君は永遠の幼なじみ

むらさ樹

文字の大きさ
上 下
5 / 6

君は永遠の幼なじみ

しおりを挟む
ずっと交わりそうで交わらなかった2つの線が、一度だけ重なった。



「大地くん、大地 くん……っ」

「つば さ……」




でもそれはほんの一時だけで、すぐに線はまた距離を取るように離れたんだ。












____________
 ______________
         ____________…





「大地、そろそろ翼ちゃんの結婚式始まるわよ!」


「わかってるよ。
母さんは先行ってて」




だけど最後に絡ませた指と指、ギュッと握り合った手と手のぬくもりは


永遠に忘れないよ_____。











"君は永遠の幼なじみ"

*おしまい*

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

心の中に白くて四角い部屋がありまして。

篠原愛紀
青春
その日、私は自分の白い心の部屋に鍵をかけた。 その日、私は自分の白い心の部屋に鍵をかけた。  もう二度と、誰にも侵入させないように。  大きな音を立てて、鍵をかけた。 何色にも染めないように、二度と誰にも見せないように。 一メートルと七十センチと少し。 これ以上近づくと、他人に自分の心が読まれてしまう香澄。  病気と偽りフリースクールに通うも、高校受験でどこに行けばいいか悩んでいた。 そんなある日、いつもフリースクールをさぼるときに観に行っていたプラネタリウムで、高校生の真中に出会う。彼に心が読まれてしまう秘密を知られてしまうが、そんな香澄を描きたいと近づいてきた。  一メートル七十センチと少し。 その身長の真中は、運命だねと香澄の心に入ってきた。 けれど絵が完成する前に真中は香澄の目の前で交通事故で亡くなってしまう。 香澄を描いた絵は、どこにあるのかもわからないまま。 兄の死は香澄のせいだと、真中の妹に責められ、 真中の親友を探すうちに、大切なものが見えていく。 青春の中で渦巻く、甘酸っぱく切なく、叫びたいほどの衝動と心の痛み。 もう二度と誰にも自分の心は見せない。 真っ白で綺麗だと真中に褒められた白い心に、香澄は鍵をかけた。

【完結】その夏は、愛しくて残酷で

Ria★発売中『簡単に聖女に魅了〜』
青春
ーーわがままでごめんね。貴方の心の片隅に住まわせて欲しいの。 一章 告知 二章 思い出作り 三章 束の間 四章 大好き 最後に、柊真視点が入ります。 _________________ ファンタジーしか書いて来なかったので、このジャンルは中々書くのが難しかったですが、なんとか頑張って書いてみました! ※完結まで執筆済み(予約投稿) ※10万文字以上を長編と思っているので、この作品は短編扱いにしています。

わかばの恋 〜First of May〜

佐倉 蘭
青春
抱えられない気持ちに耐えられなくなったとき、 あたしはいつもこの橋にやってくる。 そして、この橋の欄干に身体を預けて、 川の向こうに広がる山の稜線を目指し 刻々と沈んでいく夕陽を、ひとり眺める。 王子様ってほんとにいるんだ、って思っていたあの頃を、ひとり思い出しながら…… ※ 「政略結婚はせつない恋の予感⁉︎」のネタバレを含みます。

永遠のファーストブルー

河野美姫
青春
それは、ちっぽけな恋をした僕の、 永遠のファーストブルー。 わけあってクラスの日陰者に徹している日暮優は、ある日の放課後、クラスでひときわ目立つ少女――空野未来の後を尾けてしまう。 そこで、数日後に入院すると言う未来から『相棒』に任命されて――? 事なかれ主義でいようと決めたはずの優は、その日から自由奔放で身勝手、そして真っ直ぐな未来に振り回されていく。 *アルファポリス* 2023/4/30~2023/5/18 こちらの作品は、他サイトでも公開しています。

彼女は終着駅の向こう側から

シュウ
青春
ぼっちの中学生トヨジ。 彼の唯一の趣味は、ひそかに演劇の台本を書くことだった。 そんなトヨジの前に突如現れた美少女ライト。 ライトをみたトヨジは絶句する。 「ライトはぼくの演劇のキャラクターのはず!」 本来で会うことのないはずの二人の出会いから、物語ははじまる。 一度きりの青春を駆け抜ける二人の話です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【完結】キスの練習相手は幼馴染で好きな人【連載版】

猫都299
青春
沼田海里(17)は幼馴染でクラスメイトの一井柚佳に恋心を抱いていた。しかしある時、彼女は同じクラスの桜場篤の事が好きなのだと知る。桜場篤は学年一モテる文武両道で性格もいいイケメンだ。告白する予定だと言う柚佳に焦り、失言を重ねる海里。納得できないながらも彼女を応援しようと決めた。しかし自信のなさそうな柚佳に色々と間違ったアドバイスをしてしまう。己の経験のなさも棚に上げて。 「キス、練習すりゃいいだろ? 篤をイチコロにするやつ」 秘密や嘘で隠されたそれぞれの思惑。ずっと好きだった幼馴染に翻弄されながらも、その本心に近付いていく。 ※現在完結しています。ほかの小説が落ち着いた時等に何か書き足す事もあるかもしれません。(2024.12.2追記) ※「キスの練習相手は〜」「幼馴染に裏切られたので〜」「ダブルラヴァーズ〜」「やり直しの人生では〜」等は同じ地方都市が舞台です。(2024.12.2追記) ※小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、Nolaノベルに投稿しています。

全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―

入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。 遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。 本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。 優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。

処理中です...