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第三章 旅の二日目 本日もトラブル続きです!
第29話 二日目 そして、ぼくらは途方に暮れる
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「通常なら五万マルの代金がするお部屋なんですが、こういう事情なので特別価格の一万マルでみなさんにお譲りしますが、どうでしょうか?」
ギーザが耀太たちにパンフレットを示しながら、熱心に交渉を勧めてくる。
「一万マルか……。いや、さすがにその料金はちょっと高いかな……」
耀太はギーサの言葉を聞いて考え込んでしまった。一日の旅の資金は路線馬車代、食事代、宿代の全部を含めて、一万マルと決まっている。一泊のホテル代に一万マルは耀太たちの懐事情からするとかなりの割高になる。
「ねえねえ、このリゾートホテルにはお酒が飲めるラウンジはあるの?」
「もちろん、ありますよ! おまけにお酒は部屋代に含まれているので飲み放題です!」
「あたし、このホテルに決ーめた!」
「わたしもホテル中のお酒を全部飲んでやる!」
お酒好きのバスガイドと新卒の教師が真っ先に賛成する。
「女子ウケしそうなスイーツはある?」
「はい、ルームサービスで頼めますよ! もちろん、その料金はホテル代に入っています!」
「まあ、昔から袖振り合うも他生の縁って言うからね。わたしとしても目の前で困っている人を無下に見捨てることは出来ないし、ここは気は進まないけど、今夜はこの高級リゾートホテルに泊まるしかないみたいね!」
言葉と裏腹に嬉しさを隠そうとしない姉の目は、スイーツにあり付けるとあって早くも喜々と輝いている。
絶対に自分の欲求に正直になっただけのことだろうが!
耀太はこの事態を自分に都合よく解釈する姉につっこんだ。
「なあケーマ、お前からもみんなになんとか言ってくれよ!」
「いや、ヨータ、ここは人肌脱ごうぜ。オレたちだって、この世界の人たちに助けてもらうことがきっとこの先あるだろうからさ。たしかに一晩一万マルは高いかもしれないけど、その分、どこかで節約すればいいだけだろう?」
慧真も高級リゾートホテル宿泊案に賛成らしい。
「ナーロ、おまえはどう思う?」
「ぼくはどこでも構わないけど。出来れば魔物やモンスターが出てくるホテルならばいうことないんだけどね!」
菜呂らしい解答である。
魔物とモンスターが出てくるホテルで泊まるって、もはや罰ゲームを通り越して、ちょっとした試練になっているからな!
こんなときだというのに、いや、こんなときだからこそ、いつものツッコミが止まらなくなる。
「なあ、アリア。アリアはどう思う?」
「うーん、実は私もこのホテルに宿泊するのには賛成かな」
「えっ、アリアまで?」
意外すぎる返答に即座に聞き返してしまった。
「ねえ耀太くん、考えてもみてよ。朝まで居酒屋で過ごすよりは、高級リゾートホテルで過ごす方がよっぽど安全で健全的でしょ? 組木先生と史華さんの様子からして、今夜は絶対に飲まないと暴れそうな雰囲気だし。あの様子のまま居酒屋に行ったら、どうなることか……」
アリアが大人二人に聞こえないようにするためか、耀太の耳元に顔を寄せてきて早口で囁いた。
「ああ、たしかにそういう考えも一理あることにはあるけど……」
組木と史華の顔にそっと視線を振り向ける。二人ともまだ酒が入っていないというのに、完全に宴会モード全開の顔をしている。
やれやれ、あの様子じゃ、これ以上反対したところで、こっちの話を到底聞いてくれそうにないよな。
耀太はそこで判断を下すことにした。
「すみませんが、そのホテルに案内してもらっていいですか?」
「はい! ありがとうございます! さっそくご案内いたします!」
こうして耀太たち一行はギーサを先頭にして歩き出した。
ちょうど水平線にきれいな夕日が沈み始め、海岸で遊んでいた観光客がいっせいに宿に戻り始める時刻になろうとしていた。たちまち通りは観光客でごった返してくる。
「これだけ観光客がいるんだから、それりゃ、どの宿も部屋は満室になるか」
耀太は観光客の波を起用に避けながらギーサの後を追う。
「こちらがみなさんが今夜お泊まりになるホテルです!」
ギーサが案内してくれたホテルはパンフレットに描かれていたイラストの何倍も豪華で豪勢な外観だった。耀太たちが気軽に泊まれるようなホテルとは明らかに『格』が違った。
「今からあちらのフロントに行って事情を説明してくるので、しばらくここで待っていてください。それと申し訳ないんですが、私は宿代をすでに支払っているので、皆さんの宿代の方を先にお預かりしてもよろしいですか?」
「あっ、はい。分かりました」
耀太は七人分の宿泊代金である七万マルをギーサに手渡した。
「では、ホテル側に説明して、すぐに戻ってきますので!」
ギーサがホテルの入り口に走っていく。ホテルの大きな透明の窓ガラス越しに、フロントにいる男性と話し込むギーサの姿が見える。しばらく話したのち、しきりにフロントの男性に深々と頭を下げると、早足にこちらに戻ってくる。
「ホテルにはこちらの事情を了解してもらいました。向こうもせっかく用意してある部屋をそのままにしておくのは無駄になるということで、皆さんを案内してくれるそうです。部屋の準備に15分ほどかかるかるそうです。15分後に先ほどのパンフレットをフロントの係に見せれば、すぐにお部屋にご案内してくれるそうです!」
「分かりました。いろいろとご丁寧にありがとうございました! 本当に助かりました!」
耀太はギーサに丁重にお礼に言った。これで朝まで居酒屋という破滅的な状況は回避出来そうである。二人の大人がホテル内のラウジンで酒を飲んで暴れるかもしれないが、耀太は部屋に閉じこもって知らんぷりを決め込むつもりだった。いくら学級委員長でも、そこまで面倒は見切れない。
「いえいえ、こちらこそありがとうございました! これで大赤字にならずにすみます。――それでは皆さん、良い旅を続けてください!」
ギーサは最後まで丁寧な態度を崩すことなく、通りの向こうに消えて行った。
15分後――。
一行はホテルに入った。意気揚々とフロントに向かう。フロントには蝶ネクタイをした生真面目そうな男性が立っていて、耀太たちを出迎えてくれた。
「すみません、今夜こちらに泊まらせてもらうことになった者ですが」
「あの、どういうことでしょうか?」
「あっ、このパンフレットを見せるのを忘れていました。これを見れば分かると思いますので」
耀太はギーサから貰ったパンフレットをフロントの机に広げてみせた。
「あっ、これは――」
フロントの男性は目に見える形で、明らかに顔をしかめてみせた。それからなぜか不憫そうな目で耀太たちのことを見つめてくる。
「あの……なにか問題でも……?」
言い知れぬ不安が耀太の胸中に沸き起こる。異世界に来てからというもの、何度も経験している『イヤな予感』というやつである。
「失礼ですが、みなさんはなんと言われて、当ホテルに来られたのですか?」
なぜかフロントの男性から逆に質問をされた。
「さっきここに来た男性に『コレが事前に予約してある部屋』と言われて、格安で譲ってもらったのですが……」
こちらの事情を包み隠さずにフロントの男性に伝える。
「お見受けしたところ、どうやらみなさんは異国からの観光客のようですね。まことに言いにくいのですが、最近、我が国の観光地で観光客を狙った『詐欺』が多発しているんです」
フロントの男性は言葉を選ぶようして説明を始めた。
「えっ、詐欺……ですか?」
「はい、宿泊場所に困っている観光客に『コレコレ』って言い寄りながら、予約をしてないホテルの部屋を案内して、ホテル代をくすねる手口なんです。おそらく皆さんも、その『コレコレ詐欺』に遭われたのではないかと思いますが……」
「えっ? 『コレコレ詐欺』? それじゃ、さっきのあの男は詐欺師だったのか? ていうか、おれたち、まんまと詐欺師にカモられたっていうことかよ!」
耀太のイヤな予感はこうして現実と化して無事に回収されることになった。
なんで異世界に来てまで詐欺に遭わなくちゃいけないんだよ! だいたい『コレコレ詐欺』ってなんだよ! 『オレオレ詐欺』の親戚かよ!
耀太の胸のぼやきは一向に止まらなかった。しかし、いくらぼやいたところで現実は変わるはずもなく、今夜の宿泊予定先だった高級リゾートホテルに泊まれなくなった今、耀太たち一行は途方に暮れるしかなかった――。
ギーザが耀太たちにパンフレットを示しながら、熱心に交渉を勧めてくる。
「一万マルか……。いや、さすがにその料金はちょっと高いかな……」
耀太はギーサの言葉を聞いて考え込んでしまった。一日の旅の資金は路線馬車代、食事代、宿代の全部を含めて、一万マルと決まっている。一泊のホテル代に一万マルは耀太たちの懐事情からするとかなりの割高になる。
「ねえねえ、このリゾートホテルにはお酒が飲めるラウンジはあるの?」
「もちろん、ありますよ! おまけにお酒は部屋代に含まれているので飲み放題です!」
「あたし、このホテルに決ーめた!」
「わたしもホテル中のお酒を全部飲んでやる!」
お酒好きのバスガイドと新卒の教師が真っ先に賛成する。
「女子ウケしそうなスイーツはある?」
「はい、ルームサービスで頼めますよ! もちろん、その料金はホテル代に入っています!」
「まあ、昔から袖振り合うも他生の縁って言うからね。わたしとしても目の前で困っている人を無下に見捨てることは出来ないし、ここは気は進まないけど、今夜はこの高級リゾートホテルに泊まるしかないみたいね!」
言葉と裏腹に嬉しさを隠そうとしない姉の目は、スイーツにあり付けるとあって早くも喜々と輝いている。
絶対に自分の欲求に正直になっただけのことだろうが!
耀太はこの事態を自分に都合よく解釈する姉につっこんだ。
「なあケーマ、お前からもみんなになんとか言ってくれよ!」
「いや、ヨータ、ここは人肌脱ごうぜ。オレたちだって、この世界の人たちに助けてもらうことがきっとこの先あるだろうからさ。たしかに一晩一万マルは高いかもしれないけど、その分、どこかで節約すればいいだけだろう?」
慧真も高級リゾートホテル宿泊案に賛成らしい。
「ナーロ、おまえはどう思う?」
「ぼくはどこでも構わないけど。出来れば魔物やモンスターが出てくるホテルならばいうことないんだけどね!」
菜呂らしい解答である。
魔物とモンスターが出てくるホテルで泊まるって、もはや罰ゲームを通り越して、ちょっとした試練になっているからな!
こんなときだというのに、いや、こんなときだからこそ、いつものツッコミが止まらなくなる。
「なあ、アリア。アリアはどう思う?」
「うーん、実は私もこのホテルに宿泊するのには賛成かな」
「えっ、アリアまで?」
意外すぎる返答に即座に聞き返してしまった。
「ねえ耀太くん、考えてもみてよ。朝まで居酒屋で過ごすよりは、高級リゾートホテルで過ごす方がよっぽど安全で健全的でしょ? 組木先生と史華さんの様子からして、今夜は絶対に飲まないと暴れそうな雰囲気だし。あの様子のまま居酒屋に行ったら、どうなることか……」
アリアが大人二人に聞こえないようにするためか、耀太の耳元に顔を寄せてきて早口で囁いた。
「ああ、たしかにそういう考えも一理あることにはあるけど……」
組木と史華の顔にそっと視線を振り向ける。二人ともまだ酒が入っていないというのに、完全に宴会モード全開の顔をしている。
やれやれ、あの様子じゃ、これ以上反対したところで、こっちの話を到底聞いてくれそうにないよな。
耀太はそこで判断を下すことにした。
「すみませんが、そのホテルに案内してもらっていいですか?」
「はい! ありがとうございます! さっそくご案内いたします!」
こうして耀太たち一行はギーサを先頭にして歩き出した。
ちょうど水平線にきれいな夕日が沈み始め、海岸で遊んでいた観光客がいっせいに宿に戻り始める時刻になろうとしていた。たちまち通りは観光客でごった返してくる。
「これだけ観光客がいるんだから、それりゃ、どの宿も部屋は満室になるか」
耀太は観光客の波を起用に避けながらギーサの後を追う。
「こちらがみなさんが今夜お泊まりになるホテルです!」
ギーサが案内してくれたホテルはパンフレットに描かれていたイラストの何倍も豪華で豪勢な外観だった。耀太たちが気軽に泊まれるようなホテルとは明らかに『格』が違った。
「今からあちらのフロントに行って事情を説明してくるので、しばらくここで待っていてください。それと申し訳ないんですが、私は宿代をすでに支払っているので、皆さんの宿代の方を先にお預かりしてもよろしいですか?」
「あっ、はい。分かりました」
耀太は七人分の宿泊代金である七万マルをギーサに手渡した。
「では、ホテル側に説明して、すぐに戻ってきますので!」
ギーサがホテルの入り口に走っていく。ホテルの大きな透明の窓ガラス越しに、フロントにいる男性と話し込むギーサの姿が見える。しばらく話したのち、しきりにフロントの男性に深々と頭を下げると、早足にこちらに戻ってくる。
「ホテルにはこちらの事情を了解してもらいました。向こうもせっかく用意してある部屋をそのままにしておくのは無駄になるということで、皆さんを案内してくれるそうです。部屋の準備に15分ほどかかるかるそうです。15分後に先ほどのパンフレットをフロントの係に見せれば、すぐにお部屋にご案内してくれるそうです!」
「分かりました。いろいろとご丁寧にありがとうございました! 本当に助かりました!」
耀太はギーサに丁重にお礼に言った。これで朝まで居酒屋という破滅的な状況は回避出来そうである。二人の大人がホテル内のラウジンで酒を飲んで暴れるかもしれないが、耀太は部屋に閉じこもって知らんぷりを決め込むつもりだった。いくら学級委員長でも、そこまで面倒は見切れない。
「いえいえ、こちらこそありがとうございました! これで大赤字にならずにすみます。――それでは皆さん、良い旅を続けてください!」
ギーサは最後まで丁寧な態度を崩すことなく、通りの向こうに消えて行った。
15分後――。
一行はホテルに入った。意気揚々とフロントに向かう。フロントには蝶ネクタイをした生真面目そうな男性が立っていて、耀太たちを出迎えてくれた。
「すみません、今夜こちらに泊まらせてもらうことになった者ですが」
「あの、どういうことでしょうか?」
「あっ、このパンフレットを見せるのを忘れていました。これを見れば分かると思いますので」
耀太はギーサから貰ったパンフレットをフロントの机に広げてみせた。
「あっ、これは――」
フロントの男性は目に見える形で、明らかに顔をしかめてみせた。それからなぜか不憫そうな目で耀太たちのことを見つめてくる。
「あの……なにか問題でも……?」
言い知れぬ不安が耀太の胸中に沸き起こる。異世界に来てからというもの、何度も経験している『イヤな予感』というやつである。
「失礼ですが、みなさんはなんと言われて、当ホテルに来られたのですか?」
なぜかフロントの男性から逆に質問をされた。
「さっきここに来た男性に『コレが事前に予約してある部屋』と言われて、格安で譲ってもらったのですが……」
こちらの事情を包み隠さずにフロントの男性に伝える。
「お見受けしたところ、どうやらみなさんは異国からの観光客のようですね。まことに言いにくいのですが、最近、我が国の観光地で観光客を狙った『詐欺』が多発しているんです」
フロントの男性は言葉を選ぶようして説明を始めた。
「えっ、詐欺……ですか?」
「はい、宿泊場所に困っている観光客に『コレコレ』って言い寄りながら、予約をしてないホテルの部屋を案内して、ホテル代をくすねる手口なんです。おそらく皆さんも、その『コレコレ詐欺』に遭われたのではないかと思いますが……」
「えっ? 『コレコレ詐欺』? それじゃ、さっきのあの男は詐欺師だったのか? ていうか、おれたち、まんまと詐欺師にカモられたっていうことかよ!」
耀太のイヤな予感はこうして現実と化して無事に回収されることになった。
なんで異世界に来てまで詐欺に遭わなくちゃいけないんだよ! だいたい『コレコレ詐欺』ってなんだよ! 『オレオレ詐欺』の親戚かよ!
耀太の胸のぼやきは一向に止まらなかった。しかし、いくらぼやいたところで現実は変わるはずもなく、今夜の宿泊予定先だった高級リゾートホテルに泊まれなくなった今、耀太たち一行は途方に暮れるしかなかった――。
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