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急の章 天下一の女房、これにあり ──山崎の戦い──
28 洞ヶ峠(ほらがとうげ)
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洞ヶ峠。
この、現在でいう京都府八幡市と大阪府枚方市の接する境目地点の峠に、明智光秀とその軍は来ていた。
「……来ぃひん」
誰が来ないのか。
それは言わずともわかっている。
大和の大名、筒井順慶が来ないのだ。
光秀の与力にあたる大名で、実はこの時点においても光秀に幾ばくかの兵を出しているが、本人とその主力の兵が来ない。
そのため、この洞ヶ峠まで進出して、圧をかけていたのだが。
「……来ぃひん」
そうこうするうちに、光秀の耳に「羽柴秀吉、淡路を落とす」との報が聞こえた。
「そうか」
それはおどけるでもなく驚くでもなく、特に表情をも声色も変えない、淡泊な返しだった。
何も知らない将兵が聞けば、動揺の様子を見せない、泰然自若とした大将よと思ったことであろう。
だが、腹心である伊勢貞興からすれば、相当の衝撃がその返しの裏に潜んでおり、むしろのふだんのおどけたり驚いたりする反応の方が、まだ余裕のある演技なのだと言いたかった。
「……近江の利三どのに、早くしてもらいますか」
「頼む」
光秀は、近江の、すなわち北の柴田勝家への抑えとしていた斎藤利三を召喚していた。
それを受けた利三が、堅実な彼らしく、留守居などを入念に準備をしているところを、さらに早くしろと言う。
それは相当の事態であることを示した。
つまり北への備えを完全にかなぐり捨ててまでも、この事態には備えたいのだ。
この……平島公方を推戴することができず、なおかつ、羽柴秀吉という稀代の名将が押し寄せてくるという事態に。
*
「おーい、引き上げじゃあ!」
明智軍の荷駄隊の頭の胴間声がひびく。
荷駄隊の護衛の足軽として雇われたねねは大きくあくびしながら、隣の福島正則を小突いた。
「引き上げ」
「は、はい」
それを見ていた藤堂高虎は、思わずくすりと笑いを洩らす。
……三人は、明智軍が西へ動くのを知り、足軽として雇われていた。
ちなみに、女性の足軽も存在していたようで、ねねの「雇われ」は特に何も言われなかった。
また、明智軍も人手不足で、荷駄隊の護衛レベルなら「女でもいいか」と思われたのかもしれない。
いずれにせよ、福島正則と藤堂高虎という、(素性は明かしていないが)屈強な男二人を「子分」として従えているので、明智軍の荷駄隊としても、特に不満は無かった。
「しかし洞ヶ峠から引き上げて、何処を目指すでしょうか」
正則としては、できるだけ敵についての情報を知りたい。
それゆえの素朴な発言だった。
素朴であるがゆえに、間諜と思われないのは、この男の資質というべきだな、と高虎は思った。
「おそらく、北の『方』」
ねねの答えは簡にして要を得ていた。
明智光秀は、洞ヶ峠で筒井順慶の来陣を受け、そしてそれをもって細川藤孝に「来い」と言う、否、命ずるつもりだったが、当てが外れた。
また、秀吉が淡路を押さえ、平島公方の来る可能性を潰されてしまったのやもしれない。
「しかしそうすると」
京、あるいは近江あたりに籠もられるかもしれない。
高虎の武将としての「読み」がそう告げていた。
「でも、京はないんじゃあないか」
正則の遠慮のない突っ込み。
高虎はこのまっすぐな若者の、こういう物言いが嫌いではない。
先をうながすと、こうつづけてきた。
「古来、京は守るに難いと聞く。平家しかり、木曾義仲しかり……他ならぬ光秀、じゃない、明智さま自身が、京にいる信長さまと信忠さまを、討ったではないか」
高虎は首肯した。
おそらく、光秀は京では戦うまい。
となると、京の前か後ろかということになるが。
そこでふと、ねねを見ると、黙々と引き上げの準備をしている。
そのまま、高虎に語れということか。
つまり、ねねが頭ごなしに言うよりは良い、と。
「さて京ではないとすると、京の前──たとえば山城と摂津の境の山崎あたりか、京の後ろ──近江になるか、だが」
高虎は話しながらも手早く引き上げの準備を終え、正則の急いで終え、すでに歩き出しているねねのあとにつづく。
早歩きしながら、正則は言った。
「そうだ。光秀、じゃない明智さまは朝廷より京の守護を任されたと聞いたが」
「ああ。それもある」
いかにも足軽同士のうわさ話だ、という雰囲気で正則と高虎は語る。
「だがご同輩」
ここで高虎は、いかにも内緒話だという感じで、ひそひそと話す。
「明智さまが洞ヶ峠まで来た理由は、何じゃ?」
「そりゃあ……」
大和の筒井順慶に、兵を連れて出て来るよう、脅しをかけるためだ。
そう正則が答えようとして、硬直した。
高虎が言いたいのは、そういう、通り一遍の答えではない。
その先だ。
筒井順慶が来たとして。
次は……。
「早く」
先を行くねねのその声により、正則は答えを呑み込んだ。
ねねがそれ以上はやめにしろと言っている。
そういう、声だった。
「…………」
荷駄隊が進む。
隊列を組みながらも、正則はブツブツと呟いていた。
「筒井を出したら、次は細川……」
そう。
明智にとって本命は細川藤孝だ。
ある意味、だから平島公方に食指を伸ばした。
公方がいれば、幕府というかたちを取れるし、かつての幕臣、細川を従わせることができる。
細川がいれば、兵も増えるし、朝廷にも顔が利く。
何より、本能寺の変からの明智光秀の行動に、「ひとりではない」「あの細川も味方した」という箔をつけることができる。
その証拠に、光秀は細川藤孝に、
──百日の内に近国を平定し全てを決したら、光慶(明智光慶。光秀の嫡男)や忠興(細川忠興、藤孝の嫡男。光秀の娘・ガラシャの夫)に全てを譲って、自身は隠居する。
と、文を書いて送ったのだ。
しかも、あれほど忌み嫌った隠居にまで言及している。
逆にいうと、光秀からすれば自分がいなくなっても、細川という柱があれば、明智の家は保てると踏んでいたのだろう。
「……そうか。京の前で勝たねば、丹後の細川に響かない」
京の前には、かつて細川家の居城であり、細川忠興と明智玉(ガラシャ)が婚姻の儀を執り行なった城である、勝竜寺城がある。
実はこれこそが、黒田官兵衛が「微妙な案件」とした理由である。
うっかり口にして、細川が第三者としてしゃしゃり出たり、漁夫の利を得ようと動かれても困る。
「おおい! 下鳥羽へ行くぞお!」
荷駄隊の頭の胴間声。
京の南、鳥羽。
この時代とはちがうが、鳥羽・伏見の戦いという舞台となった地である。
*
「……ま、このあたりで見繕っとくか」
光秀は鳥羽へ進軍しつつ、細川への示威を含めた羽柴秀吉との決戦に備え、物見を放った。
……その物見の行き先を、山崎という。
この、現在でいう京都府八幡市と大阪府枚方市の接する境目地点の峠に、明智光秀とその軍は来ていた。
「……来ぃひん」
誰が来ないのか。
それは言わずともわかっている。
大和の大名、筒井順慶が来ないのだ。
光秀の与力にあたる大名で、実はこの時点においても光秀に幾ばくかの兵を出しているが、本人とその主力の兵が来ない。
そのため、この洞ヶ峠まで進出して、圧をかけていたのだが。
「……来ぃひん」
そうこうするうちに、光秀の耳に「羽柴秀吉、淡路を落とす」との報が聞こえた。
「そうか」
それはおどけるでもなく驚くでもなく、特に表情をも声色も変えない、淡泊な返しだった。
何も知らない将兵が聞けば、動揺の様子を見せない、泰然自若とした大将よと思ったことであろう。
だが、腹心である伊勢貞興からすれば、相当の衝撃がその返しの裏に潜んでおり、むしろのふだんのおどけたり驚いたりする反応の方が、まだ余裕のある演技なのだと言いたかった。
「……近江の利三どのに、早くしてもらいますか」
「頼む」
光秀は、近江の、すなわち北の柴田勝家への抑えとしていた斎藤利三を召喚していた。
それを受けた利三が、堅実な彼らしく、留守居などを入念に準備をしているところを、さらに早くしろと言う。
それは相当の事態であることを示した。
つまり北への備えを完全にかなぐり捨ててまでも、この事態には備えたいのだ。
この……平島公方を推戴することができず、なおかつ、羽柴秀吉という稀代の名将が押し寄せてくるという事態に。
*
「おーい、引き上げじゃあ!」
明智軍の荷駄隊の頭の胴間声がひびく。
荷駄隊の護衛の足軽として雇われたねねは大きくあくびしながら、隣の福島正則を小突いた。
「引き上げ」
「は、はい」
それを見ていた藤堂高虎は、思わずくすりと笑いを洩らす。
……三人は、明智軍が西へ動くのを知り、足軽として雇われていた。
ちなみに、女性の足軽も存在していたようで、ねねの「雇われ」は特に何も言われなかった。
また、明智軍も人手不足で、荷駄隊の護衛レベルなら「女でもいいか」と思われたのかもしれない。
いずれにせよ、福島正則と藤堂高虎という、(素性は明かしていないが)屈強な男二人を「子分」として従えているので、明智軍の荷駄隊としても、特に不満は無かった。
「しかし洞ヶ峠から引き上げて、何処を目指すでしょうか」
正則としては、できるだけ敵についての情報を知りたい。
それゆえの素朴な発言だった。
素朴であるがゆえに、間諜と思われないのは、この男の資質というべきだな、と高虎は思った。
「おそらく、北の『方』」
ねねの答えは簡にして要を得ていた。
明智光秀は、洞ヶ峠で筒井順慶の来陣を受け、そしてそれをもって細川藤孝に「来い」と言う、否、命ずるつもりだったが、当てが外れた。
また、秀吉が淡路を押さえ、平島公方の来る可能性を潰されてしまったのやもしれない。
「しかしそうすると」
京、あるいは近江あたりに籠もられるかもしれない。
高虎の武将としての「読み」がそう告げていた。
「でも、京はないんじゃあないか」
正則の遠慮のない突っ込み。
高虎はこのまっすぐな若者の、こういう物言いが嫌いではない。
先をうながすと、こうつづけてきた。
「古来、京は守るに難いと聞く。平家しかり、木曾義仲しかり……他ならぬ光秀、じゃない、明智さま自身が、京にいる信長さまと信忠さまを、討ったではないか」
高虎は首肯した。
おそらく、光秀は京では戦うまい。
となると、京の前か後ろかということになるが。
そこでふと、ねねを見ると、黙々と引き上げの準備をしている。
そのまま、高虎に語れということか。
つまり、ねねが頭ごなしに言うよりは良い、と。
「さて京ではないとすると、京の前──たとえば山城と摂津の境の山崎あたりか、京の後ろ──近江になるか、だが」
高虎は話しながらも手早く引き上げの準備を終え、正則の急いで終え、すでに歩き出しているねねのあとにつづく。
早歩きしながら、正則は言った。
「そうだ。光秀、じゃない明智さまは朝廷より京の守護を任されたと聞いたが」
「ああ。それもある」
いかにも足軽同士のうわさ話だ、という雰囲気で正則と高虎は語る。
「だがご同輩」
ここで高虎は、いかにも内緒話だという感じで、ひそひそと話す。
「明智さまが洞ヶ峠まで来た理由は、何じゃ?」
「そりゃあ……」
大和の筒井順慶に、兵を連れて出て来るよう、脅しをかけるためだ。
そう正則が答えようとして、硬直した。
高虎が言いたいのは、そういう、通り一遍の答えではない。
その先だ。
筒井順慶が来たとして。
次は……。
「早く」
先を行くねねのその声により、正則は答えを呑み込んだ。
ねねがそれ以上はやめにしろと言っている。
そういう、声だった。
「…………」
荷駄隊が進む。
隊列を組みながらも、正則はブツブツと呟いていた。
「筒井を出したら、次は細川……」
そう。
明智にとって本命は細川藤孝だ。
ある意味、だから平島公方に食指を伸ばした。
公方がいれば、幕府というかたちを取れるし、かつての幕臣、細川を従わせることができる。
細川がいれば、兵も増えるし、朝廷にも顔が利く。
何より、本能寺の変からの明智光秀の行動に、「ひとりではない」「あの細川も味方した」という箔をつけることができる。
その証拠に、光秀は細川藤孝に、
──百日の内に近国を平定し全てを決したら、光慶(明智光慶。光秀の嫡男)や忠興(細川忠興、藤孝の嫡男。光秀の娘・ガラシャの夫)に全てを譲って、自身は隠居する。
と、文を書いて送ったのだ。
しかも、あれほど忌み嫌った隠居にまで言及している。
逆にいうと、光秀からすれば自分がいなくなっても、細川という柱があれば、明智の家は保てると踏んでいたのだろう。
「……そうか。京の前で勝たねば、丹後の細川に響かない」
京の前には、かつて細川家の居城であり、細川忠興と明智玉(ガラシャ)が婚姻の儀を執り行なった城である、勝竜寺城がある。
実はこれこそが、黒田官兵衛が「微妙な案件」とした理由である。
うっかり口にして、細川が第三者としてしゃしゃり出たり、漁夫の利を得ようと動かれても困る。
「おおい! 下鳥羽へ行くぞお!」
荷駄隊の頭の胴間声。
京の南、鳥羽。
この時代とはちがうが、鳥羽・伏見の戦いという舞台となった地である。
*
「……ま、このあたりで見繕っとくか」
光秀は鳥羽へ進軍しつつ、細川への示威を含めた羽柴秀吉との決戦に備え、物見を放った。
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