182 / 199
帝国内乱編
176 帝国内乱編14 絆
しおりを挟む
side:クロウニ―星系 ニアヒューム化要塞艦司令室 レオナルド 三人称視点
「なんなんだ、あいつは!」
ロレンツォを葬り去ったと思った瞬間、謎の大型戦艦が現れ、レオナルドの放った要塞砲をバリアーで防いだ。
そして、目にも止まらぬ速度で宇宙空間を駆け抜けると、一瞬のうちに味方のニアフーム化要塞艦の弱点であるニアヒュームのコアを破壊して去って行った。
「くっ! 被害状況は!」
レオナルドは頭に怪我をして血を流していた。
ニアヒュームのコアを破壊したレールガンの直撃による振動で何かが落下し頭に当たったのだ。
「ニアヒューム沈黙!
要塞艦システム、ロック状態に戻りました。
戦闘不能です!」
レオナルドは役立たずになった要塞艦から意識を外し、搭載艦による現有残存戦力の掌握に努めた。
ラスティ星系で分捕った無人艦8万の支配も奪われ、さらに自らの艦隊の無人艦2万にまで敵の支配が及び無効化されていた。
今、こちらが動かせる艦隊は親衛艦隊9万のみ。
頼みのニアヒューム艦も19万弱が自衛モードに入っており動かなくなっていた。
自衛モードに入ったニアヒューム艦は攻撃を受ければ反撃するが積極的な攻勢には出ることが無かった。
敵艦――奪われた無人艦含む――から攻撃を受けると反撃するが、攻撃を受けなければ待機状態になってしまう。
「黒騎士のやつに騙されたわ!
ニアヒュームを制御出来ると言うから食客にしてやったのに、制御が完璧じゃねーのかよ!」
レオナルドは思い出す。
あの2人が転がり込んで来た時のことを。
圧倒的な性能を持つ特殊艦に乗り、帝国が相容れない天敵と呼ぶニアヒュームを制御出来るという売り込みだった。
レオナルドは隣の星系を支配しているロレンツォの存在が面白くなかった。
奴の支配星系は、元々はレオナルドが手塩をかけて育てた星系だった。
レオナルドが上位皇子とトラブルになった時に奪われ、帝国自治領となり、後にロレンツォに与えられたのだった。
そのロレンツォがニアヒューム対策で出撃中という好機に、こちらの星系にもニアヒュームを向かって来ているという状況。
格好のタイミングで現れた2人の口車に乗ったのは、彼らが実際にニアヒューム艦を引き連れていたからだった。
「奴らを利用したつもりで利用されてたのかもしれねーな」
レオナルドはギリリと奥歯を噛みしめた。
この時レオナルドは、頭に受けた傷のショックと強い怒りによってブレインハックの催眠状態から抜け出していた。
自分が騙されたという強い気持ちは、恨みとなりその矛先が黒騎士――プリンスとプリンセス――に向けられた。
「要塞砲に反応炉からエネルギーを直結しろ!
1発でいい。 奴らにぶち込んでやる!」
レオナルドの指示に配下が慌てて従う。
程なくして要塞砲の使用が可能になる。
だが、それはいつ暴走し爆発するかもしれない危険な行為だった。
丁度その時、隣のニアヒューム化要塞艦から黒騎士が出撃しアキラと対峙していた。
「くくく。俺は運が良いな。
同一射線上に獲物が固まっていやがる」
レオナルドは照準をつけると笑いながら要塞砲の引き金を引いた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
side:クロウニ―星系 専用艦CIC アキラ視点
レオナルドが放った要塞砲の光条が近づいてくる。
ニアヒュームのコアを破壊したから要塞艦はシステムロック状態のはずなのにいったいどうして?
しかし、そんなことを考えている暇はなかった。
プリンス艦もカレン艦も侵食が追いつかない。侵食中のため彼らは自分の意志で回避行動も取れない。
姉貴を見捨てる? そんな決断は僕には出来なかった。
そんな僕の甘い所が命取りになる。シイナ様に言われた通りだ。
『緊急回避、次元跳躍準備完了しています。
タイムリミットまで20秒。 カウントダウン開始。』
「却下だ! 特殊艦を次元格納庫に格納出来ないか!?」
『敵性艦は格納出来ません』
僕は焦る。既に回避限界を迎えつつある。
カウントダウンが耳に響く。
「せめて盾になる艦を!」
盾として次元格納庫から搭載艦を展開するも焼け石に水だろう。
その時、懐かしい声が響いた。
『何やってんの、お兄ちゃん!』
楓の戦艦が要塞砲の射線を遮るように次元跳躍アウトしてくる。
『……めっ!』
楓艦に抱かれるようにへばりついた美優艦が次元格納庫から紗綾艦を放出する。
『全くもう、晶羅っちは駄目だな~。
なんでも1人でやろうとするんじゃないぞ』
紗綾艦が僕らの前に出ると相転移フィールドを展開し、要塞砲の光条を防ぐ。
危機一髪。要塞砲の光条は相転移フィールドによって無効化された。
続けて菜穂艦が美優艦の次元格納庫から出てくる。
『いつだってお姉さんを頼っていいのよ?』
菜穂艦がジャミングをかけ通信を乗っ取り、ブラッシュリップスの曲を強制的に全チャンネルに流す。
黒騎士の支配により徐々に制御を取り戻しつつあったニアヒューム艦が混乱し同士討ちを始める。
続けて綾姫艦が美優艦の次元格納庫から出てくる。
『教官が言ってた。
艦隊は1+1を3にも4にも出来るんだって。
私達を何だと思ってるの?』
『『『『『私達はブラッシュリップス艦隊よ(だぞ)(ん)』』』』』
『私達1人1人の力では何も出来なくても、全員が揃えば晶羅と同じ事だって出来ちゃうんだからね?』
僕の頼もしい仲間が助けに来てくれた。
「そうだった。僕はもうぼっちじゃなかったんだ」
綾姫艦が高速移動を始める。
レオナルドの要塞艦に向かって赤い光を引いて離れていくと対艦刀で要塞砲を破壊する。
あっと言う間に処理すると蒼い光を纏って帰って来た。
だが、急制動をかけて止まったと思ったら宇宙空間を漂い始めた。
『美優~。回収して。もう動けないよ』
『ん。 ほいっ』
綾姫艦の活動限界時間は短かった。
どうやら、彼女達の専用艦の能力は僕の高速戦艦の装備の劣化版のようだ。
楓艦は次元跳躍装置。加速装置(デチューン版)。
美優艦は次元格納庫。容量制限有り。
紗綾艦は相転移フィールドバリヤー。フィールドの大きさが小さい。
菜穂艦は電子戦装備。もしかすると僕の専用艦より強力?
綾姫艦はV-MAX。速度が多少劣り、活動時間が短い。
『その能力、どうやって手に入れたのさ?』
『楓は元から次元跳躍機関を持っていたけど、他の皆は急に融合フィールドに包まれちゃってさ。
融合が終わったらレベルアップしていたんだよ』
もしかして、僕と長く接触していたことが影響したのか?
『そんなことより、さっさと敵をやっつけるよ!』
『ダウンした綾姫の位置は晶羅が入って。
フォーメーションAで行くよ!』
『『『『おー』』』』
久しぶりにブラッシュリップス艦隊のオンステージだ。
『ちょっと! いまダブル晶羅になっちゃってるよ!』
晶羅の代役をしていた楓が叫ぶも皆に無視されていた。
ファンが見て無ければそこはどうでもいいんだよね。
まあ、この戦いは配信中止だけどね。
「なんなんだ、あいつは!」
ロレンツォを葬り去ったと思った瞬間、謎の大型戦艦が現れ、レオナルドの放った要塞砲をバリアーで防いだ。
そして、目にも止まらぬ速度で宇宙空間を駆け抜けると、一瞬のうちに味方のニアフーム化要塞艦の弱点であるニアヒュームのコアを破壊して去って行った。
「くっ! 被害状況は!」
レオナルドは頭に怪我をして血を流していた。
ニアヒュームのコアを破壊したレールガンの直撃による振動で何かが落下し頭に当たったのだ。
「ニアヒューム沈黙!
要塞艦システム、ロック状態に戻りました。
戦闘不能です!」
レオナルドは役立たずになった要塞艦から意識を外し、搭載艦による現有残存戦力の掌握に努めた。
ラスティ星系で分捕った無人艦8万の支配も奪われ、さらに自らの艦隊の無人艦2万にまで敵の支配が及び無効化されていた。
今、こちらが動かせる艦隊は親衛艦隊9万のみ。
頼みのニアヒューム艦も19万弱が自衛モードに入っており動かなくなっていた。
自衛モードに入ったニアヒューム艦は攻撃を受ければ反撃するが積極的な攻勢には出ることが無かった。
敵艦――奪われた無人艦含む――から攻撃を受けると反撃するが、攻撃を受けなければ待機状態になってしまう。
「黒騎士のやつに騙されたわ!
ニアヒュームを制御出来ると言うから食客にしてやったのに、制御が完璧じゃねーのかよ!」
レオナルドは思い出す。
あの2人が転がり込んで来た時のことを。
圧倒的な性能を持つ特殊艦に乗り、帝国が相容れない天敵と呼ぶニアヒュームを制御出来るという売り込みだった。
レオナルドは隣の星系を支配しているロレンツォの存在が面白くなかった。
奴の支配星系は、元々はレオナルドが手塩をかけて育てた星系だった。
レオナルドが上位皇子とトラブルになった時に奪われ、帝国自治領となり、後にロレンツォに与えられたのだった。
そのロレンツォがニアヒューム対策で出撃中という好機に、こちらの星系にもニアヒュームを向かって来ているという状況。
格好のタイミングで現れた2人の口車に乗ったのは、彼らが実際にニアヒューム艦を引き連れていたからだった。
「奴らを利用したつもりで利用されてたのかもしれねーな」
レオナルドはギリリと奥歯を噛みしめた。
この時レオナルドは、頭に受けた傷のショックと強い怒りによってブレインハックの催眠状態から抜け出していた。
自分が騙されたという強い気持ちは、恨みとなりその矛先が黒騎士――プリンスとプリンセス――に向けられた。
「要塞砲に反応炉からエネルギーを直結しろ!
1発でいい。 奴らにぶち込んでやる!」
レオナルドの指示に配下が慌てて従う。
程なくして要塞砲の使用が可能になる。
だが、それはいつ暴走し爆発するかもしれない危険な行為だった。
丁度その時、隣のニアヒューム化要塞艦から黒騎士が出撃しアキラと対峙していた。
「くくく。俺は運が良いな。
同一射線上に獲物が固まっていやがる」
レオナルドは照準をつけると笑いながら要塞砲の引き金を引いた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
side:クロウニ―星系 専用艦CIC アキラ視点
レオナルドが放った要塞砲の光条が近づいてくる。
ニアヒュームのコアを破壊したから要塞艦はシステムロック状態のはずなのにいったいどうして?
しかし、そんなことを考えている暇はなかった。
プリンス艦もカレン艦も侵食が追いつかない。侵食中のため彼らは自分の意志で回避行動も取れない。
姉貴を見捨てる? そんな決断は僕には出来なかった。
そんな僕の甘い所が命取りになる。シイナ様に言われた通りだ。
『緊急回避、次元跳躍準備完了しています。
タイムリミットまで20秒。 カウントダウン開始。』
「却下だ! 特殊艦を次元格納庫に格納出来ないか!?」
『敵性艦は格納出来ません』
僕は焦る。既に回避限界を迎えつつある。
カウントダウンが耳に響く。
「せめて盾になる艦を!」
盾として次元格納庫から搭載艦を展開するも焼け石に水だろう。
その時、懐かしい声が響いた。
『何やってんの、お兄ちゃん!』
楓の戦艦が要塞砲の射線を遮るように次元跳躍アウトしてくる。
『……めっ!』
楓艦に抱かれるようにへばりついた美優艦が次元格納庫から紗綾艦を放出する。
『全くもう、晶羅っちは駄目だな~。
なんでも1人でやろうとするんじゃないぞ』
紗綾艦が僕らの前に出ると相転移フィールドを展開し、要塞砲の光条を防ぐ。
危機一髪。要塞砲の光条は相転移フィールドによって無効化された。
続けて菜穂艦が美優艦の次元格納庫から出てくる。
『いつだってお姉さんを頼っていいのよ?』
菜穂艦がジャミングをかけ通信を乗っ取り、ブラッシュリップスの曲を強制的に全チャンネルに流す。
黒騎士の支配により徐々に制御を取り戻しつつあったニアヒューム艦が混乱し同士討ちを始める。
続けて綾姫艦が美優艦の次元格納庫から出てくる。
『教官が言ってた。
艦隊は1+1を3にも4にも出来るんだって。
私達を何だと思ってるの?』
『『『『『私達はブラッシュリップス艦隊よ(だぞ)(ん)』』』』』
『私達1人1人の力では何も出来なくても、全員が揃えば晶羅と同じ事だって出来ちゃうんだからね?』
僕の頼もしい仲間が助けに来てくれた。
「そうだった。僕はもうぼっちじゃなかったんだ」
綾姫艦が高速移動を始める。
レオナルドの要塞艦に向かって赤い光を引いて離れていくと対艦刀で要塞砲を破壊する。
あっと言う間に処理すると蒼い光を纏って帰って来た。
だが、急制動をかけて止まったと思ったら宇宙空間を漂い始めた。
『美優~。回収して。もう動けないよ』
『ん。 ほいっ』
綾姫艦の活動限界時間は短かった。
どうやら、彼女達の専用艦の能力は僕の高速戦艦の装備の劣化版のようだ。
楓艦は次元跳躍装置。加速装置(デチューン版)。
美優艦は次元格納庫。容量制限有り。
紗綾艦は相転移フィールドバリヤー。フィールドの大きさが小さい。
菜穂艦は電子戦装備。もしかすると僕の専用艦より強力?
綾姫艦はV-MAX。速度が多少劣り、活動時間が短い。
『その能力、どうやって手に入れたのさ?』
『楓は元から次元跳躍機関を持っていたけど、他の皆は急に融合フィールドに包まれちゃってさ。
融合が終わったらレベルアップしていたんだよ』
もしかして、僕と長く接触していたことが影響したのか?
『そんなことより、さっさと敵をやっつけるよ!』
『ダウンした綾姫の位置は晶羅が入って。
フォーメーションAで行くよ!』
『『『『おー』』』』
久しぶりにブラッシュリップス艦隊のオンステージだ。
『ちょっと! いまダブル晶羅になっちゃってるよ!』
晶羅の代役をしていた楓が叫ぶも皆に無視されていた。
ファンが見て無ければそこはどうでもいいんだよね。
まあ、この戦いは配信中止だけどね。
0
お気に入りに追加
405
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
僕は彼女の彼女?
奈落
SF
TSFの短い話です
~~~~~~~~
「お願いがあるの♪」
金曜の夕方、彼女が僕に声を掛けてきた。
「明日のデート♪いつもとはチョット違う事をしてみたいの。」
翌土曜日、いつものように彼女の家に向かうと…
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる