186 / 204
ウルティア国戦役編
186 カナタ、低級愛砢人形を作る
しおりを挟む
カナタがガンマ1とゼータ5の抱擁を見守っていると、一緒に復活したイータがカナタのことをジッとみつめているのに気付いた。
「?」
その意味の良く判らない反応にカナタが首を傾げると、イータは怒ったように頬を膨らませてプイと視線を外した。
「(いったい何だったんだろう?)」
イータの視線はカナタを恨んで睨んでいるという様子でもないく、何か言いたそうではあるが、その感情が悪意なのか好意なのかも判らない様子だった。
カナタはそんなイータに構うことなく、作業を続けることにした。
「ニク、他にも教えてもらえることはある?」
カナタは愛砢人形の秘密のまだ半分も教わっていないことを理解していた。
砢システムの術式も丸々コピーするブラックボックスだし、ヒヒイロカネの微細ゴーレムも、単純にコピーしただけだった。
それで製造が出来ると言っても、それは一から製造できるようになることとは違うとカナタは感じていた。
「では、肉ゴーレムからの製造方法を教えましょう。
肉ゴーレムからの製造される愛砢人形は低級の実験体となりますが、製造過程を体験するには良い例となるでしょう。
まず肉ゴーレムをアイテムオーブから出してください」
カナタが倫理観により躊躇したのは、素体が生きているからだろう。
肉ゴーレムならば問題ない。そうニクは判断していた。
カナタは、オリハルコンとヒヒイロカネを手に入れるために鉱山ダンジョンに行って来たばかりだったため、ゴーレムオーブを大量に【ロッカー】に仕舞っていた。
鉱山ダンジョンではゴーレムが大量にポップするため、ガチャオーブからゴーレムそのものが出ることがある。
さらに、ゴーレムマスターと呼ばれる魔物はゴーレムを召喚するため、倒すと高確率でゴーレムオーブをドロップするのだ。
カナタはそのゴーレムオーブを【ロッカー】から出そうとして、黄色の他に山吹色のゴーレムオーブと赤色のゴーレムオーブもあることに気付いた。
「あれ? どれを出せばいいんだろう?」
カナタはニクが要求した肉ゴーレムが、Nの黄色のゴーレムオーブなのか、山吹色の愛砢人形が確定しているオーブなのかを悩んだのだ。
さらに、HNの赤色のゴーレムオーブは使えないのかと気になっていた。
イプシロンの強化外装は、鉄ゴーレムに砢システムを搭載している。
つまり、HNのゴーレムオーブ由来なのだ。
「まあいいや。全部だしとこう」
カナタは山吹色、黄色、赤色のゴーレムオーブを【ロッカー】から出して作業台の上に置いた。
「ニク、山吹色と黄色、どっちから肉ゴーレムを出せばいい?
それと赤色は使えないの?」
カナタの疑問にニクは表情一つ変えずに答えた。
別にニクが伝え忘れたのではなく、カナタが勝手に気をもんだだけなのだが、それをニクも気にすることなくスルーしたのだ。
いや、今は特別な作業にリソースを使用しているため、感情に回す余裕がないのかもしれなかった。
「今回は黄色を使用します。
赤色はイプシロンとデルタの強化外装に使用します。
それは別途説明させていただきます」
「わかった」
カナタは素直に黄色のNゴーレムオーブを開いた。
ガチャガチャ ポン!
Nアイテム 石(貴石)ゴーレム
石(貴石)で出来たゴーレム
手に入れた者が他人に譲渡しない限りその者に従属する
主に荷運びなどの力仕事に従事させるため重宝されている
材料が高価な貴石のため潰して素材にされることが多い
「ああ、しまった!
幸運値のせいでNランクの最上級ゴーレムが出てしまった!」
カナタがNゴーレムオーブを開くと、幸運値のせいでNクラス内では最上級の貴石ゴーレムが出て来てしまった。
ある意味大当たりというハズレを引いた瞬間だった。
カナタはそのまま貴石ゴーレムを【ガチャオーブ化】でガチャオーブに戻すと【ロッカー】に仕舞った。
この時、未開封のガチャオーブと混ざらないように別のコマの【ロッカー】に仕舞うのを忘れなかった。
そして予備で出してあった黄色いNゴーレムオーブをニクに渡した。
「ニク、開いて」
「はい、マスター」
ガチャガチャ ポン!
Nアイテム 肉ゴーレム
肉で出来たゴーレム
手に入れた者が他人に譲渡しない限りその者に従属する
主に魔物から逃亡する際の囮として使われる
「所有権はマスターに譲渡します」
肉ゴーレムは起き上がるとカナタに従属のポーズをとった。
「では、砢システムを製造します。
竜玉に付与魔法で魔法術式を書き込んでください。
術式はこれです」
ニクが空中に魔法術式を展開した。
それは球体を形作っており、竜玉の表面いっぱいに描き込むようになっていた。
その術式をカナタは錬金術、陣魔法のスキルにより記憶すると、付与魔法で竜玉の表面に付与した。
すると竜玉は黄金の光を放ち輝き出した。
「次にヒヒイロカネによりカバーを作ります。
これは竜玉の防御装甲であり、微細ゴーレムの材料でもあります。
ここにもアイテムボックスと微細ゴーレム製造の魔法陣を付与します」
前回と同様に魔法術式が空中に展開し、カナタはヒヒイロカネを錬金術でカバーに加工しながら、それをヒヒイロカネのカバー表面に付与魔法で付与した。
すると魔法術式による効果なのか、ヒヒイロカネの形状が変化し、二つの窪みが形成された。
「次に竜玉をヒヒイロカネのカバー内にはめます」
と言っても、ヒヒイロカネのカバーには蓋も何もなく、内部にアクセスする方法はなかった。
「?」
カナタが首を傾げていると、ニクは竜玉をヒヒイロカネのカバーに近づけた。
するとアイテムボックスの効果なのか、竜玉がカバーに吸い込まれ、カバーの中心に設置された。
その様子は目で見えなかったが、カナタの【魔力感知】の能力で魔力的に見えていた。
「そこへ液体化オリハルコンとヒヒイロカネの微細ゴーレムを注入するのは前回と同様です」
つまり、これで砢システムが完成したのだ。
「では、肉ゴーレムを機能停止させて胸を開き、砢システムを埋め込んでください」
「え?」
まさかの外科手術を要求されてカナタは戸惑った。
ゼータ5とイータの時は、彼女たちが機能停止していて、助かる道はそうするしかなかったので躊躇せずに胸を開いたが、生きている肉ゴーレムにそんなことをするのは、カナタにはどうしても無理だった。
そう、カナタは肉ゴーレム時代のニクを必死に助けたように、肉ゴーレムを生きていると認識していたのだ。
つまり、この行為は肉ゴーレムを殺して素体とし、愛砢人形に利用しようとしているとしか思えなかったのだ。
「肉ゴーレムには魂も砢も存在しません。
機械を機能停止させるのに何の躊躇が必要でしょうか」
ニクの冷たい、いや冷静な言葉も、カナタには響いて来なかった。
カナタにはそんなことで割り切れない思いがあったのだ。
「でも、そうやって組織の人間は、愛砢人形を機械として切り刻んだんじゃないの?」
カナタには肉ゴーレムを切り刻むことが出来なかった。
ドン、ギュッ
そのカナタの背中にぶつかるものがあった。
「マスター大好き♡」
カナタの気持ちが嬉しくてイータがカナタに抱き着いたのだった。
「?」
その意味の良く判らない反応にカナタが首を傾げると、イータは怒ったように頬を膨らませてプイと視線を外した。
「(いったい何だったんだろう?)」
イータの視線はカナタを恨んで睨んでいるという様子でもないく、何か言いたそうではあるが、その感情が悪意なのか好意なのかも判らない様子だった。
カナタはそんなイータに構うことなく、作業を続けることにした。
「ニク、他にも教えてもらえることはある?」
カナタは愛砢人形の秘密のまだ半分も教わっていないことを理解していた。
砢システムの術式も丸々コピーするブラックボックスだし、ヒヒイロカネの微細ゴーレムも、単純にコピーしただけだった。
それで製造が出来ると言っても、それは一から製造できるようになることとは違うとカナタは感じていた。
「では、肉ゴーレムからの製造方法を教えましょう。
肉ゴーレムからの製造される愛砢人形は低級の実験体となりますが、製造過程を体験するには良い例となるでしょう。
まず肉ゴーレムをアイテムオーブから出してください」
カナタが倫理観により躊躇したのは、素体が生きているからだろう。
肉ゴーレムならば問題ない。そうニクは判断していた。
カナタは、オリハルコンとヒヒイロカネを手に入れるために鉱山ダンジョンに行って来たばかりだったため、ゴーレムオーブを大量に【ロッカー】に仕舞っていた。
鉱山ダンジョンではゴーレムが大量にポップするため、ガチャオーブからゴーレムそのものが出ることがある。
さらに、ゴーレムマスターと呼ばれる魔物はゴーレムを召喚するため、倒すと高確率でゴーレムオーブをドロップするのだ。
カナタはそのゴーレムオーブを【ロッカー】から出そうとして、黄色の他に山吹色のゴーレムオーブと赤色のゴーレムオーブもあることに気付いた。
「あれ? どれを出せばいいんだろう?」
カナタはニクが要求した肉ゴーレムが、Nの黄色のゴーレムオーブなのか、山吹色の愛砢人形が確定しているオーブなのかを悩んだのだ。
さらに、HNの赤色のゴーレムオーブは使えないのかと気になっていた。
イプシロンの強化外装は、鉄ゴーレムに砢システムを搭載している。
つまり、HNのゴーレムオーブ由来なのだ。
「まあいいや。全部だしとこう」
カナタは山吹色、黄色、赤色のゴーレムオーブを【ロッカー】から出して作業台の上に置いた。
「ニク、山吹色と黄色、どっちから肉ゴーレムを出せばいい?
それと赤色は使えないの?」
カナタの疑問にニクは表情一つ変えずに答えた。
別にニクが伝え忘れたのではなく、カナタが勝手に気をもんだだけなのだが、それをニクも気にすることなくスルーしたのだ。
いや、今は特別な作業にリソースを使用しているため、感情に回す余裕がないのかもしれなかった。
「今回は黄色を使用します。
赤色はイプシロンとデルタの強化外装に使用します。
それは別途説明させていただきます」
「わかった」
カナタは素直に黄色のNゴーレムオーブを開いた。
ガチャガチャ ポン!
Nアイテム 石(貴石)ゴーレム
石(貴石)で出来たゴーレム
手に入れた者が他人に譲渡しない限りその者に従属する
主に荷運びなどの力仕事に従事させるため重宝されている
材料が高価な貴石のため潰して素材にされることが多い
「ああ、しまった!
幸運値のせいでNランクの最上級ゴーレムが出てしまった!」
カナタがNゴーレムオーブを開くと、幸運値のせいでNクラス内では最上級の貴石ゴーレムが出て来てしまった。
ある意味大当たりというハズレを引いた瞬間だった。
カナタはそのまま貴石ゴーレムを【ガチャオーブ化】でガチャオーブに戻すと【ロッカー】に仕舞った。
この時、未開封のガチャオーブと混ざらないように別のコマの【ロッカー】に仕舞うのを忘れなかった。
そして予備で出してあった黄色いNゴーレムオーブをニクに渡した。
「ニク、開いて」
「はい、マスター」
ガチャガチャ ポン!
Nアイテム 肉ゴーレム
肉で出来たゴーレム
手に入れた者が他人に譲渡しない限りその者に従属する
主に魔物から逃亡する際の囮として使われる
「所有権はマスターに譲渡します」
肉ゴーレムは起き上がるとカナタに従属のポーズをとった。
「では、砢システムを製造します。
竜玉に付与魔法で魔法術式を書き込んでください。
術式はこれです」
ニクが空中に魔法術式を展開した。
それは球体を形作っており、竜玉の表面いっぱいに描き込むようになっていた。
その術式をカナタは錬金術、陣魔法のスキルにより記憶すると、付与魔法で竜玉の表面に付与した。
すると竜玉は黄金の光を放ち輝き出した。
「次にヒヒイロカネによりカバーを作ります。
これは竜玉の防御装甲であり、微細ゴーレムの材料でもあります。
ここにもアイテムボックスと微細ゴーレム製造の魔法陣を付与します」
前回と同様に魔法術式が空中に展開し、カナタはヒヒイロカネを錬金術でカバーに加工しながら、それをヒヒイロカネのカバー表面に付与魔法で付与した。
すると魔法術式による効果なのか、ヒヒイロカネの形状が変化し、二つの窪みが形成された。
「次に竜玉をヒヒイロカネのカバー内にはめます」
と言っても、ヒヒイロカネのカバーには蓋も何もなく、内部にアクセスする方法はなかった。
「?」
カナタが首を傾げていると、ニクは竜玉をヒヒイロカネのカバーに近づけた。
するとアイテムボックスの効果なのか、竜玉がカバーに吸い込まれ、カバーの中心に設置された。
その様子は目で見えなかったが、カナタの【魔力感知】の能力で魔力的に見えていた。
「そこへ液体化オリハルコンとヒヒイロカネの微細ゴーレムを注入するのは前回と同様です」
つまり、これで砢システムが完成したのだ。
「では、肉ゴーレムを機能停止させて胸を開き、砢システムを埋め込んでください」
「え?」
まさかの外科手術を要求されてカナタは戸惑った。
ゼータ5とイータの時は、彼女たちが機能停止していて、助かる道はそうするしかなかったので躊躇せずに胸を開いたが、生きている肉ゴーレムにそんなことをするのは、カナタにはどうしても無理だった。
そう、カナタは肉ゴーレム時代のニクを必死に助けたように、肉ゴーレムを生きていると認識していたのだ。
つまり、この行為は肉ゴーレムを殺して素体とし、愛砢人形に利用しようとしているとしか思えなかったのだ。
「肉ゴーレムには魂も砢も存在しません。
機械を機能停止させるのに何の躊躇が必要でしょうか」
ニクの冷たい、いや冷静な言葉も、カナタには響いて来なかった。
カナタにはそんなことで割り切れない思いがあったのだ。
「でも、そうやって組織の人間は、愛砢人形を機械として切り刻んだんじゃないの?」
カナタには肉ゴーレムを切り刻むことが出来なかった。
ドン、ギュッ
そのカナタの背中にぶつかるものがあった。
「マスター大好き♡」
カナタの気持ちが嬉しくてイータがカナタに抱き着いたのだった。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
〖完結〗私が死ねばいいのですね。
藍川みいな
恋愛
侯爵令嬢に生まれた、クレア・コール。
両親が亡くなり、叔父の養子になった。叔父のカーターは、クレアを使用人のように使い、気に入らないと殴りつける。
それでも懸命に生きていたが、ある日濡れ衣を着せられ連行される。
冤罪で地下牢に入れられたクレアを、この国を影で牛耳るデリード公爵が訪ねて来て愛人になれと言って来た。
クレアは愛するホルス王子をずっと待っていた。彼以外のものになる気はない。愛人にはならないと断ったが、デリード公爵は諦めるつもりはなかった。処刑される前日にまた来ると言い残し、デリード公爵は去って行く。
そのことを知ったカーターは、クレアに毒を渡し、死んでくれと頼んで来た。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全21話で完結になります。
旦那様、愛人を作ってもいいですか?
ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。
「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」
これ、旦那様から、初夜での言葉です。
んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと?
’18/10/21…おまけ小話追加
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる