34 / 201
34話 『地の魔獣』
しおりを挟む
月の光が一人と一匹を照らしていく……。腰に剣を差した妖艶な女性と見たことのない大きな獣だ。すでにアリスは走り出しており俺たちはすぐに後を追いかける。
「……お姉さま、もうやめてください!」
「あなたがアリスのお姉さんか、危ないことはやめるんだ」
「人間め……一度ならず二度までも邪魔をする気か」
「お姉さま、あのことはもう話し合ったはずでしょう!」
「あなたにはまだわからないわ…………いいえ、わからないほうがいい」
獣は撫でられると、まるで犬とも猫ともとれるしぐさで大人しくしていた。
「まだ間に合います! 早くその子をかえして!」
「……アリス、ここから逃げなさい。今ならまだ助かる可能性はあるわ」
止めようとするアリスの言葉に静かに答える……話を聞く気はないようだ。
「仕方ない、力ずくで止めさせてもらうぞ」
「人間ごときが私を止められるかしら?」
「すごい自信だな、だが残念ながら俺にもこいつがいる。ちょうど二対二だな」
「グルルルルル……」
「あら、人間にしてはなかなかやるのね」
よほど余裕なのかアリスのお姉さんはわざとらしく驚いてみせる。いや、わかっている……ルークは獣を見てからというもの落ち着きがない。たぶんこいつは……この獣はルークと同じか、それ以上に強い。そしてそれを召喚できるこの人もきっと……だがここで引くわけにはいかない。
目の前の獣は撫でられて満足したのか、目をこすると大きな欠伸をしゆっくりと目をつむった。寝るほど余裕があるとはな……とんでもなく強いのか肝が据わっているのか……。
「そのドラゴンがもっと成長していたら危なかったわ。だけど相手をするのはこの子じゃない」
「レニさん、その子は子供です。危険なのはその」
「来たか、思ったよりも早かったわね」
アリスの言葉をさえぎるように宙をみると、そこには巨大な魔法陣が展開されていた。それをみたアリスは膝から崩れ落ちた。
「そんな……間に合わなかった…………」
「あれはいったい……あの獣が相手じゃないってどういう意味だ」
「もはや人間は過去すらも忘れたか。まぁいい、今度はあのときのような邪魔者もいない! この地もろとも滅びろ!!」
その声と共に完成した魔法陣が光を放つ――――現れたのはこの世の生物とは思えない大きな獣だった。禍々しい角に異常な存在感……そしてあの眼……あれはあいつと同じ絶対的強者の眼だ。
【ものまねし:状態(ベヒーモス)】
「……はっ? ベヒーモス?」
「レニさんすぐに逃げてください! ベヒーモスはとても絆が強い生物、あの子が強制召喚されたので追って来たんです! その強さは……あの伝説と言われた守護竜に匹敵する力を持っています!」
ベヒーモスなんて神話やゲームでしか聞いたことがない。それに子供を追ってくる親とはなんとも厄介な…………って待てよ。
「伝説?」
「えっ? あ、そうです! 伝説と言われるくらい強く危険なんです!」
「……燃えてくるじゃないか」
「はい?」
「伝説の守護竜ってヤツと同じくらい強いんだろ? ならもう足掻いたところでどうしようもない。腹くくって戦おう!」
「ど、どうしてそうなるんですか!?」
ま、逃げようとしてもこんな怪物相手に逃げられるわけないしな。何より伝説と言われる守護竜に匹敵するというその力……見てみたい!!
「ルーク、アリスを連れてここから離れろ」
「グゥ……」
「こいつはお前じゃ無理だ。今はアリスを守ってくれ」
「グウゥ……クゥー」
アリスを乗せルークが走り出す。それをベヒーモスは静かに見ていた。
「待っててくれたのか、ありがとな」
「今から殺される相手に礼をいうなんて愚かね……さぁ終わりにしましょう」
「グウオオオオオオ!!」
ベヒーモスの口から光弾が発射される。辛うじて避けることができたが爆風で辺り一帯は砂埃が舞い上がった。
これなら姿も見えにくいだろう、今のうちに――。
「あっはっはっはっは! 人間などしょせんこんなもの、今こそ雪辱を果たすときがきた!」
「そうは……させるかああああああああ!!」
舞い上がっている砂埃を走り抜け跳ぶとそのままベヒーモスの顔を殴った。巨体は少しだけ後ろへと下がったが、手ごたえをまったく感じない……なんて反応の速さだ。
「な、なぜ生きている!?」
「俺はちょっとだけ特殊なんだよ!」
とにかくこいつを止めなければいけない。ベヒーモスは俺を見ると唸り声をあげている。
『ほう、面白い人間だ』
「これには事情があるんだ、話し合いで解決しないか」
『ふむ……あやつのいうことは本当だったか。ならば試さねばな』
「何っ?」
「貴様、いったい誰と喋って」
ベヒーモスは跳躍し距離をとると角が徐々に光る――さっきとは魔力の色が違う。
≪ミールストーム≫
いくつもの竜巻が発生し土煙を巻き上げていく。視界もまともに見えなくなり竜巻に巻き込まれないように動き回る。そのとき、一瞬だけ風が揺らぐ。
「ッ! おい避けろ!!」
「えっ」
俺がギリギリ躱す横を高速で巨体が通り過ぎ――アリスのお姉さんはそのまま避けきれず吹き飛ばされる。地面を転がり倒れると、そのまま起きる気配はない。
『案ずるな。あの程度で死ぬ者ではない』
「……まだ生きてるってことか? なぜ生かした」
『我に勝てば答えよう』
そしてすぐさまベヒーモスは竜巻の中に消えていく。視界が悪すぎてこちらからは仕掛けられない。
何度か繰り返される猛攻を避け、俺は頭に浮かんでいる一つの魔法を使った。
≪アースクエイク≫
魔法を使った瞬間、地面が割れるように揺れ隆起し風の通りを塞ぐ。
辺り一面、凄まじいことになっている……やりすぎた気もするが竜巻は一応消えたな。
「よし、見つけたぞ!」
『ならば次だ』
俺が追い込もうとすると足場の悪くなった地面をいとも簡単に跳びまわる。角が光だすと先ほどとはまた魔力の色が変わり、黒い雲が空を覆い尽くす。
≪ヘイルロック≫
ぱらぱらと雹が降り注ぎ、それは徐々に大きくなると空から巨大な雹の塊が降り注いだ。あんなのが落ちてきたら……! 考える間もなく俺は即座に魔法を唱える。
≪ジャッジメントレイ≫
パリパリと電気が走ると雷撃の雨が降り注ぐ。まるで世界の終りのような光景……。雷撃は巨大な雹の塊を次々に粉砕していくと黒い雲は霧散し月の光が戻ってきた。
「さ、さすがに今のはヤバかった……」
『これも凌ぐか』
「いい加減こちらからもいかせてもらうぞ!」
≪ホーリー≫
ベヒーモスの足元が光り光弾が打ち上げられるが、すでにベヒーモスは横に跳び避けていた……だが、予想していた俺はすでに走りだし着地に合わせ跳び蹴りを放った。
「くらええええええ!!」
『攻めは及第点か、だが読みが甘い』
ベヒーモスは着地と同時に身を低くすると滑るように動く。目標物のいなくなった宙を蹴った俺は、間抜けにも空中で身動きができず格好の的になり……ベヒーモスの腕が振り下ろされた。
きたる衝撃に備え身を固める。しかしベヒーモスの腕は俺ではなく、横から飛んできていた炎の玉を振り消した。
「……お姉さま、もうやめてください!」
「あなたがアリスのお姉さんか、危ないことはやめるんだ」
「人間め……一度ならず二度までも邪魔をする気か」
「お姉さま、あのことはもう話し合ったはずでしょう!」
「あなたにはまだわからないわ…………いいえ、わからないほうがいい」
獣は撫でられると、まるで犬とも猫ともとれるしぐさで大人しくしていた。
「まだ間に合います! 早くその子をかえして!」
「……アリス、ここから逃げなさい。今ならまだ助かる可能性はあるわ」
止めようとするアリスの言葉に静かに答える……話を聞く気はないようだ。
「仕方ない、力ずくで止めさせてもらうぞ」
「人間ごときが私を止められるかしら?」
「すごい自信だな、だが残念ながら俺にもこいつがいる。ちょうど二対二だな」
「グルルルルル……」
「あら、人間にしてはなかなかやるのね」
よほど余裕なのかアリスのお姉さんはわざとらしく驚いてみせる。いや、わかっている……ルークは獣を見てからというもの落ち着きがない。たぶんこいつは……この獣はルークと同じか、それ以上に強い。そしてそれを召喚できるこの人もきっと……だがここで引くわけにはいかない。
目の前の獣は撫でられて満足したのか、目をこすると大きな欠伸をしゆっくりと目をつむった。寝るほど余裕があるとはな……とんでもなく強いのか肝が据わっているのか……。
「そのドラゴンがもっと成長していたら危なかったわ。だけど相手をするのはこの子じゃない」
「レニさん、その子は子供です。危険なのはその」
「来たか、思ったよりも早かったわね」
アリスの言葉をさえぎるように宙をみると、そこには巨大な魔法陣が展開されていた。それをみたアリスは膝から崩れ落ちた。
「そんな……間に合わなかった…………」
「あれはいったい……あの獣が相手じゃないってどういう意味だ」
「もはや人間は過去すらも忘れたか。まぁいい、今度はあのときのような邪魔者もいない! この地もろとも滅びろ!!」
その声と共に完成した魔法陣が光を放つ――――現れたのはこの世の生物とは思えない大きな獣だった。禍々しい角に異常な存在感……そしてあの眼……あれはあいつと同じ絶対的強者の眼だ。
【ものまねし:状態(ベヒーモス)】
「……はっ? ベヒーモス?」
「レニさんすぐに逃げてください! ベヒーモスはとても絆が強い生物、あの子が強制召喚されたので追って来たんです! その強さは……あの伝説と言われた守護竜に匹敵する力を持っています!」
ベヒーモスなんて神話やゲームでしか聞いたことがない。それに子供を追ってくる親とはなんとも厄介な…………って待てよ。
「伝説?」
「えっ? あ、そうです! 伝説と言われるくらい強く危険なんです!」
「……燃えてくるじゃないか」
「はい?」
「伝説の守護竜ってヤツと同じくらい強いんだろ? ならもう足掻いたところでどうしようもない。腹くくって戦おう!」
「ど、どうしてそうなるんですか!?」
ま、逃げようとしてもこんな怪物相手に逃げられるわけないしな。何より伝説と言われる守護竜に匹敵するというその力……見てみたい!!
「ルーク、アリスを連れてここから離れろ」
「グゥ……」
「こいつはお前じゃ無理だ。今はアリスを守ってくれ」
「グウゥ……クゥー」
アリスを乗せルークが走り出す。それをベヒーモスは静かに見ていた。
「待っててくれたのか、ありがとな」
「今から殺される相手に礼をいうなんて愚かね……さぁ終わりにしましょう」
「グウオオオオオオ!!」
ベヒーモスの口から光弾が発射される。辛うじて避けることができたが爆風で辺り一帯は砂埃が舞い上がった。
これなら姿も見えにくいだろう、今のうちに――。
「あっはっはっはっは! 人間などしょせんこんなもの、今こそ雪辱を果たすときがきた!」
「そうは……させるかああああああああ!!」
舞い上がっている砂埃を走り抜け跳ぶとそのままベヒーモスの顔を殴った。巨体は少しだけ後ろへと下がったが、手ごたえをまったく感じない……なんて反応の速さだ。
「な、なぜ生きている!?」
「俺はちょっとだけ特殊なんだよ!」
とにかくこいつを止めなければいけない。ベヒーモスは俺を見ると唸り声をあげている。
『ほう、面白い人間だ』
「これには事情があるんだ、話し合いで解決しないか」
『ふむ……あやつのいうことは本当だったか。ならば試さねばな』
「何っ?」
「貴様、いったい誰と喋って」
ベヒーモスは跳躍し距離をとると角が徐々に光る――さっきとは魔力の色が違う。
≪ミールストーム≫
いくつもの竜巻が発生し土煙を巻き上げていく。視界もまともに見えなくなり竜巻に巻き込まれないように動き回る。そのとき、一瞬だけ風が揺らぐ。
「ッ! おい避けろ!!」
「えっ」
俺がギリギリ躱す横を高速で巨体が通り過ぎ――アリスのお姉さんはそのまま避けきれず吹き飛ばされる。地面を転がり倒れると、そのまま起きる気配はない。
『案ずるな。あの程度で死ぬ者ではない』
「……まだ生きてるってことか? なぜ生かした」
『我に勝てば答えよう』
そしてすぐさまベヒーモスは竜巻の中に消えていく。視界が悪すぎてこちらからは仕掛けられない。
何度か繰り返される猛攻を避け、俺は頭に浮かんでいる一つの魔法を使った。
≪アースクエイク≫
魔法を使った瞬間、地面が割れるように揺れ隆起し風の通りを塞ぐ。
辺り一面、凄まじいことになっている……やりすぎた気もするが竜巻は一応消えたな。
「よし、見つけたぞ!」
『ならば次だ』
俺が追い込もうとすると足場の悪くなった地面をいとも簡単に跳びまわる。角が光だすと先ほどとはまた魔力の色が変わり、黒い雲が空を覆い尽くす。
≪ヘイルロック≫
ぱらぱらと雹が降り注ぎ、それは徐々に大きくなると空から巨大な雹の塊が降り注いだ。あんなのが落ちてきたら……! 考える間もなく俺は即座に魔法を唱える。
≪ジャッジメントレイ≫
パリパリと電気が走ると雷撃の雨が降り注ぐ。まるで世界の終りのような光景……。雷撃は巨大な雹の塊を次々に粉砕していくと黒い雲は霧散し月の光が戻ってきた。
「さ、さすがに今のはヤバかった……」
『これも凌ぐか』
「いい加減こちらからもいかせてもらうぞ!」
≪ホーリー≫
ベヒーモスの足元が光り光弾が打ち上げられるが、すでにベヒーモスは横に跳び避けていた……だが、予想していた俺はすでに走りだし着地に合わせ跳び蹴りを放った。
「くらええええええ!!」
『攻めは及第点か、だが読みが甘い』
ベヒーモスは着地と同時に身を低くすると滑るように動く。目標物のいなくなった宙を蹴った俺は、間抜けにも空中で身動きができず格好の的になり……ベヒーモスの腕が振り下ろされた。
きたる衝撃に備え身を固める。しかしベヒーモスの腕は俺ではなく、横から飛んできていた炎の玉を振り消した。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
あの日、さようならと言って微笑んだ彼女を僕は一生忘れることはないだろう
まるまる⭐️
恋愛
僕に向かって微笑みながら「さようなら」と告げた彼女は、そのままゆっくりと自身の体重を後ろへと移動し、バルコニーから落ちていった‥
*****
僕と彼女は幼い頃からの婚約者だった。
僕は彼女がずっと、僕を支えるために努力してくれていたのを知っていたのに‥
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
誰も要らないなら僕が貰いますが、よろしいでしょうか?
伊東 丘多
ファンタジー
ジャストキルでしか、手に入らないレアな石を取るために冒険します
小さな少年が、独自の方法でスキルアップをして強くなっていく。
そして、田舎の町から王都へ向かいます
登場人物の名前と色
グラン デディーリエ(義母の名字)
8才
若草色の髪 ブルーグリーンの目
アルフ 実父
アダマス 母
エンジュ ミライト
13才 グランの義理姉
桃色の髪 ブルーの瞳
ユーディア ミライト
17才 グランの義理姉
濃い赤紫の髪 ブルーの瞳
コンティ ミライト
7才 グランの義理の弟
フォンシル コンドーラル ベージュ
11才皇太子
ピーター サイマルト
近衛兵 皇太子付き
アダマゼイン 魔王
目が透明
ガーゼル 魔王の側近 女の子
ジャスパー
フロー 食堂宿の人
宝石の名前関係をもじってます。
色とかもあわせて。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる