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 「ほら、お前の好きなチンポだぞ。ちゃんとしゃぶって綺麗にしろ」
「あひぃいいいっ! だめぇえっ、そんな奥まで……んぶっ!? じゅるるぅう~ッ!」
喉の奥にまで挿入された肉棒が口腔粘膜を犯し尽くす。同時に尻穴も激しくピストンされ、腸壁を押し拡げられる感覚にマゾヒスティックな快感を覚えてしまう。
「おごぉおおおっ! ふぁ、すごい……いぎぃいっ、こんなの初めてなのに……あへぇえっ!!んぢゅるっ、れるれろぉお~!」
いつしか夢中になって舌を使い、男のモノを舐め回すイケメンメイド。その瞳にはハートマークすら浮かんでいた。
(ああ……素敵です!!)
男たちの手で陵辱されるイケメンの姿を眺めながら、メイは股間を濡らす愛液の量を増やしていた―――。
***
「さて、それじゃあそろそろ本題に入ろうかな?」
たっぷりと時間をかけてイケメンたちの身体を楽しんだ後、男はようやく口を開いた。
「まず最初に君たちには、僕のペットになってもらおうと思っているんだよね」
「ペ……ペット?」
唐突すぎる言葉に、思わず聞き返す。すると彼は満面の笑みを浮かべたまま、「そうだよ」と答えた。
「もちろんただのペットじゃないよ? 僕専用のオナホールとして一生可愛がってあげるからね」
「……ッ!!」
男が何を言っているのか理解できず絶句する。しかしそんなことはお構いなしといった様子で、男はさらに続けた。
「だからまずは手始めに、この屋敷にいる全員の前で公開セックスショーでもやってもらおうかな」
「こ、公開セック……!?」
あまりの言葉に目を見開く。だが男たちは当然のことのように平然としていた。
「大丈夫だよ。ちゃんとカメラで撮影してあげるから、恥ずかしがることなんてないさ」
そう言って笑いかける男の顔を見て、背筋が凍り付くような恐怖を覚える。
目の前の男は完全に狂っていた。自分が快楽を得るためなら何でもやるつもりなのだ。
「どうだい? 引き受けてくれるかい?」
「…………」
無言のまま視線を落とす。答えなど決まっているはずなのに、どうしても声を出すことができなかった。
「あれれー? おかしいなあ、まだ状況がよく分かってないみたいだね。仕方がないからもう一回だけ説明してあげようか」
沈黙を続ける俺に対し、男はわざとらしく首を傾げる。そして芝居じみた口調でこう言った。
「君はこれから皆の前でレイプされるんだよ。それを動画に収めたあと、ネット上にアップするつもりなんだ。もちろん顔出しでね♪」
「ッ!!!」
楽しげに笑う男の声を聞いて、心臓が大きく跳ね上がる。それと同時に激しい絶望感に襲われた。
(ああ……もうダメだ)
これ以上逆らうことはできない。もはや自分の運命を受け入れるしかなかった。
「わ……分かりました……」
震える声で返事をする。すると男は満足げに微笑むと、今度は他の三人に向かって語りかけた。
「さて、これで話はまとまったわけだけど……君たちはどうする?」
突然話を振られ戸惑う3人だったが、すぐに覚悟を決めたように顔を上げる。
「私も……協力します」
「ぼ、ボクも同じです!」
「わ、わたくしも……お願いいたします」
3人ともすでに諦めているようで、どこか吹っ切れた表情をしていた。おそらく男たちに逆らうことは無理だと悟ったのだろう。
「よし、それじゃあ決まりだね! 今から撮影を始めるけど……その前にちょっとした余興をしてもいいかな?」
「余興ですか?」
不思議そうな顔をする3人に向けて、男はニヤリと笑ってみせる。
「実は今日のために用意したものがあるんだ。せっかくだし使ってみようと思ってね」
そう言うと男は部屋の隅に置かれていたトランクケースを開ける。その中には大量のアダルトグッズが入っていた。
「これは僕が開発した新製品でね。これを使えばきっと面白いことになると思うんだよね~」
まるで新しい玩具を見つけた子供のような笑顔を浮かべる男。一方、他の4人は不安そうな顔でその様子を見守っていた。「さて、それじゃあいくよ~!」
楽し気な掛け声と共に、男がスイッチを入れる。次の瞬間、大きな音を立ててバイブが激しく振動を始めた。
「ひゃあんッ!?」
いきなり襲ってきた強烈な刺激に、思わず悲鳴を上げてしまう。同時に股間からは愛液が大量に溢れ出した。
「おや、どうしたのかな? まさかとは思うけど、こんなことで感じちゃってるんじゃないだろうね?」
「ち、違います! こんなもの……全然気持ちよくなんかありません!!」
必死に否定するが、身体の奥底では確かに快感を感じてしまっていた。
(ああ……なんという屈辱!!)
これまで何人もの男を調教してきた自分が、よりによって男の手でイカされてしまう。
プライドの高いメイにとって、それは耐え難い苦痛だった。
「おや、本当にそうなのかねぇ? さっきからずっとアヌスがヒクヒク動いてるんだけど?」
「そ、そんなこと……ありまへん!」
男の指摘に頬を赤らめながら言い返す。しかし身体の反応までは誤魔化せなかった。
「ふふふ……強情な男だな。それじゃあ、もっと激しくしてやるよ」
男はさらにローターを取り出すと、それをアナルに押し当てた。
「ふぁああああっ!! そこぉおおっ!!だめぇえええ~ッ!!」
敏感な箇所への激しい責めに、全身が痙攣する。それでも何とか堪えようとするが、我慢すればするほど快楽は増していくばかりだった。
「あへぇええ~っ!! イぐぅうう~~~~~ッ!!!」
ガクンっと大きく腰を突き上げ絶頂を迎える。その衝撃で潮を吹き出し、床に大きな水溜りを作った。
「おほっ、凄い締め付けだね。そんなにケツ穴が気に入ったのかい?」
「はぁ……はぁ……そんな……はず……あらへん……」
息も絶え絶えになりながらも、懸命に反論する。しかしそんな態度とは裏腹に、肛門はきゅんきゅんとうねっていた。「ふうん……まだ認めないつもりか。それなら仕方がないな」
男はそう呟くと、今度はバイブを手に取りゆっくりと挿入し始めた。
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