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最終話~数年後~
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大量の魔物が平原を埋め尽くす。
まだ陽に照らされてるはずの大地は黒く染め上がっていた。
目指す先には幾重にも張られたバリケードがある。
「隊長、これ以上はもう持ち堪えられません!」
「ぐぬぬぬッ……帝国の奴らめ、まさか魔物を送り込んでくるとは……」
「どうやらここまでのようですね」
「ひ、姫様……!」
「これ以上の犠牲は無用です。降伏の合図を――」
「その必要はない」
誰もいない場所で足音だけが鳴り響く。
次第に近づいてくる音が鳴り止むと女性の前に深紅の鎧を纏った騎士が現れる。
「何奴ッ!?」
兵がすぐさま剣を抜く。
「おやめなさい。――紅い鎧にその模様、来てくれたのですね」
「話は聞いた、あとは俺たちに任せてくれ」
女性は頷くと騎士に深く一礼した。
――――
――
「そ、村長大変だー! 盗賊がこっちに向かって――ぐあッ!!」
若い男性が倒れると何事かと村の人々が集まる。
旅装束姿の人間たちがやってくるが、手には似つかわしくない武器を持っている。
「本当にこんな辺鄙な村にあるのかねぇ」
「ないなら聞けばいいだろ。生き残りが紛れてるかも知れねぇし」
「それもそうだな」
話が終わると一人の男が代表するように村人の前に出た。
「あーお前らぁ、ここに不老不死に関する情報を持ってるヤツ、またはエリクサーって言葉を知ってるヤツはいるかぁ?」
「そんなもん知らん! ここには金になるものなど一切ないぞ!」
「じゃあ仕方ないな。死んでくれ」
男たちは武器を抜くと笑みをみせる。
「や……やめろーーー!!」
一人の少年が村人の前に出ると両手を広げた。
「なんだ? 坊主から先に死にたいのか」
「アレン! 何をしてるんだ下がれッ!」
先ほど襲われた男性が村人に支えられ必死に声をかけるが、少年は振り返ることなく男を見据えた。
「ガキから先にあの世に送ってやるよ」
男が武器を振り上げると同時に悲鳴があがる。
だが、それは村人だけではなく後ろにいた仲間たちの声も混じっていた。
「な、なんだこのバケモノは!?」
「アンジェロ、ちゃんと手加減するのよ」
「ワフッ」
真っ白な毛に遠目でもわかる巨体、その上には黒髪の成人した女性、男は即座に判断した。
この村の守護獣だと。
間違いなくこの村には不老不死に関する何かがあると。
「見た目に騙されるな! 乗ってる女を殺れ! そいつが操ってるだけだ!」
「くッ……てめぇも加勢くらいしろってんだ!」
しかし、巨獣に乗る女性の目は男たちの後方をみていた。
「お義母様、やっぱりぎりぎりでした!」
「それでも被害は最小限にできたわ。あなたのおかげよ」
そこにいたのは白銀の髪に王族のような顔立ちをした女性。
燃え盛る炎のような服は一際目立つ獣の刺繍がしてある。
「な、なんでアレがここにいる……」
仲間が次々と倒されるなか咄嗟に男は少年を人質にとる。
「てめぇら動くな! このガキが死んでもしらねぇぞ!!」
男が少年を捕らえるまでほんの数秒、その僅かな時間だけで仲間は全滅していた。
男は知っている。
この人質がなんの意味もなさないことを。
しかし、裏社会ともいえる世界で生きてきた男のプライドだけが、無抵抗にやられることを許さなかった。
「おじさん、それはダメです。痛ぁ~い未来しかありません」
「うるせぇ! なんならこのガキを救ってみろよ!」
捕まればどのみち命はない。
ならばせめて、仲間が情報を持ち帰るまでの時間を稼ぐ。
少年を殺せば少しはこいつらをこの場に留めておくことができる。
それしかない……そう決定づけたときだった。
「傷、大丈夫ですか?」
「ッ!?」
緊迫した状況で村人から現れたのは、黒地に白い模様の入った服を着た青年だった。
「あなた、また道草見てたでしょ」
「や、やだなぁ師匠、俺は言われた通りこいつらの仲間がいないか見張ってて……」
「リッツ様、それならもうアンジェロと私で来る途中に倒してます」
「えっ、まじ?」
「まじです」
男は理解するまで時間がかかっていた。
隠密に長けてるはずの仲間がやられた? 音も気配もなく?
様々な憶測を考えていると青年は鞄から薬を取り出し村人へ飲ませた。
「き、傷が一瞬で治った!?」
「ほかにも怪我してる人がいればいってくださいね~」
――ありえない、どれだけ素晴らしい回復薬でも即座に治癒などするはずがない。
それを目にした男の中で何かがカチリと音を立てて噛み合う。
守護獣を操る女、『紅蓮の風』をまとめる白銀の女神(鬼神)、そして……。
古の民と呼ばれた不老不死を知る一族の子孫。
この青年が帝国に伝わる不死の霊薬、エリクサーを知っているなら、超級の回復薬を作れてもおかしくはないだろう。
こいつこそが鍵だったのだ。
「よく頑張ったな。ほら、お父さんは無事だぞ」
「……はっ?」
手元にいたはずの少年が父親の下に走る。
いくら考え事をしてたからといって手を離すほど馬鹿じゃない。
男は状況を理解できなかったが、目の前で背を向けている青年の隙を逃がさなかった。
(もはや誰でもいい、一人くらい道連れにしてやる!)
「アンジェロ、お手」
青年が意味深な言葉を口走ると男の意識はそこで途絶えた。
「なんとお礼を申し上げたらよいか、本当にありがとうございました」
「こいつらは紅蓮の風に頼まれたって言えば大丈夫よ。この国の王様にも話はつけてあるから、何かあれば頼るといいわ」
そう言い残すとリッツたちはそのまま村の出口へと向かう。
「ちょっと待ってーーー!」
さきほどの少年が慌てて走ってくる。
「はぁ、はぁ、はぁ……さっきは助けてくれてありがとう。これ、俺の宝物なんだ。兄ちゃんにやるよ!」
少年が手に持っているのは世界樹の葉だった。
「それは……見つけた人に幸せを運んでくれる草だ。大事に持ってなよ」
「でも俺、これくらいしか……」
リッツは俯く少年の頭を撫でた。
「俺もいつか自分で見つけてみたいんだ。だから、応援してくれると嬉しいな」
「……わかった。俺、兄ちゃんを応援するよ!」
「おう、頼むぞ!」
立ち上がるとリッツは歩き出した。
「……いいなぁ。ほしかったなぁ……天然もの……」
「リッツ様よく我慢できましたね! えらいえらいっ!」
「ニエ、馬鹿にしてない?」
三人と一匹はのんびり歩き続ける。
「ところで師匠、あっちは大丈夫でしょうか」
「よっぽどのことがなければ大丈夫よ。ま、よっぽどのことがあってもなんとかするでしょ」
「それもそうですね」
「もう! 二人共、せっかくの家族旅行なんですからお仕事の話は無しです!」
「ふふっ、そうだったわね」
「あそこにあるのは朧草……モドキか。あっちにあるのはモドキ……とみせかけ本物! 二つが混同してるなんて珍しいな。もしかするとレアな草が生えてたりするかも」
「あ、ちょっとリッツ様聞いてますー!?」
脇道にそれるリッツをニエが追いかける。
「……まったく、あの子はいつまで経っても落ち着きがないわね」
「わふぅ」
ミレイユとアンジェロは目を合わせるとのんびり二人のあとをついていった。
~~~読者様へ~~~
ここまでお読みいただきありがとうございました。
しばらく期間があいてしまいましたが、
完結できたのも皆様のおかげです。
本当にありがとうございました!
次回作もまたお読み頂ければ幸いです。
それでは最後に、
皆様に一日でも良い日が、ほんの小さなことでも良いと思える日がありますように。
まだ陽に照らされてるはずの大地は黒く染め上がっていた。
目指す先には幾重にも張られたバリケードがある。
「隊長、これ以上はもう持ち堪えられません!」
「ぐぬぬぬッ……帝国の奴らめ、まさか魔物を送り込んでくるとは……」
「どうやらここまでのようですね」
「ひ、姫様……!」
「これ以上の犠牲は無用です。降伏の合図を――」
「その必要はない」
誰もいない場所で足音だけが鳴り響く。
次第に近づいてくる音が鳴り止むと女性の前に深紅の鎧を纏った騎士が現れる。
「何奴ッ!?」
兵がすぐさま剣を抜く。
「おやめなさい。――紅い鎧にその模様、来てくれたのですね」
「話は聞いた、あとは俺たちに任せてくれ」
女性は頷くと騎士に深く一礼した。
――――
――
「そ、村長大変だー! 盗賊がこっちに向かって――ぐあッ!!」
若い男性が倒れると何事かと村の人々が集まる。
旅装束姿の人間たちがやってくるが、手には似つかわしくない武器を持っている。
「本当にこんな辺鄙な村にあるのかねぇ」
「ないなら聞けばいいだろ。生き残りが紛れてるかも知れねぇし」
「それもそうだな」
話が終わると一人の男が代表するように村人の前に出た。
「あーお前らぁ、ここに不老不死に関する情報を持ってるヤツ、またはエリクサーって言葉を知ってるヤツはいるかぁ?」
「そんなもん知らん! ここには金になるものなど一切ないぞ!」
「じゃあ仕方ないな。死んでくれ」
男たちは武器を抜くと笑みをみせる。
「や……やめろーーー!!」
一人の少年が村人の前に出ると両手を広げた。
「なんだ? 坊主から先に死にたいのか」
「アレン! 何をしてるんだ下がれッ!」
先ほど襲われた男性が村人に支えられ必死に声をかけるが、少年は振り返ることなく男を見据えた。
「ガキから先にあの世に送ってやるよ」
男が武器を振り上げると同時に悲鳴があがる。
だが、それは村人だけではなく後ろにいた仲間たちの声も混じっていた。
「な、なんだこのバケモノは!?」
「アンジェロ、ちゃんと手加減するのよ」
「ワフッ」
真っ白な毛に遠目でもわかる巨体、その上には黒髪の成人した女性、男は即座に判断した。
この村の守護獣だと。
間違いなくこの村には不老不死に関する何かがあると。
「見た目に騙されるな! 乗ってる女を殺れ! そいつが操ってるだけだ!」
「くッ……てめぇも加勢くらいしろってんだ!」
しかし、巨獣に乗る女性の目は男たちの後方をみていた。
「お義母様、やっぱりぎりぎりでした!」
「それでも被害は最小限にできたわ。あなたのおかげよ」
そこにいたのは白銀の髪に王族のような顔立ちをした女性。
燃え盛る炎のような服は一際目立つ獣の刺繍がしてある。
「な、なんでアレがここにいる……」
仲間が次々と倒されるなか咄嗟に男は少年を人質にとる。
「てめぇら動くな! このガキが死んでもしらねぇぞ!!」
男が少年を捕らえるまでほんの数秒、その僅かな時間だけで仲間は全滅していた。
男は知っている。
この人質がなんの意味もなさないことを。
しかし、裏社会ともいえる世界で生きてきた男のプライドだけが、無抵抗にやられることを許さなかった。
「おじさん、それはダメです。痛ぁ~い未来しかありません」
「うるせぇ! なんならこのガキを救ってみろよ!」
捕まればどのみち命はない。
ならばせめて、仲間が情報を持ち帰るまでの時間を稼ぐ。
少年を殺せば少しはこいつらをこの場に留めておくことができる。
それしかない……そう決定づけたときだった。
「傷、大丈夫ですか?」
「ッ!?」
緊迫した状況で村人から現れたのは、黒地に白い模様の入った服を着た青年だった。
「あなた、また道草見てたでしょ」
「や、やだなぁ師匠、俺は言われた通りこいつらの仲間がいないか見張ってて……」
「リッツ様、それならもうアンジェロと私で来る途中に倒してます」
「えっ、まじ?」
「まじです」
男は理解するまで時間がかかっていた。
隠密に長けてるはずの仲間がやられた? 音も気配もなく?
様々な憶測を考えていると青年は鞄から薬を取り出し村人へ飲ませた。
「き、傷が一瞬で治った!?」
「ほかにも怪我してる人がいればいってくださいね~」
――ありえない、どれだけ素晴らしい回復薬でも即座に治癒などするはずがない。
それを目にした男の中で何かがカチリと音を立てて噛み合う。
守護獣を操る女、『紅蓮の風』をまとめる白銀の女神(鬼神)、そして……。
古の民と呼ばれた不老不死を知る一族の子孫。
この青年が帝国に伝わる不死の霊薬、エリクサーを知っているなら、超級の回復薬を作れてもおかしくはないだろう。
こいつこそが鍵だったのだ。
「よく頑張ったな。ほら、お父さんは無事だぞ」
「……はっ?」
手元にいたはずの少年が父親の下に走る。
いくら考え事をしてたからといって手を離すほど馬鹿じゃない。
男は状況を理解できなかったが、目の前で背を向けている青年の隙を逃がさなかった。
(もはや誰でもいい、一人くらい道連れにしてやる!)
「アンジェロ、お手」
青年が意味深な言葉を口走ると男の意識はそこで途絶えた。
「なんとお礼を申し上げたらよいか、本当にありがとうございました」
「こいつらは紅蓮の風に頼まれたって言えば大丈夫よ。この国の王様にも話はつけてあるから、何かあれば頼るといいわ」
そう言い残すとリッツたちはそのまま村の出口へと向かう。
「ちょっと待ってーーー!」
さきほどの少年が慌てて走ってくる。
「はぁ、はぁ、はぁ……さっきは助けてくれてありがとう。これ、俺の宝物なんだ。兄ちゃんにやるよ!」
少年が手に持っているのは世界樹の葉だった。
「それは……見つけた人に幸せを運んでくれる草だ。大事に持ってなよ」
「でも俺、これくらいしか……」
リッツは俯く少年の頭を撫でた。
「俺もいつか自分で見つけてみたいんだ。だから、応援してくれると嬉しいな」
「……わかった。俺、兄ちゃんを応援するよ!」
「おう、頼むぞ!」
立ち上がるとリッツは歩き出した。
「……いいなぁ。ほしかったなぁ……天然もの……」
「リッツ様よく我慢できましたね! えらいえらいっ!」
「ニエ、馬鹿にしてない?」
三人と一匹はのんびり歩き続ける。
「ところで師匠、あっちは大丈夫でしょうか」
「よっぽどのことがなければ大丈夫よ。ま、よっぽどのことがあってもなんとかするでしょ」
「それもそうですね」
「もう! 二人共、せっかくの家族旅行なんですからお仕事の話は無しです!」
「ふふっ、そうだったわね」
「あそこにあるのは朧草……モドキか。あっちにあるのはモドキ……とみせかけ本物! 二つが混同してるなんて珍しいな。もしかするとレアな草が生えてたりするかも」
「あ、ちょっとリッツ様聞いてますー!?」
脇道にそれるリッツをニエが追いかける。
「……まったく、あの子はいつまで経っても落ち着きがないわね」
「わふぅ」
ミレイユとアンジェロは目を合わせるとのんびり二人のあとをついていった。
~~~読者様へ~~~
ここまでお読みいただきありがとうございました。
しばらく期間があいてしまいましたが、
完結できたのも皆様のおかげです。
本当にありがとうございました!
次回作もまたお読み頂ければ幸いです。
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