱っぽい器に液を入れて蒸して行く。
「はぁー。良い香りー」
どれどれ様子は?そろそろね!
「出して頂戴、火傷に気をつけてね。荒熱が取れたら冷やしておいてね。また様子を見にくるわ」
と図書室に向かう。
暇だから本でも読もうかしら?
と思い閃くマリー。
待って!ここは入学に向けて勉強をしてテストでいい点を取り、ご褒美をもらうと言う作戦はどうだろうか?
日頃からフランソワやアランに、バカ扱いされているのだ!
ギャフンと言わせてやろうではないか!そうと決まれば自主練よ!どうせ、外出禁止なのだ。図書室に籠もってやろうではないか!やればできる!それがローズマリア!
ローズマリアは知らなかった。前世の記憶がある以上普通に勉強すれば難なく上位の成績になれる事を…。
やはりバカなのだ。勉強をしてどういう結果になるかと言う事を……
ゴーンと、教会の鐘の音が聞こえた。あれ?もう夕方?集中しちゃったわ!プリンの様子はどうかしら?
階段を降りるとちょうど、リオネルが帰ってきていた。
「おかえりなさいませ、お父様」
「あぁ、ただいま。マリーは今日何をしていたの?」
「お菓子づくりです。今から出来上がりの様子を見に行きます」
「へぇ。マリーの新作か?私も一緒に行っても良い?」
「えぇ。お好きにどうぞ」
「……まだ怒ってるの?」
「いえ。反省中の身ですので」
「私は謝らないよ。親として当然の事をしただけだからね。現に会わなくても死なないだろう?」
「あと五日ほどですから、我慢致します」
「その口調はとても傷つくよ?」
「王妃教育で身につけたものです」
「……マリーはガンコだね、誰に似たのやら」
調理場へ着く
「料理長!どう?冷えたかしら?」
「お嬢様お待ちしておりました。いかがでしょうか?」
「わぁー!美味しそう。ね!試食しましょ」
「へー。美味しそうだね」
「旦那様、このような場所へ、どうされましたでしょうか?」
「マリーの新作でしょ?見にきたんだ」
「お嬢様、侯爵様とお茶でもいかがですか?庭に準備させます。お先に二人でお待ち下さいませ、ちょうど涼しい時間帯ですよ?すぐ用意致します」
アンにグイグイと庭に連れて行かれて二人きりになった。
「あと五日でしょ?もう機嫌直してよ」
「だってお父様、あの時怖かったんだもん」
「結婚前の大事な娘が男と部屋に二人きりでイチャイチャとしてたら普通怒るでしょ?」
「お父様が、アラン様のところへ追いやるくせに!」
「私だってずっと側に居たいよ?でもマリーはアラン王子と結婚するんでしょ?」
「うん。その予定」
「レオナルド王子の事も私は心配していたのに報告にも来ないし、二人きりで執務室に籠るし、心配するでしょ?」
「……うん」
「その後レオナルド王子と話したよ。国へ戻ったよ。マリーは友人になったんだろ?」
「うん。レオ様意外と良い人だった」
「イケメンだしな」
「うん」
「ちゃんとマリーの口から聞きたいんだよ、わかるよね?」
「うん」
「二人きりになるのはダメだよ。部屋には誰かいさせて、約束ね」
「分かった。でも死ねとかいうもん」
「売り言葉に買い言葉ってやつだな」
「私、お父様似って事が今分かった。この前アラン様に、嫌いって言っちゃって悲しませたの」
「そうか」
「お父様、ごめんなさい」
「うん、私も言いすぎたね、ごめん」
「仲直りしよ?」
「おいで」
と言って腕を広げてきたので迷わずその胸に飛び込む
「はぁー。お父様の腕の中が一番落ち着く」
「アラン王子は?」
「ドキドキする」
「あっそっ!」
「お待たせしました!」とアンがプリンと紅茶を運んできた!
「これは何て言う食べ物なの?」
……あっ!どうしよう?名前、名前?
「名前はまだない」
「そう?食べて良い?」
「どうぞ!召し上がれ。卵と牛乳と砂糖を使ってるの」
「美味しい!なめらかで喉越しもいいね」
「本当?どれどれ?あっ!成功だ」
「レシピをどうするの?」
「お父様に任せます、美味しいものはみんなに食べてもらいたいもの」
「分かったよ。美味しいから一度王宮の調理人に作ってもらって陛下や王妃に召し上がって貰おう」
「アラン様やソフィア様にも食べさせてあげて。ソフィア様喜ぶと思うの。」
「分かったよ。ではレシピを記入してしてくれる?」
「うん。簡単なんだよ!」
仲直りした親子は楽しそうにプリンを堪能するのだった
そしてその後、なめらかプディングで世間を騒がせるのであった。
もちろんマリーは知らない話である
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