始まりをいくつ数えた頃に

【あらすじ】
伊奈忠次は、徳川家康が関東へ移った時に、その関東の開発・行政を担う「関東代官頭」に命じられた。
忠次は家康の信頼に応えるべく旺盛に活動し、そして今、ある水路の開発に取り組んでいた。
もう何度目の再工事―その始まり――を迎えたことだろう、その水路の開発は困難を極めた。
関東平野――武蔵野は平坦なように見えて、水を通すには高低の差を読みづらい。
またしても水を通すことに失敗した忠次は、枕草子からある着想を得る。
【表紙画像】
「ぐったりにゃんこのホームページ」様より
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