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第二章
112話 泡沫の夜
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「最後に、貴方のお顔を直接拝見させて頂いても良いでありんしょうか?」
私とてシラユキの正体を見たい気持ちはある。
「え、あぁ、……はい。問題ありませんが……」
私の返答に影は軽く頷き、御簾が上へ開けられる。
中から姿を表したのは、透明なまでに白い肌をした若い女性であった。
細く鋭い目の周りは朱で隈取られ、薄い唇も紅で艶々しく彩られている。そして彼女がフブキの母、妖狐族の女性であると象徴するようにフブキと同じ白く長い髪が結われ、美しい毛並みの耳と尻尾があった。その尻尾は影に映っていた九つではなく、フブキと同じ一本である。
「──嗚呼……、なんて精悍な顔つき……。正に英雄の相……」
「え、いや、あっ──」
シラユキは幾重にも重なった、いかにも重そうな白い着物を引きずりながら身を乗り出し私の顔に手のひらを添えてきたのだ。
「でも、とっても哀しそうな目をしているのは何故なのでありんすか……?──悲運、困難、苦痛……。貴方の行く先、運命は──」
「ち、ちょっと!何してるの!」
「あら」
突然部屋に入ってきたフブキは、つい先程のヒュウガの屋敷のように、肩を掴みシラユキと私の間に入り私を抱き締めた。
「い、いや問題はないですよ。少しお話していただけなので……」
しかしフブキの怯え具合を見ると、やはりシラユキには何らかの特殊なスキルがあるのだろうか。
「フブキ。この方たちに今夜の宿を手配してやりなんし?」
「もうカワカゼに頼んであります。──行こうレオくん!」
「え、あ、はい……。それでは失礼します」
フブキに手を引かれ私はシラユキの部屋を後にした。
その後歳三と合流し、父や近衛騎士団たちが待つ里の入口まで戻った。
初めてここに来た時はピリついた雰囲気だったため不安だったが、数時間も経てば多少は打ち解けているようだった。
「──つまり、ウルツ殿は十八の時に戦争で武功を挙げられたのですな」
「ああ。若さを失ったとしても、こうして技術を磨くことで全盛期を超える力を……」
焚き火を中心に談笑している様子は、妖狐族は争いを好まない種族であることの裏付けに思えた。
「お待たせしました父上。日がすっかり落ちてしまうまで時間が掛かってしまい申し訳ありません」
「いや、無事戻ったようで何よりだ」
「あなたたち、もう下がって良いですよ」
「はいフブキ様」
妖狐族の男たちの態度を見るに、フブキは里の中では有力者の娘として確かな立ち位置であるようだ。
「皆さん、敵の総指揮が判明しました。竜人族と人虎族だそうです。今すぐにでも話をつけに行きたいところですが、この暗闇の中進むのは危険です。今夜は里でお世話になりましょう」
「この里に訪れる人などいないので宿はありません。空き家で申し訳ないですがお食事はこちらでご用意します」
「それはとてもありがたい」
「いえ、旦那様と奥様から頂いたご恩を考えれば……」
父とフブキの会話を見ていると、平和だった懐かしい景色を思い出す。
「聞いたなお前たち!妖狐族の方々のご厚意に感謝を忘れず、今日は十分な休養を取るように!尚、民間人へ不要な恐怖を与えないよう、武器はこの袋に集めること!袋の護衛は────」
団長は騎士たちに的確な命令を与え、すぐに準備に取り掛かった。
「旦那様、レオくんはうちの屋敷にどうぞ。……歳三さんも」
「ありがとうございます」
屋敷で出された食事は質素なものだった。貴族の生活に慣れてしまった私にとっては味気なく感じたが、歳三はご満悦の表情だ。
「まさか漬け物がこの世界にも存在していたなんてな!」
「あまり豪華なものを出せなくてごめんなさい。里も結構厳しい状況が続いていてね……」
フブキの言葉に胸が痛む。
妖狐族の里を含め、獣人・亜人の国々は大小関わらず、近年の帝国の侵略の被害を受け国土が圧迫されているのだ。帝国民、ひいては貴族という政治的な権力者である私自身に非がないと言い切ることはできない。
「いや!俺はこれぐらいが一番好きだぜ!なァ、レオもそうだろ?」
「はい。懐かしい味です」
おっと。口が滑った。後ろで歳三に肘で小突かれる。
「前にも食べたことが……?それなら良かった」
「うむ。陣中では新鮮な野菜や穀物を口にすることが難しい。とてもありがたいな」
「旦那様にもそう言って頂けて嬉しいです」
アルガーや近衛騎士団の兵たちもゆっくり休めているだろうか。
団長の指示で重い鎧や剣を外して、久しぶりに穏やかな夜が過ごせていると思う。まぁ、護身用の短剣ぐらいは装備しているのかもしれないが。
敵地でありながらこうしたセーフゾーンとなり得たのは、ウィルフリード家と妖狐族長の娘であるフブキとの関係のおかげだ。
やはり戦争のようないがみ合いは止め、地道な交流による信頼関係の構築が最重要なのである。
囲炉裏を囲み、温かな食事と何気ない会話。たったそれだけのことが、今の私にはこれ以上ない幸せに思えた。
私とてシラユキの正体を見たい気持ちはある。
「え、あぁ、……はい。問題ありませんが……」
私の返答に影は軽く頷き、御簾が上へ開けられる。
中から姿を表したのは、透明なまでに白い肌をした若い女性であった。
細く鋭い目の周りは朱で隈取られ、薄い唇も紅で艶々しく彩られている。そして彼女がフブキの母、妖狐族の女性であると象徴するようにフブキと同じ白く長い髪が結われ、美しい毛並みの耳と尻尾があった。その尻尾は影に映っていた九つではなく、フブキと同じ一本である。
「──嗚呼……、なんて精悍な顔つき……。正に英雄の相……」
「え、いや、あっ──」
シラユキは幾重にも重なった、いかにも重そうな白い着物を引きずりながら身を乗り出し私の顔に手のひらを添えてきたのだ。
「でも、とっても哀しそうな目をしているのは何故なのでありんすか……?──悲運、困難、苦痛……。貴方の行く先、運命は──」
「ち、ちょっと!何してるの!」
「あら」
突然部屋に入ってきたフブキは、つい先程のヒュウガの屋敷のように、肩を掴みシラユキと私の間に入り私を抱き締めた。
「い、いや問題はないですよ。少しお話していただけなので……」
しかしフブキの怯え具合を見ると、やはりシラユキには何らかの特殊なスキルがあるのだろうか。
「フブキ。この方たちに今夜の宿を手配してやりなんし?」
「もうカワカゼに頼んであります。──行こうレオくん!」
「え、あ、はい……。それでは失礼します」
フブキに手を引かれ私はシラユキの部屋を後にした。
その後歳三と合流し、父や近衛騎士団たちが待つ里の入口まで戻った。
初めてここに来た時はピリついた雰囲気だったため不安だったが、数時間も経てば多少は打ち解けているようだった。
「──つまり、ウルツ殿は十八の時に戦争で武功を挙げられたのですな」
「ああ。若さを失ったとしても、こうして技術を磨くことで全盛期を超える力を……」
焚き火を中心に談笑している様子は、妖狐族は争いを好まない種族であることの裏付けに思えた。
「お待たせしました父上。日がすっかり落ちてしまうまで時間が掛かってしまい申し訳ありません」
「いや、無事戻ったようで何よりだ」
「あなたたち、もう下がって良いですよ」
「はいフブキ様」
妖狐族の男たちの態度を見るに、フブキは里の中では有力者の娘として確かな立ち位置であるようだ。
「皆さん、敵の総指揮が判明しました。竜人族と人虎族だそうです。今すぐにでも話をつけに行きたいところですが、この暗闇の中進むのは危険です。今夜は里でお世話になりましょう」
「この里に訪れる人などいないので宿はありません。空き家で申し訳ないですがお食事はこちらでご用意します」
「それはとてもありがたい」
「いえ、旦那様と奥様から頂いたご恩を考えれば……」
父とフブキの会話を見ていると、平和だった懐かしい景色を思い出す。
「聞いたなお前たち!妖狐族の方々のご厚意に感謝を忘れず、今日は十分な休養を取るように!尚、民間人へ不要な恐怖を与えないよう、武器はこの袋に集めること!袋の護衛は────」
団長は騎士たちに的確な命令を与え、すぐに準備に取り掛かった。
「旦那様、レオくんはうちの屋敷にどうぞ。……歳三さんも」
「ありがとうございます」
屋敷で出された食事は質素なものだった。貴族の生活に慣れてしまった私にとっては味気なく感じたが、歳三はご満悦の表情だ。
「まさか漬け物がこの世界にも存在していたなんてな!」
「あまり豪華なものを出せなくてごめんなさい。里も結構厳しい状況が続いていてね……」
フブキの言葉に胸が痛む。
妖狐族の里を含め、獣人・亜人の国々は大小関わらず、近年の帝国の侵略の被害を受け国土が圧迫されているのだ。帝国民、ひいては貴族という政治的な権力者である私自身に非がないと言い切ることはできない。
「いや!俺はこれぐらいが一番好きだぜ!なァ、レオもそうだろ?」
「はい。懐かしい味です」
おっと。口が滑った。後ろで歳三に肘で小突かれる。
「前にも食べたことが……?それなら良かった」
「うむ。陣中では新鮮な野菜や穀物を口にすることが難しい。とてもありがたいな」
「旦那様にもそう言って頂けて嬉しいです」
アルガーや近衛騎士団の兵たちもゆっくり休めているだろうか。
団長の指示で重い鎧や剣を外して、久しぶりに穏やかな夜が過ごせていると思う。まぁ、護身用の短剣ぐらいは装備しているのかもしれないが。
敵地でありながらこうしたセーフゾーンとなり得たのは、ウィルフリード家と妖狐族長の娘であるフブキとの関係のおかげだ。
やはり戦争のようないがみ合いは止め、地道な交流による信頼関係の構築が最重要なのである。
囲炉裏を囲み、温かな食事と何気ない会話。たったそれだけのことが、今の私にはこれ以上ない幸せに思えた。
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